kabuka7

思い出

男と女の関係

2011年12月21日 | Weblog
18年前の乳がんが再発して、2ヶ月で死んでしまうとは、誰も思わない。いまだに彼女が何を考え、何をしたかったかは解らないし、死ぬ間際に愛していると言ったけれども、15年前にケンカのもとの、彼に電話していたNTTの電話記録をみつけた。男女の心の中は藪の中、ただお金を残してくれたことだけは事実だ。
100万円の定期預金があって、それを相続するために、戸籍を渋谷区役所から彼女の生まれ届けた武蔵野市役所、最初の結婚の国立市役所にたどり着き、今日は大分県と静岡県に戸籍を取寄せを要求した。一昨日戸籍に掲載してあった23歳ごろ新婚生活していた住所を訪ねたら、まだマンションが存在し、周りは自然があり、彼女の好みの環境で、人生で一番幸福の時期だったのを感じた。戸籍から彼女の両親は1年もたたずに協議離婚している。それゆえにか彼女が僕にたいする接し方は、子供が父親に対する愛情の示し方で、僕自身も父親を小学1年になくし、父親というものが理解できず、そのような二人が一緒の生活をするじたい無理の話で、いつも対立や喧嘩がたえなかった。

今日本で起きていること

2011年12月07日 | Weblog
パソコンを使いこなしている人なら、台湾のパソコンメーカーのエイサーという名はご存知だろう。日本エイサー株式会社は、モバイルPCの夏モデルとして、ネットブック「Aspire one」シリーズ3モデルを6月22日、「Aspire Timeline X」シリーズ1モデルを6月10日より発売した。価格はすべてオープンプライス。その一つ「AOD257」は、Office Personal 2010の2年間ライセンス版を搭載しながら、店頭予想価格4万円前後を実現し、コストパフォーマンスを追求したネットブック。8時間駆動のバッテリも特徴としている。 それが秋葉原で新品で24800円で売っており、期待せずに買ってみればなかなか使いがってがよい。これでは日本の製品が世界で売れないのも理解できる。良い物安く世界に供給しなければ、世界に取り残されてしまう。8月に生活保護を受けた人数は前月に比べ9376人増の205万9871人となり、前月に続き過去最多を更新している。今現実に起きていることに、目を向けないと大変なことになる。

住宅ローン地獄

2011年06月18日 | Weblog
私が暮らす住友不動産開発したニュータウンの大規模団地でも、これまでにどれくらい多くの世帯がひっそりと引っ越していったことか。
むろん、住宅ローン破たんである。
若い世代を中心としたプチ富裕層が希望に燃えて大量に移り住んできた。
とくに好況期に勢いで買った人は家計が火の車。
2割程度の頭金で、戸建てでもマンションでも新築を買ってはいけない。
無謀で5割近くは入れないと、どうしてもというなら、2割で買っていいのは中古である。
新築は一歩足を踏み入れた途端に中古となり、資産価値がドカンと落ちる。
確かに新築特有の胸のときめきは得られるが、それと引き換えに背負うリスクが余りに大きい。まして、この先は人口減少が急激に進む。首都圏でさえ買い手のつかない中古物件だらけ。デフレは物価下落⇒収益圧迫⇒所得減少を招くとされる。
所得は減っても物価が下がるので、暮らしはそれほど深刻な事態に陥らない。
ただ、経済活動が不活発になるので、雇用縮小をもたらしやすい。
デフレの最大の問題は、所得が減っても借金が減らないことである。
日本はずっとデフレ基調なので、長期の住宅ローンを組んだ人はすでに地獄の思いを味わっているはず。月を追ってローン返済が厳しくなる。真綿で首を絞められる苦しさである。家の前の奥さんが先週死んだ。まだ30代で家の者は心身梗塞で死んだと言っていたが、日曜日の昼、救急車に消防車が来て、その後警察官が4人きて家の中に入っていた。警官にどうしたのですかと、たずねても答えてくれなかった。噂だと自殺だ。

