乾ききった空気に
月の雫が大気に滴る
満月は沈黙が破られ
多くが電話回線を通じて語られる
夜を凝視して
天空の輝きと
このひっそりとした地上に
遠く回線は繋がりながら
PCの画面で密かな楽しみを味わう
月光が甘く
狂気の振りをして
私の窓辺にやって来て
感情を浮遊させる
血の濃くなりだす
この月光に肌を晒していると
順次 体毛が銀色に染まり始める
月光を浴びきって
暗い銀盤で泳ぐ
夢のように昏い
弱い光の雫が垂れてきて
乾いた大地に染み込んで
憑かれたように
幾つも穴を掘る
ライトを降ろす
まるで魂の入れ物のように
夜景の光に魂が集まり
瞬いている
乾いた空気が
カァンー カァーンと鳴って
満月の夜は
穴だらけだ
月光と夜景の灯が混じり合う場所では
月の雫が大気に滴る
満月は沈黙が破られ
多くが電話回線を通じて語られる
夜を凝視して
天空の輝きと
このひっそりとした地上に
遠く回線は繋がりながら
PCの画面で密かな楽しみを味わう
月光が甘く
狂気の振りをして
私の窓辺にやって来て
感情を浮遊させる
血の濃くなりだす
この月光に肌を晒していると
順次 体毛が銀色に染まり始める
月光を浴びきって
暗い銀盤で泳ぐ
夢のように昏い
弱い光の雫が垂れてきて
乾いた大地に染み込んで
憑かれたように
幾つも穴を掘る
ライトを降ろす
まるで魂の入れ物のように
夜景の光に魂が集まり
瞬いている
乾いた空気が
カァンー カァーンと鳴って
満月の夜は
穴だらけだ
月光と夜景の灯が混じり合う場所では