権力を哀れむ心湧きいでて腹に沈めた銀河の光
午後に
フォトンベルトに突入し
夏の足音が聞こえてくる
梅雨入り前の
麗しい光の
一日
心を鎮めて
香 薫きしめ
銀河なんぞを
丹田に沈め
午睡に
小鳥のさえずり
遠く 近くに
フォトンベルトに突入し
夏の足音が聞こえてくる
梅雨入り前の
麗しい光の
一日
心を鎮めて
香 薫きしめ
銀河なんぞを
丹田に沈め
午睡に
小鳥のさえずり
遠く 近くに
『アダジオ』立原道造
光あれと ねがふとき
光はここにあった!
鳥はすべてふたたび私の空にかへり
花はふたたび野にみちる
私はなほこの気層にとどまることを好む
空は澄み 雲は白く 風は聖らかだ
*林の中の一軒家で座る。
*小鳥たちが啼き風は鎮まる。
*唯 座る愉しみ。