鏡味仙三の丸一日

KAGAMI SENZA OFFICIAL BLOG

大成功!

2011-06-26 22:49:04 | 大震災支援
山梨県甲府市のホテル談露館に於いて、「東日本大震災チャリティー演芸会」(落語・太神楽・日本食)を行いました。

約100名様にご来場いただき、被災地の現状やボランティア公演の報告をし、日本酒を呑みながら演芸をご覧いただき、被災地に向けてエールを送りました。

入場料収益の一部60,000円と募金24,114円を合わせまして【84,114円】を、「(仮称)福島県浜通り伝統文化義援金」として、「やまなしの伝統文化を守る会」より、8月21日(日)開催予定の國學院大學院友会(=同窓会)福島県浜通り支部総会の席上、浜通りの文化を守る活動をされている大國魂神社宮司(元高校校長・いわき地域学會相談役)の山名隆弘さんにお渡しする予定です。

使途やお渡しする模様は、八月に改めてご報告いたします。

みなさま、ご来場ほんとうにありがとうございました。当会代表で、主催者の「甲州居酒屋 さけくら」店主である上村宗平様をはじめ、スタッフのみなさま、お手伝いいただき感謝申し上げます。

※写真は、いわきにボランティア公演に行き、太神楽を鑑賞してくれた、いわき市の大浦小学校の児童が書いてくださった感想文です。





初の親子会

2011-06-24 18:54:02 | 仕事
地元足立区にある「シアター1010」での『正蔵・たけ平 親子会』へ出演しました。客席は満員で、足立区生まれの、たけ平さんのファンも沢山いらっしゃり、盛会となりました。

開演前に主催者より、古代のネイティブ・アメリカンが壁画に描いた「道化役の精霊の図像」を基にデザインされたという、劇場のマーク入りのストラップを、主催者から頂きました。

初の親子会に、傘の上のパンダも喜んでいました!


芸術文化でつなぐ絆

2011-06-23 21:27:42 | 大震災支援
国立演芸場(独立行政法人 日本芸術文化振興会)でボランティア公演があり、旧赤坂プリンスホテルなどに避難されている方に、演芸をご覧いただきました。

この「被災者応援寄席」は、落語協会や落語芸術協会所属の被災地出身の会員や、各協会会長らが出演しました。お客様は、福島県の浜通りの方が、多かったようでした。

文化は日本の歴史そのものです。耐え忍び、幾多の困難を日本人は乗り越えて、歌舞伎や能、演芸などを継承してきました。自分のやっている芸能を守り発展させることを、いま自分はしなくてはいけないと感じました。




踊りのお稽古

2011-06-20 17:04:57 | 仕事
いわきの旅では、「奴さん」を老人ホームで踊り、皆さんに手拍子をしていただき、楽しい舞台をつくることができました。舞い清め地震が鎮まるよう、祈りながら踊りました。

私にとって踊りは、笛や太鼓の鳴物と同じぐらい苦手の分野ですが、獅子舞や高座の振る舞いに生かせると思い、国立劇場研修終了後も、研修でご指導いただいた、花柳錦吾先生(東京新聞掲載)のお稽古場に通わせていただいています。

この度、東京新聞制定の「日本舞踊奨励賞」を受賞され、一門の皆様が集まり、祝う会が行われました。

長年、花柳寿楽一門を支えて来られ、後進育成をされてきました。国立劇場では、歌舞伎研修の創草期から指導をされ、日本の伝統芸能を、支えていらっしゃいます。

日本の芸能の素要には、日本舞踊は欠かせません。高座の所作を美しく見せるために、これからもお稽古に通いたいと思います。





「甲府いワイン」出陣!

