ここ数年、キノコになかなか出会えてない。秋の気配が始まると護摩壇山に出かけるのだけれど、どうもタイミングが悪いらしく、数や種類がいまいちだったり、干からびてたり、なかなか綺麗な写真が撮れないで悔しい思いをしていた。まあ、撮影に出かける回数自体もこの数年は減っているせいもあるんだけど…。
護摩壇山に着いて歩き出したときもあまり期待していなかった。前回台風の大雨の後1週間ほど経っていたので、キノコ発生の盛りは過ぎてるかなーと思っていたので、一番最初に干からびたキノコを目にして、一寸がっかり。気を取り直して、多少ましなキノコがあるかな、とその先に歩き始めてしばらく行くと、どんどんキノコが現れ始めた。殆ど数メートルおきに結構綺麗なキノコが目に付いて写真を撮りたくなる。ということで、今回は大成功。
どうやら早朝までに台風が東の方に過ぎてくれたので、護摩壇山まで、キノコの写真を撮りに出かけることにしました。朝九時、まだ雲は厚いけれども、雨は完全に止んでいて、たぶん、走っている内に晴れてくるだろうと、車を運転していきました。ところが、龍神村に入った辺りから霧のような雨がフロントガラスを濡らし始めて、スカイライン近くなると、明らかに水滴が…。
森林公園に着いたときには、ハッキリ雨です。考えが甘かったか、と反省しつつも、しばらく様子を見ることにしました。半時間ほども車の中でぼーっとしていると、やがて雨粒が霧雨になり、外に出ても気にならないほどになりました。念のために雨具の上衣を着て、カメラを濡らさないように撮影場所へと向かいます。
うん、キノコの数はまあまあかな。種類は少なめで全体に小ぶりです。強風で折れたようなキノコも見かけました。折れた枝や木の葉が散乱しています。今年はドングリが豊作のようですね。雨は止んだものの風が強くなってきたのでそろそろ帰りましょう。
出てないかもしれないけど、行ってみる? 行く行く!!
ということで、友人Mさん所有の松林へ捜索隊の一員として参加することになりました。もちろん、狙いは松茸です。松林も樹齢が高くなると松茸が出にくくなるうえに、「最近手入れもあまりしてないしねー。あまり期待しないでよ。」という牽制の言葉も何のその、しっかり期待しています。
で、キノコはいっぱい生えているけれども、肝心の松茸が見当たりません。うーん、やっぱり無理かな、と諦めかけたところ、「あったよー。」というMさんの声。かさが大きく開いた大物が1個。写真撮らなきゃ。
結局、見つけたのは、この1個だけだったのですが、まあ、空振りにならずにヨカッタ。夜、Mさん宅でホイル焼きにして頂きました。美味しかった。また来年誘ってくださいね、Mさん。
キノコ目指して再挑戦。前回空振りだったけれど、今週雨降ってるし、急に気温が下がってきてるし、これは絶対キノコが出てるに違いない!と、もう一度、護摩壇山まで行ってきました。
森林公園に着いてみると、さむい…。下界は晴れていたのに雲だか霧だかわからないものが立ちこめて、風は吹くし、夏の格好で来たのはちょっと失敗でした。気を取り直して、カメラを担いで一番キノコの出る雑木林へ。
少し歩くだけで、次々とキノコが見つかりました。大正解。まだ秋の初めなので、本数も種類も少ないけれど、1本の写真を撮って立ち上がると直ぐそこに次のキノコが見つかる、といった感じで、写真はかなり撮ることが出来ました。本格的な秋になったらもっと増えるかも、と期待できます。