バースは、バス(風呂Bath)の語源となった
温泉保養地として栄えた町です。
西暦65年頃、ローマ軍がここに浴場を築いた
のが温泉地バースの始まりです。
ローマ軍の撤退とともに浴場も荒廃しました。
その後、19世紀末になって遺跡として発見され
ました。
周囲の柱の土台部分より上層の建物は後世の
再建です。
ローマンバス(ローマ浴場博物館)入口で
日本語のイヤホーンガイドが借りれます。
大浴場の浴槽は、長さ25m、幅12m、
深さ1.5mもあり、現在屋根はありませんが
かつては屋根付きでお湯も透明だっだそうです。
現在も湧き出る天然温泉です。
活火山のない地域の温泉は、近傍に降る雨水が
地殻に染み込み、地熱で熱せられ46℃の温水が
亀裂や断層に沿って地上に出てくるものです。
バース寺院。西暦757年に建てられた修道院が
起源です。1090年にはノルマン様式の大聖堂
になりましたが、修道院生活が退廃し廃墟となり
ました。現在の建物は1499年から建設が
始まり1617年に完成したものです。
ゴシック末期の垂直様式の傑作とよばれる建物
です。
バース
石造りの家々が並ぶ静かな佇まいが美しい村。
中心部を離れれば緑の大地と山々が広がる詩情
あふれる景色が味わえます。
小さな村で、トレッキングやワーズワースに興味
の無い人にとっては、何もない村同然です。
セント・オズワルド教会
湖水地方の静かな村グラスミアのロサイ川の
ほとりに一見特徴のない木造モルタルで建築
されているワーズワースの眠る小さな教会です。
ジンジャーブレッド・ショップ
創業は1854年です。以前から
ジンジャーブレッドという生姜の効いた甘い
お菓子はあったのですが、セーラー・ネルソン
という女性の焼いたお菓子がとりわけ美味! と
近所で評判となり、家事のかたわら売るように
なったのが始まりです。
(ロゴ入りのスーベニア缶
£4.50 6個入り)
ダブ・コテージ
大学から湖水地方を離れたワーズワースが故郷の
湖水地方に帰ってきて、居をかまえてのが
グラスミアの村はずれにあるダブ・コテージです。
(部屋の内部は天井も低く家具も質素です。)
ライダル・マウント
ワーズワースが人生の後半を過ごした邸宅。
当時の様子が再現された美しい室内には、彼の
愛用の品や肖像画、妻メアリーの残した刺繍など
日常の品が展示されています。
グラスミア
はちみつ色の家が並び、かって、
詩人ウイリアム・モリス(1834~1896)
が「イングランドで最も美しい村」と称したのは
有名な話です。
村の中心にはコルン川が流れ、川を泳ぐ魚はもち
ろんラッキィーな日には珍しいブラックスワンの
姿が見えます。そうした美しさは現在にも継承さ
れ、イギリス的な魅力をたっぷりと味わうことが
出来ます。
アーリントン・ロウ
14世紀の世界へタイム・トリップ!
のどかな村バイブリーの魅力はなんといっても
14世紀の家並みがそのまま残された
アーリントン・ロウです。
中世に建てられたコテージは、修道院のウール
倉庫として使われていたそうです。
それが17世紀に織物工が住むコテージに改築さ
れました。コテージの壁だけでなくて、屋根もこ
の地方で採掘される石造りで趣があります。
現在はナショナルトラストが管理して、コテージ
を賃貸し今なお人が住んでいます。
スワン・ホテル
1650年創業した川沿いにたたずむツタの絡ま
る外観が印象的な老舗のホテルです。
旅人の心を癒す
あえていうなら郷愁か
とびきりの素朴さか
身をゆだねられる何かがある
バイブリー
村の中心をウインドラッシュ川が流れ、その水辺
の美しさからリトル・ベニスともよばれる水辺の
村。築200年の3連のアーチ型の石橋が架かり、
川沿いの遊歩道を散策するのはもちろん、
ユニークなミュージアムや点在するショップを楽
しみながらのんびり美しい水辺の景色を眺め、ゆ
ったりと過ごす人気の村です。
ダイヤル・ハウス
村の中心にある人気のホテル
17世紀に建てられたカントリーハウスを改装し、
30年ほど前からホテルとして利用しています。
村の中心にあるので観光にもべんりです。
モーター・ミュージアム
クラシックカーが並ぶ博物館
数十台のクラシックカーが集められた博物館です。
ライムストーンの家
ここで取れる石灰岩ライムストーンで造られた
蜂蜜色の建物が重厚であり、いながら穏やかな
独特の風情を醸し出して統一した色の建物が続き
ます。
ボートン・オン・ザ・ウォーター
ハンス・スローン卿の収集品が、1753年
に国に譲られ公開されたのが始まりです。その後、
1850年までに現在の建物となりました。
休館日:なし 入場料:無料
ロゼッタストーン (BC196年)
プトレマイオス5世の碑文が刻まれた石碑。
エジプト遠征中のナポレオン軍が発見したもの
です。
ナポレオンのエジプト遠征は1799年に
イギリスのインド支配の打倒を目指して実施さ
れた結果、ナポレオンのフランス軍はイギリス
軍に敗北しました。
イギリスはこの戦いでロゼッタストーンなどたく
さんのエジプトの至宝を手に入れました。
人面有翼牡牛像(BC710~BC705年ごろ)
古代アッシリアでは城を悪霊から守るため、
サルゴン2世の城門に巨大な像が造られたと考え
られています。頭部は人間で、体は羽のある牡牛
になっています。横から見ると5本足の不思議な
姿で造られています。
ライオン狩り(BC883~BC859年ごろ)
紀元前9世紀にアッシリアを再建した王、
アッシュール・ナシルパル2世の築いた宮殿に
あったレリーフ。古代アッシリアでは、ライオン
狩りは王だけに与えられた特権でした。
うずくまるアフロディーテ像(BC3世紀ごろ)
ヘレニズム時代を代表する彫刻家ダエダルサスが
制作した像を1世紀に模造したものと言われてい
る作品です。
水浴びをしているところを見られて驚いている
人の像です。この像、昔は床に置いてあったのだ
そうですが、みんながお尻をなでるので台座に
乗せられ、それでもなでられるのでとうとう囲い
が出来てしまったそうです。
ヌルイデス・モニュメント(BC380年ごろ)
トルコ南西部のリキアの都クサントスの
ヌルイデス・モニュメントです。
紀元前4世紀頃の墓廟で、中央にはネレウスの娘
ネレイデス像が飾れれています。
パルテノン神殿の破風彫刻
(BC438~432年ごろ)
パルテノン神殿の東側の三角形の破風
(屋根の一部)を飾っていたギリシャの神々の
彫刻。
ラムセス2世の胸像(BC1250年ごろ)
テーベのラムセス葬祭殿(ラムセウム)から出土
した。19王朝の王ラムセス2世の胸像。
高さ2.6m、重さ7t。右胸の穴は、ナポレオン
軍が像を取り去ろうとしたときのものといわれてい
ます。
ポートランドの壺(AD5~AD25年ごろ)
現在のローマ周辺で出土したと考えられている
壺です。アレキサンドリアで発明されたカメオ
細工の美しい壺です。
ペレウスとテテイス女神が描かれていることから、
結婚式の贈り物と考えられていて、古代ガラス
製品の傑作とも言われています。
大英博物館