最近ナンプレ(数独)にハマっている。
ナンプレとは、
9×9マスのなかにいくつか数字が書かれたパズルで「数独《すうどく》(※1)」とも言う。
マスのタテヨコのラインとブロック分けされた9マスのなかに1~9までの数字が入り、ラインやブロックの中では同じ数字を使ってはいけない。
以上のルールを使ってマス目をすべて埋めていく数字パズルのことだ。
(※2)
雑誌の後ろとかにこんなパズルを見たことがあるかもしれない。
これがナンプレである。
電車待ちの時間ツブシとかに最適のパズルなんだけれど、いかんせんちょっと単調なんだよな。
最初は適度に難しくて頭の体操になるのだけれど、数字の選択のしかたに慣れてくるとあっという間に解けてしまうんだから。かといってハードな問題に挑戦すると、今度は最初のとっかかりすらわからないという事態に陥って、いつまで経ってもパズルが進まなくてイライラする。
あくまで僕の主観なのだけれど、このパズルって慣れるほど簡単か難しいかの両極端になってしまうんじゃないだろうか。
でだ。
少しだけルールの違うナンプレに挑戦してみた。
『連番禁止ナンプレ
』
なにが「連番禁止」なのか。
それは「隣り合ったマス目は連番になってはいけない」というものだ。
たとえば先の画像だと

左上のブロックにある5と6,9と8は連番なのでダメ。ということになる。
たったこれだけのルールの追加なのだけれど、
これでまったく違った展開になるから不思議。
いままでどおりの頭で普通にナンプレをしていたら「あれ? 詰まり?」と思うことが何度もあったり、2マスだけ空いている状況で「隣の数字がこれだから連番は入らない。だから……」と重要なヒントになることも多々あった。
後半、
「そっか。足かせが一個増えたのなら、その足かせを利用して謎を解きゃーいいんじゃねぇか」という感じの、なんか切れ者の名探偵みたいな気持ちになれた不思議なナンプレ。
一般のナンプレとは、少し頭の使う場所が違うようだ。
普通のナンプレに飽きたら一度チャレンジしてみよう。
→『連番禁止ナンプレ
』マグナム・ハート・パブリック・ブレイン
※1 文中の「数独」は株式会社ニコリの登録商標です。
説明を平易にするために使わせていただけで他意はありません。
※2 ナンプレの例題画像はWikipediaより
いつもなら以下は目次を引用しているのだけれど、今回はさすがにいらないだろうから割愛する。
そのかわり。
今回書評を書くにあたり、ちょっと小耳に挟んだナンプレ無駄話を二つ。
1.「数独」の意味。
ナンプレのもうひとつの言い方である「数独」とは、
株式会社ニコリが発行するパズル雑誌『パズル通信ニコリ
』なかで、アメリカのパズルを『数字は独身に限る』というタイトルで日本に紹介したことに始まる。
『数字は独身に限る』略して『数独』となった。
以後、数独はイギリスの新聞社でも紹介され大ブームとなり、いまでは英語の辞書にも「sudoku」として載っている。
ちなみに「ナンプレ」は「ナンバープレイス」の略称である。
2.パズル作家がいる。
ナンプレの問題集を見るとわかるのだけれど、日本国内のナンプレは初期配置の数字がなにかしらの絵柄になっているものが多い。げんに本書『連番禁止ナンプレ
』の表紙はハートマークだし、表紙をめくった一番初めにある問題もハートマークから始まっている。
それはなぜか。
パズル作家がいるからだ。
だからいろんな絵柄やモチーフにしたパズルが作れるし、今回紹介した『連番禁止ナンプレ』みたいな新しい要素を足したりできるわけだ。
ちなみに本書の著者名にあるマグナム・ハート氏もパズル作家である。
ブログもあるので興味のある方は覗いてみるといい。
→浮世忘れ
→【本がもらえる】レビュープラス
●こんな本も
→『羽生の一手詰』監修・羽生善治・マガジン・マガジン
ナンプレとは、
9×9マスのなかにいくつか数字が書かれたパズルで「数独《すうどく》(※1)」とも言う。
マスのタテヨコのラインとブロック分けされた9マスのなかに1~9までの数字が入り、ラインやブロックの中では同じ数字を使ってはいけない。
以上のルールを使ってマス目をすべて埋めていく数字パズルのことだ。