アメリカの国家債務

2011年05月18日 | Weblog
アメリカの国家債務が増え続け、アメリカのデフォルトということが現実の問題として囁かれている。アメリカ政府は16日、国の債務の総額が議会の定める上限に達したと発表し、当面、必要な財源を公務員年金の財源から事実上流用して賄う異例の措置を迫られることになりました。
アメリカでは国の債務の総額について議会が上限を設けています。財務省は16日、ガイトナー財務長官が議会に宛てた書簡を公開し、債務の総額が議会の定めた上限である14兆2940億ドル(日本円で1100兆円余り)に達したと発表しました。この結果、アメリカは過去に発行した国債の償還のための資金を含め、必要な財源を新たな国債の発行によって賄うことができなくなりました。
 負債をドルを印刷することで支払えばいいのですが、ドルを創造する権利はアメリカ政府には無く、連邦準備銀行が持っているため、結局アメリカ政府は国債を発行し、それを持ってマネーを調達するしかなく、そうやってマネーを調達すれば、それに伴って、利子という支払いすべき負債がまた増える。
 連邦準備銀行の株主は、ヨーロッパの大銀行が多い。つまり、アメリカのマネーはヨーロッパの特にユダヤ系の銀行家らに握られているということであり、支払う利子は結局彼らの懐に入ることになる。アメリカ国民の主人はヨーロッパのユダヤ系銀行となる。
 その借金大国のアメリカは、もうこれ以上国債でマネーを調達できなくなる時点ではデフォルト宣言をせざるを得なくなる。

景気は悪化している

2011年03月04日 | Weblog
12月に生活保護を受けた世帯数は143万5155世帯となり、過去最多を更新し生活保護の受給者数で見ても、前月に比べ1万2424人増加の198万9577人となり、受給者数の200万人突破は時間の問題だ。景気は少し良くなってきたと言うが、喫茶店やマクドナルドに午後1時から4時になると、働き盛りの男達が大勢いる。5時過ぎると塩が引くようにいなくなる。中国などの新興国の輸出で良くなったように見えるが、国内は消費不況で銀座でも撤退するお店も増えてきている。マクドナルドも新宿公園や築地店も閉店していた。この喫茶店を見渡しても、女性は就職活動の黒いスーツを着た人だ。男性は本を読んだり、居眠りしたり時間つぶしだ。就職活動も大変だと思うよ。

政治が面白くなってきた

2011年02月17日 | Weblog
菅総理と谷垣総裁の党首討論では、これから何度でも議論しようと言っていたが、壊れたレコードのように駆け引きだけの議論では、日本の行く末が見えてこない。4月の東京都知事選に和民の会長が、立候補に名乗りだし面白くなりそうだ。また小沢元代表は地域政党への足がかりに、橋下徹大阪府知事を取り込む動きを見せている。橋下氏は河村氏と大阪市内で会談し、原口一博前総務相の政治団体「日本維新の会」との連携で一致。河村氏も原口氏ももともと小沢元代表に近い。

政治

2010年12月21日 | Weblog
昨日の菅総理と小沢会談で分かった事は、この政権は国民生活の議論より、取引材料を探して切り抜ける事を優先し、そのくせ取引する政治技術を持ち合わせていないという事である。予算の議論に力を入れないから、国民に政権を後押しする気は生まれない。予算が成立しても国民生活に直結するという実感が湧かない。国民は低レベルの言い争いをただ呆れて眺めていた。本来ならば来年度予算の作成に全力を挙げ、それが国民生活にどれほどプラスになるかをアピールすべき時である。ところが小沢の首を差し出すような話を始めた。民主党執行部は小沢氏の国会招致を通常国会の前に実現すると言い出したのである。執行部はそれをしないと通常国会で予算が通らないと言う。しかしこれは奇妙な話である。予算を通すために小沢氏の国会招致を実現するなら、予算成立のタイミングで取引きしないと取引にならない。今からそれをやれば犬死である。菅総理は支持率が1%になっても頑張れと言われたとか、これまでは仮免許の政権運営と語ったり、取引のために首を差し出したりする政権が長続きするわけがない。

