北京暮らしを始めてみれば その後

3年間の北京暮らしを終え、2006年1月に帰国しました。
その後の日本での生活を綴っていきます。

可愛そうなサル...

2005-10-20 | 北京生活編 食べ物
 今日書く内容は、私にとってはかなり残酷と思える話である。

 学校の授業中、先生が中国の山の珍味について話し出した。
 「中国の珍味は”熊の手”とか”サルの脳(しかも生!)”とか...」 やはりこういう料理を好むのは広東人らしい。(動物保護の観点から最近では食べないと聞いたが、まだこういう食習慣は続いているのか??) それぞれの国の食文化があるのだから外国人である私が文句をつけるつもりはないが、とあるレストランのやり方はかなり残酷だと思った。

 先生の友達が広東に出張へ行った時のこと。接待で連れて行かれたのがそのレストラン。もちろん名物はサルである。なんと檻の中に数匹のサルが入れられていてその中から1匹を選んでくれというのである。彼が選ぼうとすると何とサルたちは...。

 自分達の中で一番弱そうなサルを皆でグルになって差し出そうとしたのである。

 サルって賢いだけにやることが残酷...。特に強そうなサルは先頭きって弱いサルを人間の方へ方へと押し出していたらしい。で、結局先生の友人が選んだのは。

 一番強かったサル。

 それにしても...。私にとっては書いているだけで気分が悪くなるような残酷な話である。(だったら書かなかったらいいんやけど、あまりに衝撃的だったので...) そんなにしてまでサルを食べたいのか???