2011-06-16 22:49:56 | やまなし
今年8月7日(日)開催の円朝まつりでは、夫婦で「甲州ワイン」を販売予定です。

故郷やまなしの、「中央葡萄酒株式会社」様の担当者様に、ノウハウを教えて頂きました。

なんと、ロンドンで開催されるDWWA2011という、国際ワインコンクールにて、「グレイス茅ヶ岳(かやがたけ)白2010」が銀賞を受賞しています。

夏暑いときは、白ワイン(甲州種)が比較的よく消費されることなど、知らないことばかりでした。

神楽坂の居酒屋「甲州屋」さんで、やまなしのワインをお召し上がり頂けます!みなさま、ぜひどうぞ~



岩手は最大津波40メートル超え

2011-06-13 09:03:39 | 大震災支援
岩手県山田町で行われた、落語協会によるボランティア公演へ、参加しました。(6月12日/主催:公益財団法人 結核予防会)

盛岡から山田線に乗換えて2時間。宮古駅に到着しました。駅前は、被害がなさそうでしたが、暫く車で走ると景色が一変し、家屋が倒壊し、家の基礎しかない海岸沿いの集落があったり、防波堤の鉄で出来た門が飴の様に曲がり破壊されているのには、驚きました。

未だに、道路の信号が点灯していないところもいくつかあるという現状です。船が何隻も、陸に上がり民家に突っ込んでいる所もあり、瓦礫撤去は当初に比べると進んでいるらしいのですが、車や船などは、処分に苦労しているようでした。

車で30分程走ると、山田町に入り、まずは浜川目地区の民家にて、演芸を披露いたしました。私の太神楽の曲芸をまず披露し、落語家の三遊亭吉窓師匠の噺を聴いて頂きました。近隣の方が、30人位集まり楽しそうに観てくれました。

続いて大沢小学校へ。校庭には、仮設住宅があり、子供からお年寄りまで、みなさんに体育館にお集まり頂きました。大変に喜んで頂きました。

3箇所目は、大沢ふるさとセンター。一番多いときで200人が避難生活を送っていたと伺いました。現在もまだ、沢山の方が生活を送っています。食事は、当番を決めて交代で作り、同じ地区の仲間で、団結して取り組み、コミュニティーを大事にし、全員同じ場所で、新しく暮らせるよう、お願いをしているということでした。

三ヶ月も経っているのに、まだまだ、避難生活の状況を見ますと、厳しいものがあるのでは…、と感じました。経済大国で技術も知識も持っている日本です。国民全員の知恵を結集し、対応することが大切ではないかと思いました。

ひとときでも、演芸を観ていただくことにより、リラックスしてもらい、明日への活力となってもらえたら、嬉しいと思います。

来月から、都内の寄席で再び、復興支援寄席が始まります。継続した応援を被災地にしていきましょう!ご来場を心よりお待ちしております!!






東日本大震災復興祈願祭

2011-06-09 17:26:26 | 大震災支援
福島県いわき市にある金刀比羅(ことひら)神社にて湯立神事※が行われます。

先日、伺った幼稚園の園長先生が宮司をしています。仙花が太神楽を奉納いたします!!どなたでもお誘い合わせの上、多くの皆様方、ご参列くださいませ~   

平成23年6月10日(金) 午前11時~
金刀比羅神社境内(いわき市常磐関船町諏訪下六番地の三) 

写真は、宮司から頂戴したいわきの地酒「太平櫻」旨かったです!みなさんも、太平櫻酒造を応援よろしくお願い致します。

※「湯立神事(くがだちしんじ)【境内の大釜にお湯を沸かし、神職が笹の葉を使いお祓いする神事】」





2011-06-06 21:09:28 | 大震災支援
最終日は、寝床のすぐ近くにある湯本第一小学校から。紅鳳会の皆様が、今日も生演奏をしてくれます!