国債

2010年12月07日 | Weblog
日本国債への投資について、潜在的なリスクが高まっている。これは年金基金や銀行などの国債運用に変化が出始めていることや、2015年までに国内の民間貯蓄が不足し財政赤字を埋められなくなる。日本の家計貯蓄率はリーマン・ショック以降、一層下落を続け、ついに消費大国の米国を下回る水準になった(2009年ベースで日本2.3%・米国4.3%)。こうなると外国から借りるという道。この場合、利回りを高く設定する必要があるが、その時点で日本国債はアウトだ。もう一つは、誰も日本国債を買わないという道。国債を引き受ける人がいなくなれば、日本の財政は立ち行かなくなる。こうした予測は特別に難しいものではなく、原理原則から考えれば当たりまえだ。それにも関わらず、この事態を理解していないことが大きな問題だと強く感じる。

この不況は長引く

2010年11月22日 | Weblog
去年の政権交代になって、景気が良くなったかと問えばノウと言わざる得ない。たまたま新橋駅前のマックに、お昼ごろ人と待ち合わせていたら、どっと人が混んできた。1時過ぎると人の流れがかわり空いてくる。新橋はサラーリーマンの街、お昼の食事がマックで食べるのでは体力が付かないと思うが、また銀座のマックに夜の9時ころになると会社帰りのO.Lが大勢立ち寄って混む。去年は上野の下町が活気がなかったが、この流れが銀座、新宿など高級繁華街でも見られるようになってきた。今まで景気が悪くなっても、銀座、新宿は別格と思われていたが、今度の不景気は今までとは違うように思われる。大企業はリストラやコスト削減、新興国で利益をだしているが、国内では消費不況で格差が広がり初めている。あと2年以上我慢しなければないと思うが、アメリカと中国が手を結んで、自動車などの規格の標準化を、がっさくしている。これに乗り遅れると携帯と同じ運命をたどる。1億人いる日本でしか売れない製品になってしまう。

閉塞感

2010年11月18日 | Weblog
日本政府は数年前に雇用規制を緩和し、それにより日本企業は、終身雇用を減らしつづけてきた。そのため、日本の労働人口の 1/3 以上がパート・タイム労働者である。継続的な雇用にとってかわる派遣社員の需要が生まれ、それを埋めるように派遣会社が勢いを増した。
月給とりだったベビーブーマー世代が死んでいなくなると、経済崩壊が加速するのではないかと多くの日本人は心配している。世界経済における日本のシェアは 1994 年のピーク時には 18% だったが、それも 10% 以下に落ちこんでしまった。このまま衰退状況がつづけば収入格差はひろがるだろう。かつて安定していた世の中がバラバラになる恐れもあるのだ。
今の若者は大学や産業界、政府のエリートになるのに必要な必死の勉強やまわりくどい試験の価値が下がっていくのも目にしてきた。チャンスが減ってくれば長年の勉強も水泡に帰す。それとは対照的に、短期の仕事を転々とし、海外旅行や趣味などにもエネルギーと時間をあてるのが現代の若者のライフスタイルである。経済協力開発機構(OECD)は18日に発表した経済見通しで、日本は2011年に1.7%、2012年には1.3%に成長率が減速する見通しとされた。

世の中の流れ

2010年10月27日 | Weblog
パン焼きを買った。パナソニックホームベーカリーSD-BMS102-Nで、つい最近出たばかりの製品である。ヨドバシカメラやビックカメラでは3万3000円ほどで売っていた。しかし、インーターネット販売だと、2万1780円で売っていた。初めて注文してみると、次の日に届けると連絡がきた。ヨドバシカメラもビックカメラも通信販売もしているが、これほど安く買えない。大きな店舗や大勢の社員もいらないので、価格を抑えることができる。しかし信頼に不安があるが、このことが解決できばこれからのびる業態に思われる。

銀座三越

2010年10月15日 | Weblog
東京駅の地下街に一歩足を踏み入れると、別の世界に来たのかと間違えるほど華やかで活気に満ちている。今巷では、景気が悪いと囁かれているが、東京駅から銀座を歩くと街並みが綺麗になり、表面は景気が良さそうに見える。銀座の三越も新装開店し、3連休の一日にどのように変わったか興味があり出かけた。すごい人で混雑しているのには驚いた。しかし、その混雑も夜の6時ごろになると、塩が引くようにいなくなり、今までの混雑は何だったのだろうかと呆気にとらわれた。きょう銀座に用事があり、三越にたちよった、普段の百貨店の入り、やはり不況だった。

