ひねもすぐうたら

心の目で見る

バース

2018年08月30日 17時08分18秒 | 日記
バースは、バス(風呂Bath)の語源となった

温泉保養地として栄えた町です。

西暦65年頃、ローマ軍がここに浴場を築いた

のが温泉地バースの始まりです。







ローマ軍の撤退とともに浴場も荒廃しました。

その後、19世紀末になって遺跡として発見され

ました。

周囲の柱の土台部分より上層の建物は後世の

再建です。



ローマンバス(ローマ浴場博物館)入口で

日本語のイヤホーンガイドが借りれます。







大浴場の浴槽は、長さ25m、幅12m、

深さ1.5mもあり、現在屋根はありませんが

かつては屋根付きでお湯も透明だっだそうです。







現在も湧き出る天然温泉です。







活火山のない地域の温泉は、近傍に降る雨水が

地殻に染み込み、地熱で熱せられ46℃の温水が

亀裂や断層に沿って地上に出てくるものです。







バース寺院。西暦757年に建てられた修道院が

起源です。1090年にはノルマン様式の大聖堂

になりましたが、修道院生活が退廃し廃墟となり

ました。現在の建物は1499年から建設が

始まり1617年に完成したものです。

ゴシック末期の垂直様式の傑作とよばれる建物

です。









バース

グラスミア

2018年08月28日 18時09分13秒 | 日記
石造りの家々が並ぶ静かな佇まいが美しい村。

中心部を離れれば緑の大地と山々が広がる詩情

あふれる景色が味わえます。

小さな村で、トレッキングやワーズワースに興味

の無い人にとっては、何もない村同然です。



セント・オズワルド教会

湖水地方の静かな村グラスミアのロサイ川の

ほとりに一見特徴のない木造モルタルで建築

されているワーズワースの眠る小さな教会です。







ジンジャーブレッド・ショップ

創業は1854年です。以前から

ジンジャーブレッドという生姜の効いた甘い

お菓子はあったのですが、セーラー・ネルソン

という女性の焼いたお菓子がとりわけ美味! と

近所で評判となり、家事のかたわら売るように

なったのが始まりです。










(ロゴ入りのスーベニア缶
        £4.50 6個入り)







ダブ・コテージ

大学から湖水地方を離れたワーズワースが故郷の

湖水地方に帰ってきて、居をかまえてのが

グラスミアの村はずれにあるダブ・コテージです。

(部屋の内部は天井も低く家具も質素です。)







ライダル・マウント

ワーズワースが人生の後半を過ごした邸宅。

当時の様子が再現された美しい室内には、彼の

愛用の品や肖像画、妻メアリーの残した刺繍など

日常の品が展示されています。








グラスミア

バイブリー

2018年08月23日 08時59分23秒 | 日記
はちみつ色の家が並び、かって、

詩人ウイリアム・モリス(1834~1896)

が「イングランドで最も美しい村」と称したのは

有名な話です。

村の中心にはコルン川が流れ、川を泳ぐ魚はもち

ろんラッキィーな日には珍しいブラックスワンの

姿が見えます。そうした美しさは現在にも継承さ

れ、イギリス的な魅力をたっぷりと味わうことが

出来ます。








アーリントン・ロウ

14世紀の世界へタイム・トリップ!

のどかな村バイブリーの魅力はなんといっても

14世紀の家並みがそのまま残された

アーリントン・ロウです。

中世に建てられたコテージは、修道院のウール

倉庫として使われていたそうです。

それが17世紀に織物工が住むコテージに改築さ

れました。コテージの壁だけでなくて、屋根もこ

の地方で採掘される石造りで趣があります。

現在はナショナルトラストが管理して、コテージ

を賃貸し今なお人が住んでいます。







スワン・ホテル

1650年創業した川沿いにたたずむツタの絡ま

る外観が印象的な老舗のホテルです。






  旅人の心を癒す

    あえていうなら郷愁か

       とびきりの素朴さか

         身をゆだねられる何かがある








バイブリー

ボートン・オン・ザ・ウォーター(イギリス)

