Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

秋という季節が、鉄の茨の向こう側に閉じ込められた!?

2022年12月03日 19時49分43秒 | みんなの花図鑑

📷2022年12月3日
狭山の紅葉も、まんざら捨てたもんじゃないでしょ。
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📷2022年12月3日
M学院大学の杜の辺りにて。
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 鮮やかに染め抜かれた錦繍が、そこに待っていた。狭山でのブラ散歩も、まんざら捨てたもんじゃないと思った瞬間だ。

 先日、近隣の日高市からときがわ町の辺りをドライブした。そう、日高やときがわの北西には、300~500メートル級の山々が連なっている。遠望した山々は紅や黄の衣装を纏い、十分に目を楽しませてくれた。でも、その地の紅葉物語も、もう終盤に差し掛かっていたようなのだが・・・。
 どうやら、市街地の紅葉は遅れてやってくるようだ。黄から紅へのグラデーションの秀麗さ、そして、まだ青さを留めた葉とのコンビネーションも面白い。


📷2022年12月3日
鉄条網の向こう側に真っ赤に熟したカラスウリの実が見えた。
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 道路を挟んでM学院大学の杜がある。いまどき、鉄条網でくくられたフェンスが目に痛い。
 その鉄の茨に閉ざされて、真っ赤に燃える楕円球形の液果がぶら下がっていた。

📷2022年12月3日
ちょっと近寄ってみよう。
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📷2022年12月3日
金網の向こう側には、かなり大きな、色よい実がぶら下がっていた。
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 散歩の回数が減ったとは言え、今秋も各所で真っ赤に熟した実を、それこそ何度も撮ってきた。なかには、もう実が萎れ、いまにも朽ちて落ちそうなものまであった。もう、一月、二月前のことである。
 それにしても、ここにぶら下がっているカラスウリの液果は、朽ちた葉をその身に纏いながら、実だけはなんと瑞々しいのだろう。もう、12月に入ったというのにである。
 この鉄の茨の中だけは、まだ秋が秋として、そのままに残っている不思議な空間だったのである。



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春に向かってゆるやかに胎動する山野草たち

2022年12月03日 19時30分33秒 | みんなの花図鑑

📷2022年11月30日
散歩の途中で目に入った花、ポリゴナム。
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📷2022年11月27日
通りすがりのお宅の花壇。とても淡い色で優しく育っているね。
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 来年のことをつらつら考えながら歩いている。そう、いつもの街なかのブラ散歩の道すがらのことである。
 お前ごときが何を考えることなどあろうか、生きてるだけでめっけもんじゃないのかえなどという声も聞こえないではないが、生きる死ぬなどという大仰なことではなく、来年猫の額では何が咲き、さらにどんな山野草を育てようかということなのである。
 ポリゴナムが目に入ったから、とりあえず撮っておこう。この子は強い子だね。いまでは、コンクリート舗装された道路のひび割れから顔を出し、相当なコロニーさえ作っているのだから。

📷2022年11月30日
ボンボンつながりということで、傍らにはセンニチコウが咲いていた。
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 もう、それほど増やせるわけではない。所詮、猫の額なのだから。
 いや、猫の額であればこそ、苗は大柄であっては困るし、種類だって入念に選別しなければならないというわけだ。
 おや、今度はボンボンつながりということで、センニチコウとの遭遇だ。もうすでに干からびた苞を見せているものさえあるのだが、まだまだ現役ということか。

📷2022年11月30日
また咲いている。思い出したように咲いている。ワイルドストロベリーの花が。
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📷2022年12月2日
こちらもまた咲き出した。ひょっこりと花茎を伸ばし咲き出した。ダイモンジソウが。
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 来年の話など早いって? その通りだと思う。ひょっとして咲いてる花のネタが尽きた? いや、一つや二つは咲いてる花だってあるんだよ。
 小さくて白いワイルドストロベリーの花が、今日も一つほころんでいた。
 すっかり花は終わってものだと思っていたダイモンジソウ、いつの間にかとっても小さな花茎を伸ばし、いくつかのつぼみを育み、ついに、その一つがほころんだ。

📷2022年11月30日
花友のMさんに頂いたカラスバヒメリュウキンカが顔をもたげてきた。所構わずだね。
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📷2022年11月30日
今春、花友のTさんに持たされたシセンウツギを挿し木にした。着床したようである。
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 12月の声を聞き、すでにいくつかの萌芽が見られたり、挿し芽をした苗たちが順調に着床したりするのを目にすることができる。
 胎動ってやつかな。春の胎動。小さな草本が土の中で動き始めている、そんな微かな蠢きが感じられはしないだろうか。
 カラスバリュウキンカの名誉のために記しておくが、鉢物が増えると所構わず小庭を掘り返し植えてしまう庵主がいる。どこに、何を植えたのかすっかり失念してしまい、あっちに植え、こっちを掘り返ししているからこんな惨状が露呈するというわけだ。
 切り花として鑑賞でもしたらと頂いたシセンウツギ、迷わず挿し木である。十数本差したのだが、たった1本だけ命脈を保つことができた。

📷2022年11月30日
坪庭の一角、ウメバチソウの苗や雪割草の葉が見える。
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 今年、花を付けてくれなかったウメバチソウ、それでも新たな生命を残してくれた。来年こそは・・・。
 何度となく挑んできた冬越しなのだが、今年始めて、雪割草の葉が枯れることなく冬を迎えることとなった。そう、下手っぴーなのだよ。まだ、安心はできないが、しっかりとした花を付けてくれたら嬉しいなぁ~。

📷2022年11月30日
アケボノソウがそこここで育っている。この子は勝手に鉢に飛び込んで生きている。
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 昨年、たくさんの種子をばら蒔いたアケボノソウは、当然のことのように今年は花を見せることなく青々とした苗ばかりがあちこちで跋扈していた。
 二年目を迎える2023年、アケボノソウの開花が見られるはずである。しかし、二年草ってやつは、どうしても一年あいだが空いてしまう。このローテーションをなんとか崩さなければならないね。

 この春の胎動は、まだ始まったばかりだ。師走が終わり、年が改まり、新しい一年が幕を開ける。留まるところを知らない山野草たちの胎動に、これからもひたむきに耳を澄ませていこう。



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