さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

戸石~雨島峠~阿波竜王 厳寒トレッキング 

2013年01月26日 | トレッキング 阿讃の山
 今朝起きると、強風が吹いていた。気温以上に寒さが厳しく、家でおとなしく過ごそうと思っていたが、なかなか落ち着かないので、8時過ぎになって結局出かけることにした。
 家から車を走らせ、40分弱で戸石水ケ本に着いた。林道の雪は、日陰で少し残る程度で解けてしまっている。駐車地点の気温は0度、標高500m近いので、この時期の気温としては高い方だったのだが・・・


9:15 少し歩いて、水ケ本の尾根を振り返る 雪が見える

 今日も、この後の車道の凍結を予想し、長靴で歩くことにした。歩き始めて雪が舞い始めた。

 少し近道をして最終民家を通らずに尾根に上がる。

 雨島峠手前では、20㎝近く雪が残り、足がとられる。先週歩いた私の壺足の跡が残っている。


9:45 雨島峠を通過する 雪はほとんど解けている


今日はこの分岐で、中央の尾根に直接取り付いた

 2分も歩くと、いつもの道と合流する。直進したので、少し時間短縮になった。

 標高900mを越えると、雪の量が多くなる。20㎝から30㎝は残っているが、先週に比べしまっているので歩きやすい。

 風は先週より強く吹き付け、太い松の枝があちこちで折れて落ち、登山道を塞いでいる。


10:06 水ケ本三角点尾根と合流 標高920m


テン?の足跡が私の足跡の上に続いている 少し日が差す


10:15 トラバース道分岐 今日は982m尾根の東側の巻き道へ


10:22 イイギリの谷を通過

 ここの谷は、山側に大きなイイギリが立ち、谷側にも数本のイイギリの木があるので、イイギリの谷と私は呼んでいる。今年は、なぜかイイギリの木に赤い実がついていない。
 
 水ケ本手前の林道脇のイイギリにも、切山の最終民家の奥のイイギリにも、トラバース道の下にあるイイギリにも、どこのイイギリにもついていない・・・
 去年は、どの木にも、赤い実が2月の初めまでついていた。


この辺りはまだまだ雪が多い 結構ふかふかしている 新雪?


10:35 982m尾根からの道と合流 石仏も雪から出ている

 今日は、930mのこぶに上がっても、982m尾根も阿波竜王もガスがかかり見えない。

 10:54 川奥との分岐を通過する。先週は雪が深く、時間がかかったので、ここで引き返した。

 竜王方面へ少し上り始めると、登山者の足跡が少し残っていた。

 休まず、稜線分岐まで上って行く。標高1000mを越え、稜線分岐が近づくと、ものすごい音で風が吹き付けている。雪の量も増え始めた。



11:07 稜線分岐を通過する。

 ここから先は、登山者が多く歩いた跡が続いている。

 雪が降り出し、手も耳も冷たい。痛いぐらいだ・・・

 
先週の積雪量のすごさが想像できる


11:15 阿波竜王山頂展望台に着く 

 展望台に上がるが、雪が降っているので、982m尾根方面も大滝山方面も見えない。

 
展望台から歩いてきた尾根道を見下ろす 積雪は30㎝程度

 この後、時間にまだ余裕があるので、西側(竜王峠方面へ)の尾根へ進むが、こちらはあまり歩かれていないようで、雪が深く、足をとられる。

 徳島県側ルートを通って、竜王神社へ寄ることにした。ふかふかの雪を踏みながら下りていく。


地蔵も雪を被っている 寒そうだ・・・


11:28 竜王神社北側の竜王雨量観測所(アメダス)

いつもここの雨量データを見て、積雪の様子をチェックしている。


雪が止み、讃岐竜王が見え始めた


竜王神社南側のブナを見て引き返した

 少し日が差し始め、


阿波竜王手前の車道で明るくなった


11:39 登山道の雪 脇には50㎝以上の積雪がある 



11:41 稜線分岐の地蔵を通過し

 11:47 川奥との分岐まで下る。


11:56 下って、また向こうにこぶが現れる

 標高900mから930m辺りのこぶを、いくつか越えながら戻っていく。来るときの足跡は先ほどの雪で消えかけている。1㎝ぐらい積もったようだ。

 今日は気温が低いのか、ザックの横につけているスポーツ飲料が氷っている。


12:10 982m尾根の東側に戻ってきた

 
12:25 982m 川東三角点に立つ 石標はまだ雪の下

頂上からは、北側の急斜面を下る。雪は20㎝は越えて残っているが、先週に比べると楽に歩ける。


ウリハダカエデを見上げる 幹の表皮の特徴がはっきり


正面向こうに雨島尾根を見ながら下る


ヤドリギをたくさんつけた樹木 重そう・・・

 先週歩いた時に、雪の上に落ちていたヤドリギの枝、よく見ると、積もった雪の重みで落ちたのだろう、かなり大きな株が落ちている。


12:35 トラバース分岐に戻る 雪はこの程度

 ここからは、いつものトラバース道を通って、雨島峠へ30分程度で戻っていく。


少し雪が残るトラバース道


日当たりが良いトラバース道では雪はほとんどない


樹幹から982m尾根 西側は982m三角点よりも高く見える


12:42 南向きで春の訪れの早そうな谷


12:46 背の高い木がそびえる谷 シデ類かなあ・・・


樹間から見える島の峰方面

 トラバース道に生育する木々や樹間から見える景色を見ながらペースよく歩き、

 13:06 雨島峠に戻る。雨島集落から上がってきたらしい、トレッキングシューズの跡が付いていた。分岐で、雨島尾根へ向かったようだ。

 この後は、切山集落最終民家まで一気に下る。民家の周辺には、氷柱があちこちで見える。これからの冷え込みは厳しいだろう・・・


 13:30 水ケ本の車に戻る。4時間15分、約20000歩のトレッキングだった。

 風が強く吹き付けるこの時期は、もっと防寒対策をしっかりしたい。今日は、竜王辺りで耳や手の指先が凍って、痛いほどだった。


少し明るくなり始めた 水ケ本三角点尾根を見上げる  


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