今年は本当に花の時期が読みにくい。連休後半だと散ってしまうかも知れないと思って金剛三昧院に石楠花の写真を撮りに行ってきました。拝観受付の方が丁度満開ですと言ってましたが、すこーし満開を過ぎているかな。でもまだつぼみもいっぱいあるし、とても綺麗でした。今年は気のせいか、少し花の色が濃い気もします。
気分良く写真を撮っていると、近くにいる男の人が、「カメラを上向きにしてレンズ交換するとゴミが入りますよ。」と声を掛けてきました。えっ?
「さっきから見てると三回はやってましたよ。」
うわっ。チェックされてる。確かに、デジカメを使い始めた当初は、神経質なぐらいゴミが入ってCCDに付着しないように気を遣っていたのですが、最近はずぼらになって、少々のゴミを気にしなくなっていました。でも、この人何?
少し話をしている内に、プロの写真家さんだということが分りました。おまけに、キャノンの専用現像ソフト「DPP」の開発にも拘わってるとのこと。ひとしきりレンズの話やDPPの話をさせて貰いました。
思うに、高価なレンズを使っているくせに、あまりにずぼらにカメラを扱っている僕が気になって(もしくは我慢できなくなって)声を掛けてくれたのかも知れません。済みません。以後気をつけます。
新庄公園のコスモスが見頃で、隣の美術館で原勝四郎と野長瀬晩花の展覧会をしていると言うことで、行ってきました。コスモスは丁度見頃。例年より背が高いかな。朝の内に行ったので人も少なく、写真をゆっくり撮ることが出来ました。このところマクロレンズのAFの調子が悪いので、心配したのですが、今日は調子が良いようです。ていうか、日によって調子の良し悪しがあるってのはオカシイ。
展覧会の方は、ご両名とも地元出身の有名な画家です。原さんの方は小品が中心。あとでパンフを見ると和歌山市の県立美術館でも同時開催しているようで、そちらの方が大きな作品は多いようです。野長瀬さんの作品は少なめ。ただ、秋の草花を描いた絵は綺麗でした。野長瀬さんの方は中辺路美術館と同時開催と言うことで、結局全部見ようとすると、あと2つ美術館に行かなければならないようです。
今年は暑い日が多かったので、ちょっと遅かったかなぁと思いつつ、護摩壇山へゴヨウツツジ(シロヤシオ)の写真を撮りに行ってきました。駐車場に車を止めて、遊歩道の入り口に向かうと、白い花びらがちらほらと落ちています。ゴヨウツツジは不作の年もあるので、とりあえず咲いていることは確認できますが、やはり、ちょっと遅かったかなぁと心配しつつ、ぜーはーと息を切らしながら(最近動かないせいで、この程度の登りでしんどい!)、いつも通っている群落地へと遊歩道を急ぎます。
着きましたが、斜面に落ちた花びらはたくさんありますが、肝心の樹上の花が見えない。遅めに咲いた花もあるはず、と斜面を上を見上げながら下りて行きます。ありました。数日前の雨に痛んだ様子はありますが、満開の樹を見つけました。大木なのでアップには撮れませんが100mmマクロを使って咲いている様子をカメラに収めることが出来ました。「頭上一面が白い花」という構図は無理ですが、来た甲斐があったというものです。ただ、落ちている花びらの数も入れると、今年は結構当たり年だったようで、もう一週間早ければ、という思いはあります。できればまた来年再挑戦。