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Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

初夏を待ち、夏を焦がれる花たちのいま

2022年05月13日 10時21分30秒 | みんなの花図鑑

  📷2022年5月11日:イカリソウの黄花だと言う。
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
 野菜が心もとない。近くの農産物直売所で調達することにした。JAが運営母体となっている直売所だから、狭山近郊の新鮮野菜が割安で手に入る。
 ついでに食事をしていこうと、家人はかき揚げそば、僕はかき揚げうどんを買って戸外のイートインスペースでかき込んだ。
 家人はゆっくり食べている。がさつな僕は文字通り、一気にかき込んでその辺を散歩しようと席を立つ。
 何気なく花卉類が陳列されている棚を覗いたのだが、値札シールの余白に「イカリソウ 黄花」と記されたポットを発見。
 イカリソウはメギ科イカリソウ属の多年草、花期は4~5月とされている。開花とともに葉が展開するとあるから、もう花は終わってしまっているはずなのだが。
 なぜ、花期が終わった花など売っているのだろうと不思議に思いながらも、値札シールの400円に負けて、連れてきてしまった。
 本当にイカリソウかい? 葉は3つに枝分かれした先に3枚ずつ展開しているので、三枝九葉草(サンシクヨウソウ)というイカリソウの別名である特徴を体現している。
 まぁ、花が終わっていても、来年の楽しみとして気長に待つこととしよう。

   📷2022年5月11日:麩じゃないよ。ヤマアジサイの藍姫だ。この時期の、この真花(両性花)のつぼみが好きなんだよ。

 ヤマアジサイ 藍姫である。このつぼみを見るといつも思う。なんて愛らしい手毬麩なんだと。
 手毬麩には、生麩と焼麩があるようだ。読んで字の如し、球状にした麩を手毬のように彩色した細工麩の一つなどと説明されている。
 あじさいも、サクラと同様、いくつか定められている生物季節観測の一つとして気象庁から開花日が発表される。
 さて、その開花の目安とされるのが、この手鞠のような真花(両性花)なのだ。標本木で、この真の花が2~3輪咲いた状態となった最初の日が開花日となるという。
 へぇ~、あじさいにも標本木があるんだね! ちなみに、東京では、北の丸公園にあるアジサイが標本木なんだとか。

   2022年5月11日:キレンゲショウマのつぼみが、やっとそれと分かるようになってきた。まだまだ先は長い。

 5月6日にご紹介した宮尾登美子氏の『天涯の花』を読了した。
 霊峰・剣山にキレンゲショウマの群生地が存在する。それ以外は、宮尾氏の創作のようだ。モデルが多いとされる氏の小説の中では珍しい作品と言える。
 ただなぁ~、ラストシーンはちょっと気になるよなぁ~。このフィナーレは、僕的にはちょっと納得行かないな(詳述はしないよ。個人的感想だから)。

   📷2022年5月12日:ツクシカラマツのつぼみ。小さなつぼみだけど、旬ともなるとなかなかの眺めとなるんだよ。

 地植えにして久しい。もっと多く出るのではと思っていたが、3~4箇所ほどにしかならなかった。
 カラマツソウの仲間は花糸が命だ。小さな花だけど、花茎が数本立つとなかなか見応えもあるんだよ。

   📷2022年5月11日:アネモネ・カナデンシス、この子もこれからの花。

 アネモネ・カナデンシスという。いろいろいわくつきの花なのだが、さんざ書いたのでここではどんないわくが付いていたのかは述べない 笑
 キンポウゲ科の仲間、春咲きシュウメイギクとか、初夏咲きアネモネなどと虚実入り乱れて販売されているが、イチリンソウやニリンソウなどのスプリング・エフェメラルよりだいぶ遅く咲き、けっこうだらだらと咲いたまま夏を迎え、切れ込みの深い葉も枯らすことなく冬を迎えることさえある。
 いや、僕的には気を許してはいけない花の一つかな。そう、地下茎でどんどん増えていく。思いもよらぬところに顔を出すので神出鬼没の怪人二十面相並なんだ。

   📷2022年5月12日:変化朝顔の芽出し。そろそろこの植え込みの準備をしなければ・・・。

 ここ数年、夏といえば変化朝顔なのである。
 ご覧の通り、今年は小規模にやろうと思っている。そう、播種したのはたったこれだけ。
 孔雀や南天、牡丹咲きや吹雪っぽいやつに絞ってみた。いやぁ~、その実、猫の額ゆえ、植えるところがなかったからというお粗末なオチがついているのだが・・・。

コメント (4)
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