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甲府駅から、実家の山へ行くには細い道を歩かなくてはならない。雪掻きをしてくださったお陰で、一度も転ばなかったが、足元はアイスバーン、頭上は落雪注意だ。しかも、つららまで垂れ下がっている。
電線に雪がもたれ掛かり、切れないか不安になる。わたしは山登りで雪山の経験があるから、靴もズボンも対応できているが、普通の長靴では、転倒に十分気を付ける必要がある。
そんななか、帰路の途中に、友達の家を経由した。ちょうどお母様が玄関にいて、お話を伺う。植木がグニャリとお辞儀をする形で、雪に埋もれていた。かわいそうな姿だ。その上には、いまにも落ちてきそうな雪の塊。
しかし、その横には梅が蕾を開こうと頑張っていた。大きな難だが、チャンスにしていく、教訓とし前向きに今回の雪害を捉えようと思った。
実家は、親父が一人で、雪掻きをしていたとわかった。寒さの中、大変であったろう。忍耐の二文字字が頭に浮かんだ。
まだ、雪掻きをしていない所を探して、道が繋がった。眼前には、いつも通りに、富士が聳えている。