さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

里山 上佐山トレッキング

2013年01月20日 | トレッキング  さぬき里山
 今日は、朝から家の用事などをいろいろしていたらすぐにお昼になった。早めの昼ご飯を食べた後、少し歩こうと車を走らせ、近くの上佐山に・・・10分もかからずに着く。

 上佐山は、子どもの時から慣れ親しんでいる里山。ここ最近は、年に数回は登っている。


 平和墓地公園登山口から、15分足らずで頂上に上がれる。


新しく看板ができていた(火山活動でできたこと、戦国時代の王佐山城のことなど)

 子どもが小さい頃の年末に、ここに上った時があったが、登山道が荒れていて藪こぎをしながら上った。頂上もこれほどの展望はなかった。頂上にあった大きなクヌギの木数本が、切り倒された頃だったような気がする。


今ではこんなに開けている 360度の展望

 この後は、いつものように雌上佐山へ。南西側の急斜面を下る。里山整備で、どんどん斜面が登山道として削られていく。数年前までは、シマカンギクやイナカギク、オトコヨモギ、シュンランなどが見られたが、かなり少なくなっているような気がする。

 あまり整備しすぎてもいけない。


雌上佐山頂上直下の展望所から 来るたびに木が切られている

 今日はこの後、初めての稗田下山口方面へ。


中腹より上は、アベマキ林が広がる

 こんなにドングリの木があったら、イノシシも冬前の餌に困らないだろう。


昔、何か鉱物を掘り出そうとした跡


黒雲母安山岩を掘っている 狭いが、5m以上は奥がありそうだ


入り口には墓、「当山開拓鉱夫」○○とある


ここから頂上に登り返す 黒雲母安山岩の岩場が続く

 北側からの登山道とは全く違う姿・・・

 岩場でも、クヌギ、ネズミサシ、カナメモチ、アカマツなどの樹木やコウヤボウキ、ノキシノブなどが生育している。

 頂上から今度は、池田町側への下山道を下りる。前回よりもさらに整備されている。

 麓まで下り、途中から潰れかけた生活道に入る。


コクランの群生

 コクランは里山ではよく見るが、こんなに数多くの群生を見るのは初めて。100株以上は見たと思う。


ナナミノキ 上佐山の麓によく生えている 

 冬の雑木林では、青々とした葉をつけている、ナナミノキやクスノキ、アラカシなどが目立つ。特に、このナナミノキは、冬の時期の緑が新鮮できれいだ。


途中で、オケラ(きく科)の様子を見に寄り道

 数年前に見つけたオケラ、無事残り続けている。里山で時々見るが数はそれほど多くないようだ。

 1時間20分のミニミニトレッキングだった。

 今日は午後から日が射し、暖かく感じた。家の庭でもやっと蕗の薹が顔を出した。





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