さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

さぬき市 五瀬山トレッキング(2月)

2018年02月09日 | トレッキング  さぬき里山
 今日も、昼前からトレーニングを兼ねて歩きに出かける。3時前には戻らないといけないので、近隣の里山へ・・・そこで思いついたのが、2年前に歩いたことのある、さぬき市志度の五瀬山。いくつかのルートがあるようなので、再び歩いてみることに。

 
11:20 前回と同じ末工業団地西入口から出発

 集落へ続く車道を進み、西側にある池の堤防を通り、林道へ入るとすぐに電力の保線路の表示を見つける。


ため池の脇には(ケ)ヤマハンノキ 雄花序が茶褐色に

 ヤマハンノキは、かばのき科の谷沿いや池の上部などに見られる。今日のルートでも、ため池の近くでよく目についた。今日のルートでは、同じくかばのき科のオオバヤシャブシも多く見た。


果穂をつけたオオバヤシャブシ 


ひのき科のネズミサシの球果が黒く熟している

 冬のこの時期でもいろいろ楽しめる。保線路を標高を上げていく。


11:32 大きなアラカシも数本

 アラカシは大きな木になると、虫が入るようだ。カミキリムシの類の幼虫だろうか。


11:36 前回下りで使った、天野峠方面への下山道分岐を通過


11:38 冬でも青々とした大きなカクレミノ

 今日は後半の谷沿いのルートで、カクレミノの幼木をたくさん見た。先月歩いた浄願寺山でも多く見たが、ほかの里山ではそんなには多くない。


11:41 木の鳥居がある神社に到着

 この木の鳥居に使われている材は、水に濡れてもなかなか腐らないネズミサシだろう。ネズミサシは小さな池のユルなどにも使われている。


五剣山や屋島などの展望(少しかすんでいる)

 展望を楽しみ、頂上へと続く尾根道をどんどん歩く。


ヤマモモの幼木が育っている

 先ほどの神社の横にもヤマモモの大木があるが、五瀬山にはヤマモモが多いようだ。


尾根の西側はコナラ林 東はヒサカキの林になっている


東側のヒサカキ林


11:52 五瀬山山頂(鴨部西山 242.8m 三等三角点)


先日上った津田の北山(山頂のゴルフ場の建物が見える)をズーム


 今日は、この後いくつかのルートで上り返す計画。とりあえずは南側に下りてみる。


南には熊高山につながる尾根が続いている


12:01 こぶを一つ越え、下っていく

 過去に山火事になり、樹木が生育しつつあるものの、哀れな感じの斜面を下る。砂防用に植林したのか、アイグロマツ(アカマツとクロマツの中間)やオオバヤシャブシの低木が多い。その他、ヤマツツジ、ハギの類、ネザサなどが生育している。一度山火事になると、もとに戻るには大変な年数がかかる。


12:03 麓の畑から五瀬山を振り返る

 この後、車道(林道)に出て、工業団地の脇の道を歩き、


12:15 東末集落の墓地に出た(横は自動車道)


近くに、夏に樹液を出しそうなクヌギが数本


この後は、すぐに引き返す。前回来た時に、「六番へ」という表示があったと思い、山頂から六番(集落名)へ下りてみようと考えた。下った道を再び上り、頂上へと向かう。


12:35 五瀬山南斜面はこんな感じ

 今日は天気が良く、山の南向き斜面で、日差しを遮る木々がないので、体が火照る感じがする。のどが渇く。


12:41 再び山頂 祠がある


東には、同じさぬき市の雨滝山、火山が見える

 山頂から東へ下る登山道が見える。入口には赤いテープ。


ネザサなどが冬場に刈り込まれた感じの道


12:45 五瀬山山頂を振り返る

 この後も赤いテープを追って下るが、どうも普段よく歩かれているような登山道ではないようだ。それでも、冬場に荒く刈り込まれた道をテープ類を追いながら下っていく。途中、大きな花崗岩の岩場も・・・



12:51 コナラ、ヒサカキを中心とする林内を抜ける


12:53 道がはっきりしてくる(右側は沢のようだ)

 途中、北側の別ルートから下ってくる道と合流。そちらが六番からのメインルートかもしれない。

 
沢沿いの登山道脇には、ウラジロなどシダ類が茂っている

 やがて、よく整備された集落の生活道に入り、左手にため池が見え始める。麓は近い。


13:09 登山口に出たようだ(表示有)

 このすぐ下に、東方向からまっすぐにアスファルト道が上がってきている。ナビで確認すると、六番集落から上がって来ているようだ。

 県道まで行かず、ここで引き返して再び頂上へ上り返す。


13:17 沢の下流部(花崗岩の岩肌が見える)


13:23 先ほどの分岐 右側へと進んでみる


ナナミノキの幼木を撮ってみる


13:30 あまり見たことのない、幹が薄緑の樹木 わからない

 この近くには、クロガネモチの大きな木もある。テープを追いながら上るが、先ほど下った道よりも歩かれている。


13:34 神社と山頂を結ぶ尾根道のここへ出た(テープ有)

 ここからは、時間的に心配になり、山頂へ行かず下山する。天野峠の分岐を過ぎ、さらに上りで見ていた分岐が気になり進んでみることにした。ナビを見ながら、146m標高点まで・・・

 
13:49 スズタケが刈り込まれた 146m標高点

 さらにナビをみて、団地方向に下りるようなので下ることにした。


13:50 明るいウバメガシ林を下る


13:54 峠の地蔵(分岐有)をみて南へ下る

 13:57 団地に下り、池の堤防を通り、県道に出て車に戻っていく。


14:01 池の南側から146m標高点のこぶ(中央右)

 14:13 工業団地近くの車に戻る。2時間54分、約15000歩、約10kmのトレッキングだった。いいトレーニングになった。雲附山といい、この五瀬山といい、地元の方がよく手入れされ、いろいろなルートを楽しめるようになっている。やはりまた、別の季節に歩いてみたい。





 




 



 





 



 


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