kabuka7

思い出

この不況は長引く

2010年11月22日 | Weblog
去年の政権交代になって、景気が良くなったかと問えばノウと言わざる得ない。たまたま新橋駅前のマックに、お昼ごろ人と待ち合わせていたら、どっと人が混んできた。1時過ぎると人の流れがかわり空いてくる。新橋はサラーリーマンの街、お昼の食事がマックで食べるのでは体力が付かないと思うが、また銀座のマックに夜の9時ころになると会社帰りのO.Lが大勢立ち寄って混む。去年は上野の下町が活気がなかったが、この流れが銀座、新宿など高級繁華街でも見られるようになってきた。今まで景気が悪くなっても、銀座、新宿は別格と思われていたが、今度の不景気は今までとは違うように思われる。大企業はリストラやコスト削減、新興国で利益をだしているが、国内では消費不況で格差が広がり初めている。あと2年以上我慢しなければないと思うが、アメリカと中国が手を結んで、自動車などの規格の標準化を、がっさくしている。これに乗り遅れると携帯と同じ運命をたどる。1億人いる日本でしか売れない製品になってしまう。

閉塞感

2010年11月18日 | Weblog
日本政府は数年前に雇用規制を緩和し、それにより日本企業は、終身雇用を減らしつづけてきた。そのため、日本の労働人口の 1/3 以上がパート・タイム労働者である。継続的な雇用にとってかわる派遣社員の需要が生まれ、それを埋めるように派遣会社が勢いを増した。
月給とりだったベビーブーマー世代が死んでいなくなると、経済崩壊が加速するのではないかと多くの日本人は心配している。世界経済における日本のシェアは 1994 年のピーク時には 18% だったが、それも 10% 以下に落ちこんでしまった。このまま衰退状況がつづけば収入格差はひろがるだろう。かつて安定していた世の中がバラバラになる恐れもあるのだ。
今の若者は大学や産業界、政府のエリートになるのに必要な必死の勉強やまわりくどい試験の価値が下がっていくのも目にしてきた。チャンスが減ってくれば長年の勉強も水泡に帰す。それとは対照的に、短期の仕事を転々とし、海外旅行や趣味などにもエネルギーと時間をあてるのが現代の若者のライフスタイルである。経済協力開発機構(OECD)は18日に発表した経済見通しで、日本は2011年に1.7%、2012年には1.3%に成長率が減速する見通しとされた。