さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

戸石~雨島峠~阿波竜王 初秋トレッキング

2013年08月28日 | トレッキング 阿讃の山
 今週末も、台風の接近で天気が悪いようだ。午後から夏休みの残りがとれたので、阿讃の山へトレッキングへ出かけた。

 下切集落から、林道塩江-琴南線に上がると、草が道路を所々でふさいでいる。めったに来ないが、対向車に注意しながら車を走らせる。道路沿いには、背を高く伸ばしたオトコエシ、満開のヒヨドリバナ、穂が出始めたススキ、クズ、センニンソウ、ボタンヅルなどが見える。



12:35 気温27度の戸石 水ケ本を出発する

 草刈り中の切山集落を通り、登山道へ入る。草が深い。ミンミンゼミやツクツクボウシの鳴き声を聞きながら、上っていく。 


13:02 エダナナフシの成虫?実にゆったり動く


13:09 雨島峠の地蔵に着く 今日はここまでがしんどかった


13:10 まつぼっくりのエビフライ ここにもリスがいるようだ

 この後の分岐は、トラバース道へ進む。足音がするので、左の保線路方向を見ると、子どものイノシシが走って逃げるのが見えた。

 今日はこの後、2度、谷の辺りでイノシシの鳴き声を間近に聴く。子連れのイノシシが昼間でも餌を探して活動している。



13:13 ヒノキの植林地帯を行く


13:24 ナツツバキの木を見上げる

 去年までは、リョウブとナツツバキと区別がつきにくかったが、今年は数多くのナツツバキの木を見ることができたので、幹の様子から違いが分かるようになった・・・?


ナツツバキの実が落ちていた


 今日は予想してた通り、キノコがたくさん。様々な形や色のキノコがそこら中に見える。何百(千)本というきのこを見ただろう。







13:30 トラバース道を徐々に標高を上げていく

 13:42 トラバース道分岐を通過し、982m尾根を東に巻くトラバース道へはいる。


タゴガエルが現れる よくぞ暑さと小雨をのりきった


13:50 イイギリの谷を通過 葉を広げたイイギリの大木


14:03 930mこぶから竜王方面



尾根ではセンブリが伸びている


14:18 川奥との分岐 標識は倒れたまま

 ここから県境尾根まで、標高約140mの上り。ゆっくり休まず上る。



14:28 稜線分岐まで息を切らし上がる


14:32 山頂に近くづくと秋を感じる野草が現れた


白色が美しいシラヤマギク


去年は気がつかなかったオミナエシ


ヤマジノホトトギス


ヨシノアザミかな

山頂展望台でお会いした方に聞くと、マムシが登山道の真ん中にいたようだ。


14:37 一月ぶりの阿波竜王山頂に着く

 この後は、いつものように龍王神社方面を回って戻ることにした。


オヤマボクチの蕾にアキアカネ


林道沿いでは、ススキの穂が開いている


オトコエシも、標高1000mを越えたここでは満開

 龍王神社周辺の草地でも、オミナエシやヤマジノホトトギス、シラヤマギクが花を咲かせている。

 ここ最近観察している、クマシデ、シラキ、ツリバナの木を順番に回り、写真を撮っていく。


クマシデの果穂


たくさん実っているシラキ


ツリバナの実



去年から調べている大木は、どうもイタヤカエデのようだ


14:51 龍王神社を振り返る


蕾の色からすると、シギンカラマツかな?

 龍神沼にも立ち寄る。近くに寄ると、まだオタマジャクシがたくさんいる。おそらく、何百という数。



後ろ足の出た、ヤマアカガエルのおたまじゃくし

 この後、前足が出て変態を済ませ、上陸してある程度まで成長し冬眠できるのだろうか。

 15:07 稜線分岐の地蔵を通過し、下っていく。15:13 川奥との分岐標識まで下り、コエゾゼミの鳴き声を聞きながら、小さなこぶが続く尾根へ・・・

 15:44 トラバース道分岐まで戻り、帰りは雨島尾根へと上がる。どんどん歩いて、


植林地との境になっている尾根へと上がる


果実をつけたマムシグサ?


歩きやすい巻き道を進み、標高930m程度まで上り返す



15:55 水ケ本尾根との分岐を通過



15:55 秋には落葉してしまう木々を下に見ながら、


開花を期待していたテイショウソウはまだまだ蕾 あと1週間ほど

 16:08 雨島峠まで戻り、一気に切山集落へと下りる。



16:35 林道沿いでクズの花とセンニンソウ

 16:35 戸石 水ケ本の車に戻る。4時間、約19000歩のトレッキングだった。秋の訪れを十分に感じたトレッキングだった。


帰り道、下切集落で 脱穀も終わったようだ



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