ひねもすぐうたら

心の目で見る

コルドバ (スペイン)

2020年06月22日 19時28分12秒 | 日記
栄華の残り香ただようメスキータ

(スペイン語でモスク)を中心とした町です。






コルドバの地図



ローマ橋


中世にはヨーロッパ、イスラム世界の中心地と

して栄えたコルドバは、グアダルキビール川

(アラビア語で大いなる川)のほとりにたたずむ

小さな町です。






ディアネス門 メスキータの入口



オレンジのパティオ(中庭)と鐘楼


キリスト教徒とイスラム教徒の間で翻弄された

祈りの殿堂メスキータです。








二重アーチ「円柱の森」


白と赤の組み合わせた二重のアーチを支える

円柱が850本立っています。






ミフラーブ


イスラム教徒が祈りを捧げるメッカの方向を

示すくぼみ。






イスラム教の模様天井の下にキリスト教の祭壇



マヨール礼拝堂



聖歌隊パイプオルガン


メスキータを取り壊して大聖堂を建立した。

もともと1056本あった二重アーチの円柱を

850本に減らし、祭壇やパイプオルガンを備

えた礼拝堂を作らせました。






旧ユダヤ人街



パティオ

 
旧ユダヤ人街。かってユダヤ人が住んでいた

メスキータ北側に広がる地域です。白い家並み

と迷路のような小径に隠れた花に彩られた

パティオも、エキゾチックな町並みに彩をそえて

います。





広場



パティオ



土産物屋


窓や格子には色鮮やかに花鉢が飾られ、

家々の扉越しにパティオなどが垣間見られます。






「花の小径」から鐘楼


「花の小径」からメスキータの鐘楼を望む。





コルドバ (スペイン)

セビーリャ (スペイン)

2020年06月16日 11時01分51秒 | 日記
まぶしい太陽でいっぱいのアンダルシア最大の

街セビーリャです。













  スペイン広場2階からの眺め

スペイン広場は、さわやかで広大な敷地を持つ

マリア・ルイサ公園の中にあります。1929年に

イベロ・アメリカ博覧会として造られた半円形の

フォルムを持つ広場です。






噴水

その広場を囲むようにして造られた半円形の

建物は、華麗なイスラム建築様式です。






絵タイルのベンチ

建物の周囲には58の絵タイルのベンチが

あります。建物に沿って半円形状の池があり、

貸しボートもあります。






サンタ・クルス地区

カテドラルの裏にあるサンタ・クルス地区は、今

ではセビーリャで一番の繁華街としてにぎわっ

ています。






BAR

15世紀頃までユダヤ人居住区で入り組んだ

細い路地に白壁の建物が立ち並ぶエリアです。






土産物屋



土産物

狭い道の両側に、どの店も趣きタップリの

お土産屋、レストランなど多く並んでいます。






水の水路

この道はアルカサルに水を供給していた土管が

城壁に埋め込まれていることから

「水の水路(アグア通り)」と呼ばれています。

通りの右は白壁の民家、左は石造りの城壁に

なっています。






カテドラル

スペイン最大のカテドラルは、

ローマのサンピエトロ寺院、

ロンドンのセント・ポール大聖堂に次いで

世界で三番目に大きいキリスト教寺院です。






ヒラルダの塔



マエストランサ闘牛場



グアダルキビール川に架かる橋


イスラム時代はミナレットだった「ヒラルダの塔」

からは、美しい街並みを一望できます。






主祭壇



ムリーリョ作
「サン・アントニオ・デ・バドヴァの幻想」







セビージャ (スペイン)

アルハンブラ宮殿 (スペイン)

2020年06月06日 20時16分42秒 | 日記
たぐいまれな美しさで人々を魅了し

「閉ざされた楽園」と形容されている

アルハンブラ宮殿。






宮殿の遠景

最後のイスラム王、ボアブディルは、

イベリア半島のイスラム支配終演し

無血開城しました。






アルバイシン地区

アルハンブラとは「赤い城」という意味です。

宮殿の立つサビーカス丘陵の赤い土に由来

します。






アルカサバ

ただ一つのとりで「アルカサバ」です。






ベラの塔

眺めはアルバイシンの丘を埋め尽くす白壁の

家々、丘、シエラネバダが一望できます。






カルロス5世宮殿の中庭

イスラム建築の中にあって、イスラム建築に

勝る建築を! とカルロス1世の命で建てら

れたものです。






メスアールの間

訪問者がまず迎え入れられる場所、もとは

裁判や集会に使われていました。後に礼拝堂

に改築されました。






アラヤネスの中庭に面した建物「コマレスの塔」


アラヤネスの中庭と南側柱廊

大理石とアーチからなる回廊に囲まれた中庭

です。池の両側に芳香を放つ天人花

(アラヤネス)生垣の植え込みから名付けら

れました。






大使の間

コマレスの塔の中にある部屋で、諸国使節の

謁見など公式の行事に使われました。






ライオンの中庭

中央に12頭のライオンに因んで命名された

中庭です。ハーレム宮に囲まれたこの庭は王

以外男性は立ち入り禁止です。

2階は女性が使用していました。






二姉妹の間

床の中央敷石に大きな二枚の白い大理石が

使われたことが名の由来します。

8角形の天井に7種のムカルナス

(飾りをかたどる部品)を5000個も

組み合わせて造られた精緻なモカラベの天井

が見事です。






アベンセラッヘスの間

天井は星型のモカラベです。名門騎士団の

名前ですが、后と騎士団の不貞を知った王

が、アベンセラッヘス家の8人の男性を打ち

首にしたとされ、床にある水盤の染みは血の

跡だと語り継がれています。






諸王の間 正方形の部屋の天井

丸天井に最初の10人の王が描かれているこ

とから、諸王の間と呼ばれています。

ライオンの中庭の東側に位置し、内部にはい

くつかの小部屋があり、家族のパーティーや

王の寝室としても使われていました。






ヘネラリフェの庭園 アセキアの中庭


ヘネラリフェの庭園 南から北へ

ヘネラリフェとはアラビア語で

「すべてを見尽くす者の楽園」という意味

です。

王たちの避暑の離宮として、」13世紀に

建築が始まりました。特にアセキアの中庭が

有名です。アセキアとは、中央を流れる

水路という意味です。

  清流がすすり泣くアセキア




キリスト教徒に駆逐されたイスラム朝の悲哀と

美しいアルハンブラの幻影・・・。

悲しくも美しいグラナダ、その深い陰影は

世界の人々を魅了してやみません。





アルハンブラ宮殿 (スペイン)