日本経済の繁栄と消えた絵

2010年10月08日 | Weblog
1987年から1990年の4年間、日本に輸入された海外の美術品はその当時世界中で売買された美術品の半分以上だと言わている。その中でも美術オークションで落札された中で最も高価で、そのために最も有名になった肖像画はゴッホの「医師ガシェの肖像」である。生前はその才能が認められず貧しさに苦しみ、自ら37歳で悲劇的な人生を絶った画家である。世界で最も有名なな油絵「医師ガシェの肖像」が、今何処にあるのか知っているのが、一握りの人しか知らない。それはこの絵を1990年春に落札したのが日本人実業家であり、そのオークションからほどなくして日本経済が崩壊したために、その人物の会社の経営が破綻し、彼の美術コレクションが彼の手を離れ、担保として押さえられるという憂き目にあい、複数の金融機関の手を経て、今ではアメリカンのコレクションに入っているといわれている。世界最高の価値ある美術品が日本に渡り、そしてその後消えてしまった。歴史的に優れた美術品はそのときどきに、世界で最も富む者のところに集まると言われている。1989年12月29日には日経平均株価が3万8915円という値がついた。そのころの日本に、世界の高価な美術品が集まっても不思議ではなかった。

時間

2010年09月29日 | Weblog
今年の1月ごろ、小室直樹の「経済学をめぐる巨匠たち」を読んだとき、この人は天才肌の学者なんだと、改めて見なおした。若いときにはテレビなどマスコミにひんぱんに出ていて、奇行な行動があったので覚えていた。その評論家の小室直樹(こむろ・なおき)さんが4日午前1時ごろ、心不全のため東京都内の病院で死去したと、東京工業大学世界文明センターが28日発表した。天才は凡人に比べて異常な行動をする。私の好きなマーラー交響曲第5番嬰ハ短調。マーラーの作曲活動の中期を代表する作品に位置づけられるとともに、作曲された時期は、ウィーン時代の絶頂期の曲だ。しかし、こんな素晴らし曲を書く人でも、遠くにある教会の鐘がうるさくて奥さんに止めさせにいかしたり、作曲するために小さな小屋を湖の真ん中に建て、音を遮断することをした。誰にも平等に過ぎていくのは時間である。成功するためには、人よりも時間を効果的、効率的に使って一所懸命に正しいやりかたで時間を使うことが需要な要素となる。時間はいったん失ってしまったら二度と取り戻すことができない。金を損しても、人に逃げられても、恋人に振られても、会社の倒産、解雇になっても、後で取り戻す事ができる。しかしいったん弓から放たれた矢と失った時間は二度と取り戻すことはできない。世の中には不合理や不公平、不平等の種はゴマンとある。神様はフェアではないと思わざるを得ない事が多い。しかし人間ひとりひとりに24時間を与えてくれている点はフェアなのかなと思っている。

田中一村

2010年09月27日 | Weblog
今日、千葉市美術館で開催中の「田中一村 新たなる全貌」展を遠路はるばる東京から観に行った。今回の展覧会は、新たに発見された千葉時代の作品も多く、過去最大の規模といわれる。モチロン奄美時代の主な作品はたぶん展示されており、かなりの点数に上る。
彼のことを知ったは、湯原かの子の「絵の中の魂」読んでからで、恋人に会いに行くような気持ちで、2001年、奄美大島にできた美術館に行きたいと思っていた。先週、NHKで千葉市美術館でやっているのを知った。恋人に会った時のワクワク感で「アダンの木」を鑑賞できたことが一番うれしかった。千葉時代(30代~50代)、東京時代(10代~20代)の絵も興味深かったし、後の奄美時代の絵の大胆な構図と色彩、そしてデザイン的センスの良さがチラホラみえる。今回改めて驚いたのはその早熟さ、わずか5,6歳で大人顔負けの筆さばきなのである。天才、神童ともてはやされ、10代で売れっ子画家になった米邨(後の一村)の画家としてのスタートは順調かにみえたのだが中央では認められず、50歳で奄美大島に行く。田中一村の生涯は、ただひたすら絵を描くためにあった。お金も地位も名声も求めず、じぶんの命を削ってまでも描き続けた。一村の絵からは、人を圧倒させる凄みが感じられるし、一村の魂の声が聞こえる気がする。