G20のFSB(金融安定化委員会)が遺言状作成を要求した30行には、今後の金融危機で潰れる可能性があるのは、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、野村証券が30行の中に入っている。新興市場諸国の機関投資家の中には、先進国の同業者よりずさんな投資をしているところが多いが、新興諸国の金融機関は今回の危険リストに入っていない。かってゴッホのひまわりの絵を買ったり、ニューヨークのビルを買い占めるほど日本の力はあった。イギリスも繁栄から衰退したように、経済や国家は繁栄と衰退を繰り返すことを歴史が語っている。