校長先生が出迎えてくださいました。地震発生時は、揺れが数分間収まらず、児童を安全な校庭の真ん中に誘導するのに、困難を極めたと伺いました。揺れの合間をみて、全員無事に避難させたそうです。先生方の判断力と行動力が、子供たちの生死を分けると言っても過言ではありません。日頃の訓練などの備えを、しっかりしようと思いました。

つづいて、明徳館幼稚園へ。國學院大學の先輩が園長先生をしています。三階建ての立派な園舎で、とっても元気な園児でした。なかなか、今現在は近くの山を散歩したりできないようですが、先生や保護者に守られながら、健康第一に生活を送ってほしいと思います。

四泊五日の、いわきの旅もアッという間に終わりました。地元の方は、住んでいる場所や職業、大人か子供かなどにより、暮らしの形態や被害の状況も違うため、これから先の復興について、様々な考えがあることを知りました。

責任ある【お偉方】は、『迅速に情報提供を!』と私は要望いたします。福島県いわき市は、「地震・津波・原発」という三つの災害を一度に受けましたが、《原発》については、未だ風評被害も含め、苦しみ悩まれている方がいて、進行中であることを体感しました。

四倉の紅鳳会の皆様には、公演の合間に、地元のお囃子を教えて頂いたり、いわき市の國學院大學院友会の先輩方とは、校歌を一緒に歌ったりし、交流もさせていただきました。大変お世話になりました。ありがとうございました。

前向きに生きていらっしゃる皆様にお会いし、仙三・仙花は、勇気を頂きました。自分の芸を磨き、またお会いしたいと二人は決意しました。福島県の、浜通りの、いわき市の皆さんと共に歩んで参ります!


~僕らには、いわきの空に、明るく大きな虹が見えました~




「見えないもの」

2011-06-05 19:07:55 | 大震災支援
地震発生直後、いわきの地震・津波の被害は、原発事故の影響もあり、マスコミもあまり報道していなかったようです。現場に立つと甚大な被害の姿を目にしました。

四倉港は、船が陸に何隻も打ち上げられ、港湾施設も鉄筋コンクリートの柱が折れて、発泡スチロールの箱や網が散乱していました。

一時的に瓦礫を保管している場所には、車が山積みで、木造家屋の残骸も町の至るところにありました。

多くのボランティアの方々が大震災後、片付けを手伝ってくれたようですが、地盤沈下して家が傾いたりしていて、生活に不便なこともまだまたあると、お話を伺いました。

内陸の田んぼを見ると、稲が植えられていました。すくすくと大きく成長しています。秋の収穫するころには、原発事故も収束していることを、強く念願しています。

そして、原発事故の現場で働く東京電力や関連会社の方々、暮らしの復旧に努力されている自衛隊の皆様など、命がけで真剣に被災地で任務を全うされているすべてのみなさんを、応援します!







未来へ繋ぐ

2011-06-04 21:30:14 | 大震災支援
二日目のいわき。今日は暑いぐらいの陽気になりました。

11時過ぎから、湯の岳山荘にて、親子30人ぐらいの前で披露しました。昨日に引き続き紅鳳会(こうほうかい)の皆様にお囃子を演奏して頂き、賑やかに桴の組取りをしました。
湯の岳では、おいしいシチューを頂き、幸せに!

午後は、かんぽの宿いわきへ。避難されている楢葉町の皆様などに、桝の回し分けなどをご覧いただぎました。國學院大學院友会(=同窓会)浜通り支部にコーディネートしていただきましたが、紙テープの体験が好評で、終わった後もみんなで、手や顔に立てていました。

大國魂(おおくにたま)神社に伺い、茅葺き伝承会の活動やお祭りの話などを伺いました。脈々と受け継がれる文化を、ぜひ大震災を乗り越えて伝えてほいしと思いました。

お囃子も神輿も祭礼も、なくてはならない故郷の文化です。次代のいわきを担う子供たちに、何としても引き継いで貰えたらと思いました。

お世話になっている大國魂神社も被災しましたが、境内の竹林は、不滅でした。幻想的な風景に感動しました。いわきから、浜通りに元気を届けましょう!!