5月1日に念願の三嶺~剣山縦走ができた。このときの所要時間は、名頃から見残しまで、7時間47分だった。これにプラス1.5時間、つまり9時間強で天狗塚から剣山まで縦走できると考えた。インターネットで調べると、久保から剣山まで縦走している方の詳しい記録があったのでそれを参考に計画を立てた。
計画では、久保発5:55-西山林道登山口7:05-天狗塚8:35-三嶺10:50-白髪避難小屋12:00(給水)-高ノ瀬13:40-次郎ぎゅう15:30-剣山16:10-見残し17:30-自転車-久保18:30という行程だ。
自転車を車に積み、暗い中、家を出発する(3:30)。見残しで自転車を下ろした時(5:20)にはすでに明るくなっている。剣山、次郎ぎゅう、三嶺もきれいに見え、いい天気だ。この後、久保をめざすが、入り口が分からない。天狗塚への登山口がある西山林道へは2度行ったことがあるが、久保のバス停があるところから橋を渡る所が見つからない。2、3回行ったり来たりを繰り返し、やっと橋への入り口が見つかる。車を迷惑にならない所に駐車し、出発した時(6:25)には、すでに予定から30分遅れてしまう。
標高650m?の登山口には表示があり、すぐに分かる。ここから1時間強で、西山林道登山口を目指す。踏み跡がはっきりと分かる道はすぐに終わり、途中から迷うようになる。なんとか踏み跡を探りながら登っていくが、どう考えても登山道ではないところを上がっていることに気づく。木に捉まりながら急斜面を登って行く。50mぐらい上を見ると、尾根が見えるのでとりあえずそこまで上がることに・・・
尾根まで上がると、木が空いているが登山道ではないようだ。地図とコンパスで位置を確かめ、尾根沿いに行けば林道方面に出ることが分かったので木を掻き分け進んでいくと、やっと登山道らしき道に出た。そしてまもなく西山林道登山口に着いた(7:43)。予定より40分遅れになり、少し不安が横切る。三嶺に着く時間によっては、そこから菅生に下りることも考えないといけない。
登山の用意をしている方と少し話をし再出発する。1476mピークを過ぎ(8:15)、標高を順調に上げていく。

落合峠、矢筈山方面が見え出し元気が出てくる。

笹原の中に伸びる登山道 まもなく天狗峠だ

8:58 天狗峠に着く 天狗塚が見えている
ここで予定より38分遅れ、天狗塚に寄らなければ遅れは取り戻せるという考えがよぎるが、天狗塚からの縦走にならなくなったしまう。

ピラミッドのような天狗塚が来いと呼んでいる?

天狗塚 標高1812m 9:10着 展望はすばらしい

牛の背 去年の11月に往復している
遅れを取り戻すため休憩を早めに切り上げ、出発する。9:33に天狗峠まで戻る。

三嶺 剣山 次郎ぎゅう方面がきれいに見える

綱付森・お亀岩への分岐 ここからの下りは少し苦手な箇所

狭い尾根を歩く 向こうに西熊山が見える

9:57 お亀岩分岐標識に着く

去年の11月に泊めさせてもらったお亀避難小屋
この時点で、予定より22分遅れ。ここから西熊山まで登りになる。ペースを上げて、休憩も少なくしているので、疲れがどの程度後半出てくるか心配だ。

西熊山 標高1815.9m 10:15着 出発して4時間弱

ここでも落合峠、矢筈山が良く見える

西熊から天狗塚方面を振り返る

西熊山から三嶺を見る もう少しだ
三嶺山頂には、11時10分に着く。この時点で、予定より20分遅れまで取り戻す。ここまできたら、剣山まで縦走したいという気持ちが強くなる。だめなら、剣山の頂上ヒュッテまで何とかたどり着き、そこで泊まっても良いという気持ちで再出発した。

三嶺山頂から、天狗塚方面を振り返る ここまで110分
三嶺からカヤハゲへの下りは、鎖場もあって急斜面なので、ゆっくり下りていく。特に今日は、久保から5時間近く歩いている疲れもあるのでよけいに慎重に下りる。カヤハゲには、11:50に着く。前に登山者から聞いたが、ここから見る三嶺の姿が一番美しいという。

三嶺 ガスがかからず、きれいに見えている

白髪分岐は12:20に通過する。三嶺から61分

すぐに白髪避難小屋が見え出す 剣山・次郎ぎゅうも見える
白髪避難小屋で少し下り、水場で給水する予定だったが、思ったより水分が残っているのでやめた。これで計画からの遅れをかなり取り戻せる。

平和丸(標高1700.8m)12:44通過 三嶺から85分

平和丸から三嶺を振り返る 大分離れてきた

平和丸から白髪を見る
平和丸から少し行った、石灰岩がごろごろしている所で、石立山方面を見ながら休憩する。今日は暖かく風もなくいい天気だ。縦走日和といって良いぐらいだ。縦走の時には2度ここで休憩している。1732mピークは13:33に通過する。
石立分岐13:35、高ノ瀬13:50、丸石避難小屋14:17に通過する。この辺りはしんどさのピークで写真を撮る余裕がなかった。何とか足を運びながら、14:37に丸石山頂に立つ。

