kabuka7

思い出

時間

2010年09月29日 | Weblog
今年の1月ごろ、小室直樹の「経済学をめぐる巨匠たち」を読んだとき、この人は天才肌の学者なんだと、改めて見なおした。若いときにはテレビなどマスコミにひんぱんに出ていて、奇行な行動があったので覚えていた。その評論家の小室直樹(こむろ・なおき)さんが4日午前1時ごろ、心不全のため東京都内の病院で死去したと、東京工業大学世界文明センターが28日発表した。天才は凡人に比べて異常な行動をする。私の好きなマーラー交響曲第5番嬰ハ短調。マーラーの作曲活動の中期を代表する作品に位置づけられるとともに、作曲された時期は、ウィーン時代の絶頂期の曲だ。しかし、こんな素晴らし曲を書く人でも、遠くにある教会の鐘がうるさくて奥さんに止めさせにいかしたり、作曲するために小さな小屋を湖の真ん中に建て、音を遮断することをした。誰にも平等に過ぎていくのは時間である。成功するためには、人よりも時間を効果的、効率的に使って一所懸命に正しいやりかたで時間を使うことが需要な要素となる。時間はいったん失ってしまったら二度と取り戻すことができない。金を損しても、人に逃げられても、恋人に振られても、会社の倒産、解雇になっても、後で取り戻す事ができる。しかしいったん弓から放たれた矢と失った時間は二度と取り戻すことはできない。世の中には不合理や不公平、不平等の種はゴマンとある。神様はフェアではないと思わざるを得ない事が多い。しかし人間ひとりひとりに24時間を与えてくれている点はフェアなのかなと思っている。


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