北京暮らしを始めてみれば その後

3年間の北京暮らしを終え、2006年1月に帰国しました。
その後の日本での生活を綴っていきます。

交差点で名刺をばら撒く人々

2005-10-25 | 北京生活編 中国ならでは
 毎日昼前に通る交差点には、いつも4人の男の子が立っている。片道三車線の広い道路なのだが、その中央分離帯のあたりに4人並んでいるのだ。彼らは一体何をしているかというと、通り過ぎる車に名刺を差し込んでいるのだ。

 その場所はバスで通るだけなので、一体何の名刺かわからない。個人のものか、それともどこかの会社のものか??

 以前私もタクシーに乗っていたとき、あいている窓から急に名刺が放りこまれた。その時も彼らのテクニック(?)にびびったが、その時の場所は交差点近くで車がいつも渋滞するところである。だから、そうそう難しいものでもなさそうだ。

 しかし、今回の4人組はものすごい。青信号の時に普通の速さで走っている車にも名刺を差し込むのだ。差し込むというのは、窓ガラスとボディーの隙間に名刺を入れるということ。時速60キロ程度で走っている車相手なのだから、ものすごく危険である。

 もちろん失敗することも多いらしく、車の通過の勢いで名刺が宙に舞っている。地面には白い紙切れがバラバラ落ちている。そこまでして名刺を配るメリットが果たしてあるのだろうか?

 ちなみに最も気の毒なのは赤信号で彼らのまん前に止まってしまった車である。ここぞとばかり4人が近寄ってきて名刺を車に刺し放題。この宣伝方法、却って逆効果では...?