雑誌の後ろとかにこんなパズルを見たことがあるかもしれない。
これがナンプレである。
電車待ちの時間ツブシとかに最適のパズルなんだけれど、いかんせんちょっと単調なんだよな。
最初は適度に難しくて頭の体操になるのだけれど、数字の選択のしかたに慣れてくるとあっという間に解けてしまうんだから。かといってハードな問題に挑戦すると、今度は最初のとっかかりすらわからないという事態に陥って、いつまで経ってもパズルが進まなくてイライラする。
あくまで僕の主観なのだけれど、このパズルって慣れるほど簡単か難しいかの両極端になってしまうんじゃないだろうか。
でだ。
少しだけルールの違うナンプレに挑戦してみた。
![]() | 連番禁止ナンプレ価格:¥ 693(税込)発売日:2011-10-10 |
『連番禁止ナンプレ
なにが「連番禁止」なのか。
それは「隣り合ったマス目は連番になってはいけない」というものだ。
たとえば先の画像だと

左上のブロックにある5と6,9と8は連番なのでダメ。ということになる。
たったこれだけのルールの追加なのだけれど、
これでまったく違った展開になるから不思議。
いままでどおりの頭で普通にナンプレをしていたら「あれ? 詰まり?」と思うことが何度もあったり、2マスだけ空いている状況で「隣の数字がこれだから連番は入らない。だから……」と重要なヒントになることも多々あった。
後半、
「そっか。足かせが一個増えたのなら、その足かせを利用して謎を解きゃーいいんじゃねぇか」という感じの、なんか切れ者の名探偵みたいな気持ちになれた不思議なナンプレ。
一般のナンプレとは、少し頭の使う場所が違うようだ。
普通のナンプレに飽きたら一度チャレンジしてみよう。
→『連番禁止ナンプレ
※1 文中の「数独」は株式会社ニコリの登録商標です。
説明を平易にするために使わせていただけで他意はありません。
※2 ナンプレの例題画像はWikipediaより
いつもなら以下は目次を引用しているのだけれど、今回はさすがにいらないだろうから割愛する。
そのかわり。
今回書評を書くにあたり、ちょっと小耳に挟んだナンプレ無駄話を二つ。
1.「数独」の意味。
ナンプレのもうひとつの言い方である「数独」とは、
株式会社ニコリが発行するパズル雑誌『パズル通信ニコリ
『数字は独身に限る』略して『数独』となった。
以後、数独はイギリスの新聞社でも紹介され大ブームとなり、いまでは英語の辞書にも「sudoku」として載っている。
ちなみに「ナンプレ」は「ナンバープレイス」の略称である。
2.パズル作家がいる。
ナンプレの問題集を見るとわかるのだけれど、日本国内のナンプレは初期配置の数字がなにかしらの絵柄になっているものが多い。げんに本書『連番禁止ナンプレ
それはなぜか。
パズル作家がいるからだ。
だからいろんな絵柄やモチーフにしたパズルが作れるし、今回紹介した『連番禁止ナンプレ』みたいな新しい要素を足したりできるわけだ。
ちなみに本書の著者名にあるマグナム・ハート氏もパズル作家である。
ブログもあるので興味のある方は覗いてみるといい。
→浮世忘れ
![]() | 連番禁止ナンプレ価格:¥ 693(税込)発売日:2011-10-10 |
→【本がもらえる】レビュープラス
●こんな本も
→『羽生の一手詰』監修・羽生善治・マガジン・マガジン
飽きるのも早いけど。
たまにやるのがベストですね。
それにしてもいろんなジャンルの書評(ナンプレまで)カバーしてるのはさすがです。