さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

屋久島トレッキング 縄文杉(1)

2011年02月28日 | トレッキング 四国外
 25日は、朝4時40分頃に宮之浦の民宿を出た。車を走らせ、安房の町を過ぎた辺りで右折し、荒川登山口へ向け標高を上げていく。途中何台か車が追い越していく。三差路で右折し、10分ほど下っていくと荒川登山口に着いた。駐車場はいっぱいらしい。地元のガイドさんに聞き、やや広くなった道路脇に車を止める。登山口の広場に行くと、ヘッドランプをつけた登山者が多く見える。まだ真っ暗だ。明るくなってからしようと思っていたが、準備ができた登山者がガイドさんの合図でどんどん出発していくので、明るくなるのが待てず6時過ぎに出発した。


トロッコ軌道をヘッドランプで照らしながら出発する すぐにトンネルが・・・


若者2人組と抜きつ抜かれつでゆっくり歩いていく 

 欄干のない橋が渡れるか心配だった(高所恐怖症)が、なんともない。とにかく足元が暗いので、明るくなるまではゆっくり足を進めていく。


山の向こうが徐々に明るくなりはじめる 金星も見える

 しばらく歩いていくと、前にいるガイドさんが同行している5人組が見え始めた。


小杉谷集落手前の橋 橋の向こうに前のグループが・・・

 前のグループが小杉谷集落で休憩をとる頃には、かなり明るくなったのでペースを上げていく。ここで便意をもよおし、トイレがある楠川分かれ(20分先と教えられる)まで早く着こうと、いつもの時速7kmを越えるペースで歩いていく。
 楠川分かれの休憩所に着くと、1グループが休憩していた。無事トイレを済ませ、休憩しているグループのガイドさんと話をする。トロッコ軌道は、あと1時間ぐらい続き、先にまだ何グループかいるということ。それを聞き、安心して先に出発する。


中央に板が張られていて歩きやすい



橋を渡るときに下をみると・・・

 夫婦2人で歩かれている方を追い抜く頃から、軌道脇の雪が多くなり始める。


半分、軌道が雪で埋まっているところも

 5時に荒川登山口を出発したという、若者2人組を抜きしばらくすると、


7:55 大株歩道入り口に着いた ここからいよいよ登山道に


縄文杉まで2.5km ウイルソン株まで0.6kmとある

 写真を撮っていると、さっき追い抜いた若者がやって来た。ここから登山道に入ることを教え、上がっていく。階段や梯子が整備されている。これも登山道を守るためだろう。ここから先は誰もいない、どうもこの日の先頭に立ったようだ。






8:13 翁杉に着く 上のほうが最近折れているようだ


8:17 ウイルソン株に着く とにかく大きい 

 この後、雪が多くなる。階段や木道も雪で隠れたところが目立つようになる。足を踏み抜かないように気をつけながら登っていく。


こんな感じ 何度か雪を踏み抜く

 この辺りで、雪にはっきりと分かる、新しい足跡があることに気づく。しばらくすると若者5人組が下りてきた。4時頃に出発し、縄文杉まで登ってきたという。上には上がいるものだと少しあきれる。


この後も、雪に覆われた木道・階段を歩いていく


8:56 大王杉にたどり着く これもでかい 

 夫婦杉を過ぎた辺りで、木々の向こうに、白く雪を被った山が見え始める。宮之浦岳だ。



標高 1936m 九州一の高さを誇る 日本100名山


雨が多い屋久島でこんな風に見えるのはあまりないとのこと

 この後、また一人下山してくる。今度は高齢の男性だ。5時15分出発だったという。歩き方を見ると、かなり慣れていらっしゃる感じだ。その方の情報では、もう一人下山してくるとのことだ。しばらく歩いて、その人が下りてきた。高塚小屋に泊まっていたという。かなり疲れている感じだ。その方から、高塚小屋までは踏み跡がなく歩きにくいと聞く。

 小さな沢を越え、


デッキのようなものが見えたと思ったら、ひょっとして・・・

 9:29 思ったよりあっけなく縄文杉に着いた。階段を上がり、見上げる。













 どの角度から撮ろうとしても、全体を入れて撮ることはできそうもない。とにかく大きい、昨日見た弥生杉とは大きさといい、風格といい、比べものにならない感じがする。縄文杉を独り占めして15分ほど過ごし下山することにした。


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