丸石山頂 標高1683.8m 三嶺から198分 出発から8時間

丸石からの次郎ぎゅう 雄大にそびえる
丸石からは、スーパー林道分岐まで下り、その後次郎ぎゅうまで300m近くを登り返すことになる。このルート最大の難関だ。時々上を見上げるも、ここはひたすら下を見ながら我慢の登りだ。次郎ぎゅうには15:38に着く。今日歩いてきたルートや剣山を見ながらしばらく休憩する。

次郎ぎゅう 標高1929m 三嶺から4時間19分 出発から9時間

次郎ぎゅうから剣山を見る 誰か歩いてくる
少し休憩をし、いよいよ最後の剣山に向かう。50m余り下り、100m強を上り返すが、次郎ぎゅうへの上りに比べるとたいしたことはない。剣山頂上ヒュッテに宿泊する方が一人やってきたので少し話をする。後ろを振り返ると次郎ぎゅうが見えている。ここから次郎ぎゅうを見るのは、何回目かだがこの時間に見るのは初めてである。西へ傾きかけた太陽が次郎ぎゅうを照らす。本当に美しい。縦走の疲れをしばし忘れさせてくれる。

振り返って次郎ぎゅうを見る 雄大で美しい
剣山の頂上には、16:22に立つ。三嶺から5時間5分(17km)、天狗塚から7時間10分(21.5km)、久保から10時間(距離?)かかっている。本当に長かったが、ここに立つと満足感が湧き上がってくる。次郎ぎゅうへと散歩に出かける頂上ヒュッテの方と話をする。久保から縦走してきたというと驚いていた。
この後、見残しまで下山し、久保まで20km近く自転車で戻らないといけないので、あまりゆっくりできない。頂上ヒュッテ横を通り、下山する。見残しには17:03に下りて自転車に乗る。久保までは下り道を気持ちよく走り、18:00に車まで戻る(結局、当初の計画より30分早く久保に戻れた)。高松の家に着いたのは、20:40だった。とにかく疲れたが、満足、満足。
この縦走はまたやりたいと思うが、久保から西山林道登山口までの道に自信が持てないところが不安だ。西山林道ができるまでは、天狗塚までの登山がこのルートだったらしいが、しばらく使われていないためか踏み跡が分かりにくくなっている。
計画では、久保発5:55-西山林道登山口7:05-天狗塚8:35-三嶺10:50-白髪避難小屋12:00(給水)-高ノ瀬13:40-次郎ぎゅう15:30-剣山16:10-見残し17:30-自転車-久保18:30という行程だ。
自転車を車に積み、暗い中、家を出発する(3:30)。見残しで自転車を下ろした時(5:20)にはすでに明るくなっている。剣山、次郎ぎゅう、三嶺もきれいに見え、いい天気だ。この後、久保をめざすが、入り口が分からない。天狗塚への登山口がある西山林道へは2度行ったことがあるが、久保のバス停があるところから橋を渡る所が見つからない。2、3回行ったり来たりを繰り返し、やっと橋への入り口が見つかる。車を迷惑にならない所に駐車し、出発した時(6:25)には、すでに予定から30分遅れてしまう。
標高650m?の登山口には表示があり、すぐに分かる。ここから1時間強で、西山林道登山口を目指す。踏み跡がはっきりと分かる道はすぐに終わり、途中から迷うようになる。なんとか踏み跡を探りながら登っていくが、どう考えても登山道ではないところを上がっていることに気づく。木に捉まりながら急斜面を登って行く。50mぐらい上を見ると、尾根が見えるのでとりあえずそこまで上がることに・・・
尾根まで上がると、木が空いているが登山道ではないようだ。地図とコンパスで位置を確かめ、尾根沿いに行けば林道方面に出ることが分かったので木を掻き分け進んでいくと、やっと登山道らしき道に出た。そしてまもなく西山林道登山口に着いた(7:43)。予定より40分遅れになり、少し不安が横切る。三嶺に着く時間によっては、そこから菅生に下りることも考えないといけない。
登山の用意をしている方と少し話をし再出発する。1476mピークを過ぎ(8:15)、標高を順調に上げていく。

落合峠、矢筈山方面が見え出し元気が出てくる。

笹原の中に伸びる登山道 まもなく天狗峠だ

8:58 天狗峠に着く 天狗塚が見えている
ここで予定より38分遅れ、天狗塚に寄らなければ遅れは取り戻せるという考えがよぎるが、天狗塚からの縦走にならなくなったしまう。

ピラミッドのような天狗塚が来いと呼んでいる?

