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シギショアラ (ルーマニア)

2020年01月24日 14時12分50秒 | 日記
シギショアラは、ブラショフから北西約120㎞

に位置し、トランシルヴァニア地方の中心。

現在もなお人々が暮らす中世的城塞都市です。




人口約3万人、標高380mの小高い丘に築かれた

中世の面影を色濃く残した町並みには、周辺の

町とは違う素朴な魅力が残っています。


地球の歩き方 より




シギショアラの歴史は、12世紀にハンガリー王

の命で、辺境の防御を兼ねてドイツから

ザクセン人の職人や商人をこの地に入植させた

ことに始まります。






15~16世紀の繁栄の絶頂期には15のギルド

(職人組合)をもつ城塞都市であり、時計塔は

14世紀に自治都市となった記念として建てら

れた町のシンボルです。

その後1670年に大火で焼失したものの再建さ

れました。






町の創成期における多数のドイツ系移民の影響が、

山上教会やドイツ語学校に見られます。








17世紀以降は、幾多の災害に見舞われ、

1840年にギルドが特権を失ったことで、

都市はかってほどの勢いは失いました。







その後の開発の中で、防壁やギルド塔は取り壊さ

れました。それでもシギショアラの保存状態は

十分良好なもので、保存されている要素の多さは

90%が残っています。

1999年に「シギショアラ歴史地区」として

世界遺産登録されました。






シギショアラ (ルーマニア)