詩人の血

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

ウォーホールの「リベラル天皇」

2009-02-12 17:16:49 | Weblog
日章旗切り裂け焼けや愚かなる
        ファシストの群の今も生き続け


真っ二つ菊の紋章ナイフ切れ
       忌まわしき家最後の晩餐会


署名するウォーホール印は御影にて
        リベラル天皇ヴィジュアルデビュー
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歯科医にて

2009-02-12 12:07:36 | Weblog
口内に光る術器の無感動


体表を深く侵して歯の寂し


ドリル音手際に響く術盛ん


体(たい)全て異物排除の疲労感
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表参道散策

2009-02-10 16:59:33 | Weblog
闊歩するショーウィンドーを姿見に


街路樹の光たなびく冬日にて


ファッションに弾けた心は色・色・色


着飾って心の主張 体(たい)澄ます


心にて似合いの服着て読書かな


ファッションに若い力の呟く色


ファッションに若い力は叫びつつ
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塚本邦雄 讃

2009-02-10 16:45:23 | Weblog
陰湿なタナトスの華咲き誇り
        塚本邦雄魔王の眠り


陰潤にタナトスの華咲き誇る
        塚本邦雄冥府に眠る
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鳳凰の骨

2009-02-09 15:30:42 | Weblog
枯れ広野 孤独立つ影メモ一つ


枯れ広野 孤独 影立ちメモ一つ


鳳凰の骨掴み出し噛み砕く 暖!


灰拾い鳳凰の骨食べ尽くす


鳳凰の灰グラスに取って澄む空の


楽土暮れ眠りの花に蝶昏き
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信じられた昼と夜

2009-02-08 10:59:22 | Weblog
昼と夜が厳然と在る

昼がある
青の空は抒情を誘い
雲の流れに永遠を見た
陽光の人影の寂しさに
一人 枯野に立ち尽くし
呟きを書き留めている

夜はやって来て
黒い大地が街の灯で煌めき
蛍光灯の明るい部屋で
各々の物語が綴られて
静かにキーボードを叩く音が
明かりが漏れるように闇に響いた

(これは、時間の費やし方。起きる事物。)


月に昼と夜がある
漆黒の空に太陽が昇り沈む

海の無さ 大気の無さ 雲の無さ
その分 宇宙との繋がりが明確だ
晒された天体 月

昼間 遮光板を通して見る
構成物の影の切れ味のいいこと
宇宙線は霰のごとく降り注ぐ
風の無い 
無音の潮が押し寄せる
影の凍る 月面の昼
漆黒に輝く太陽の翼

日が落ちると
星星の世界のヴェールが揚げられる
吊るされた天体ら
私の心拍の拍動に同期して
グワーン グワーンと落ちてくるよう
聞こえるのはこの生体を維持している
心拍音に呼吸音それと星の音

構成物で生体維持を図ったら
ここの昼と夜を謳おう
恒星と惑星の永遠の真実だから


海も消え 水も無く 有機生命体が消えても

私は霊となり惑星周回軌道に疾風のペガサスを駆って昇ろう

日の出があり日没があり山脈の影ができる
殺伐とした大地を見下ろしながら

人には決して聞こえない波動で
この昼と夜を謳おう

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光と影

2009-02-07 16:52:19 | Weblog
鮮やかに大空輝く天に飛ぶ
        杖持つ仙師の微笑む風


青空に白雲・天女疾風の
       その艶めかしき雲体に恋す


青空に天女の雲の流れゆき
      放心のまま時のひも緩み


輝きは雲に隠れた太陽の念
        空の端々へ直線光


cloud空の横たわり この胸に
       焦がれた魂の行く末を見る


雲流れ空の祭壇荘厳に
     朝日夕日に染め上げられて


大空に礼拝続く神々に
      乱舞の雲は疾風に流れ
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プリクラ坊主

2009-02-07 10:38:58 | Weblog
糞づまりこれで5日だ呪詛坊主
        お前ら因果の重度心身障害者

京・奈良は拝観料で放蕩す
      通う祇園の夜の灯の鬼火


牛頭・馬頭 地獄の獄卒生き写し
         呪詛の護摩壇チロチロ燃える


精薄で精神異常の因果積む
        呪詛する坊主の祇園の夕暮れ


人を呪った密教坊主 宇宙果てるまで
          無間地獄でひっそり生きよ


*牛頭・馬頭(ごず・めず)衆生地獄の獄卒。
衆生地獄は殺生・盗み・邪淫の者が堕ちる地獄。
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