天狗塚 標高1812m 9:10着 展望はすばらしい

牛の背 去年の11月に往復している
遅れを取り戻すため休憩を早めに切り上げ、出発する。9:33に天狗峠まで戻る。

三嶺 剣山 次郎ぎゅう方面がきれいに見える

綱付森・お亀岩への分岐 ここからの下りは少し苦手な箇所

狭い尾根を歩く 向こうに西熊山が見える

9:57 お亀岩分岐標識に着く

去年の11月に泊めさせてもらったお亀避難小屋
この時点で、予定より22分遅れ。ここから西熊山まで登りになる。ペースを上げて、休憩も少なくしているので、疲れがどの程度後半出てくるか心配だ。

西熊山 標高1815.9m 10:15着 出発して4時間弱

ここでも落合峠、矢筈山が良く見える

西熊から天狗塚方面を振り返る

西熊山から三嶺を見る もう少しだ
三嶺山頂には、11時10分に着く。この時点で、予定より20分遅れまで取り戻す。ここまできたら、剣山まで縦走したいという気持ちが強くなる。だめなら、剣山の頂上ヒュッテまで何とかたどり着き、そこで泊まっても良いという気持ちで再出発した。

三嶺山頂から、天狗塚方面を振り返る ここまで110分
三嶺からカヤハゲへの下りは、鎖場もあって急斜面なので、ゆっくり下りていく。特に今日は、久保から5時間近く歩いている疲れもあるのでよけいに慎重に下りる。カヤハゲには、11:50に着く。前に登山者から聞いたが、ここから見る三嶺の姿が一番美しいという。

三嶺 ガスがかからず、きれいに見えている

白髪分岐は12:20に通過する。三嶺から61分

すぐに白髪避難小屋が見え出す 剣山・次郎ぎゅうも見える
白髪避難小屋で少し下り、水場で給水する予定だったが、思ったより水分が残っているのでやめた。これで計画からの遅れをかなり取り戻せる。

平和丸(標高1700.8m)12:44通過 三嶺から85分

平和丸から三嶺を振り返る 大分離れてきた

平和丸から白髪を見る
平和丸から少し行った、石灰岩がごろごろしている所で、石立山方面を見ながら休憩する。今日は暖かく風もなくいい天気だ。縦走日和といって良いぐらいだ。縦走の時には2度ここで休憩している。1732mピークは13:33に通過する。
石立分岐13:35、高ノ瀬13:50、丸石避難小屋14:17に通過する。この辺りはしんどさのピークで写真を撮る余裕がなかった。何とか足を運びながら、14:37に丸石山頂に立つ。

丸石山頂 標高1683.8m 三嶺から198分 出発から8時間

丸石からの次郎ぎゅう 雄大にそびえる
丸石からは、スーパー林道分岐まで下り、その後次郎ぎゅうまで300m近くを登り返すことになる。このルート最大の難関だ。時々上を見上げるも、ここはひたすら下を見ながら我慢の登りだ。次郎ぎゅうには15:38に着く。今日歩いてきたルートや剣山を見ながらしばらく休憩する。

次郎ぎゅう 標高1929m 三嶺から4時間19分 出発から9時間

次郎ぎゅうから剣山を見る 誰か歩いてくる
少し休憩をし、いよいよ最後の剣山に向かう。50m余り下り、100m強を上り返すが、次郎ぎゅうへの上りに比べるとたいしたことはない。剣山頂上ヒュッテに宿泊する方が一人やってきたので少し話をする。後ろを振り返ると次郎ぎゅうが見えている。ここから次郎ぎゅうを見るのは、何回目かだがこの時間に見るのは初めてである。西へ傾きかけた太陽が次郎ぎゅうを照らす。本当に美しい。縦走の疲れをしばし忘れさせてくれる。

振り返って次郎ぎゅうを見る 雄大で美しい
剣山の頂上には、16:22に立つ。三嶺から5時間5分(17km)、天狗塚から7時間10分(21.5km)、久保から10時間(距離?)かかっている。本当に長かったが、ここに立つと満足感が湧き上がってくる。次郎ぎゅうへと散歩に出かける頂上ヒュッテの方と話をする。久保から縦走してきたというと驚いていた。
この後、見残しまで下山し、久保まで20km近く自転車で戻らないといけないので、あまりゆっくりできない。頂上ヒュッテ横を通り、下山する。見残しには17:03に下りて自転車に乗る。久保までは下り道を気持ちよく走り、18:00に車まで戻る(結局、当初の計画より30分早く久保に戻れた)。高松の家に着いたのは、20:40だった。とにかく疲れたが、満足、満足。
この縦走はまたやりたいと思うが、久保から西山林道登山口までの道に自信が持てないところが不安だ。西山林道ができるまでは、天狗塚までの登山がこのルートだったらしいが、しばらく使われていないためか踏み跡が分かりにくくなっている。
久保出発で、全く同じルートをたどり、同じように自転車で戻る予定です。
コースタイムを見ていたのですが、歩くのメチャメチャ早いですね!
とても同じ時間で歩けるとは思えないので、相当早く出発するのと、予行練習をしてから、のぞみたいと思います。
いつ行かれるのか分かりませんが、水分補給が一つのポイントかと思います。わたしの時は、まだ涼しかったので、500mlのペットボトル5本で足りました。気をつけて縦走してください。