2018年08月21日 14時31分37秒 | 日記
村の中心をウインドラッシュ川が流れ、その水辺

の美しさからリトル・ベニスともよばれる水辺の

村。築200年の3連のアーチ型の石橋が架かり、

川沿いの遊歩道を散策するのはもちろん、

ユニークなミュージアムや点在するショップを楽

しみながらのんびり美しい水辺の景色を眺め、ゆ

ったりと過ごす人気の村です。








ダイヤル・ハウス

村の中心にある人気のホテル

17世紀に建てられたカントリーハウスを改装し、

30年ほど前からホテルとして利用しています。

村の中心にあるので観光にもべんりです。







モーター・ミュージアム

クラシックカーが並ぶ博物館

数十台のクラシックカーが集められた博物館です。







ライムストーンの家

ここで取れる石灰岩ライムストーンで造られた

蜂蜜色の建物が重厚であり、いながら穏やかな

独特の風情を醸し出して統一した色の建物が続き

ます。








ボートン・オン・ザ・ウォーター

大英博物館(イギリス)

2018年08月19日 19時59分31秒 | 日記
ハンス・スローン卿の収集品が、1753年

に国に譲られ公開されたのが始まりです。その後、

1850年までに現在の建物となりました。

        休館日:なし 入場料:無料








ロゼッタストーン (BC196年)

プトレマイオス5世の碑文が刻まれた石碑。

エジプト遠征中のナポレオン軍が発見したもの

です。

ナポレオンのエジプト遠征は1799年に

イギリスのインド支配の打倒を目指して実施さ

れた結果、ナポレオンのフランス軍はイギリス

軍に敗北しました。

イギリスはこの戦いでロゼッタストーンなどたく

さんのエジプトの至宝を手に入れました。







人面有翼牡牛像(BC710~BC705年ごろ)

古代アッシリアでは城を悪霊から守るため、

サルゴン2世の城門に巨大な像が造られたと考え

られています。頭部は人間で、体は羽のある牡牛

になっています。横から見ると5本足の不思議な

姿で造られています。







ライオン狩り(BC883~BC859年ごろ)

紀元前9世紀にアッシリアを再建した王、

アッシュール・ナシルパル2世の築いた宮殿に

あったレリーフ。古代アッシリアでは、ライオン

狩りは王だけに与えられた特権でした。







うずくまるアフロディーテ像(BC3世紀ごろ)

ヘレニズム時代を代表する彫刻家ダエダルサスが

制作した像を1世紀に模造したものと言われてい

る作品です。

水浴びをしているところを見られて驚いている

人の像です。この像、昔は床に置いてあったのだ

そうですが、みんながお尻をなでるので台座に

乗せられ、それでもなでられるのでとうとう囲い

が出来てしまったそうです。







ヌルイデス・モニュメント(BC380年ごろ)

トルコ南西部のリキアの都クサントスの

ヌルイデス・モニュメントです。

紀元前4世紀頃の墓廟で、中央にはネレウスの娘

ネレイデス像が飾れれています。







パルテノン神殿の破風彫刻
        (BC438~432年ごろ)

パルテノン神殿の東側の三角形の破風

(屋根の一部)を飾っていたギリシャの神々の

彫刻。







ラムセス2世の胸像(BC1250年ごろ)

テーベのラムセス葬祭殿(ラムセウム)から出土

した。19王朝の王ラムセス2世の胸像。

高さ2.6m、重さ7t。右胸の穴は、ナポレオン

軍が像を取り去ろうとしたときのものといわれてい

ます。







ポートランドの壺(AD5~AD25年ごろ)

現在のローマ周辺で出土したと考えられている

壺です。アレキサンドリアで発明されたカメオ

細工の美しい壺です。

ペレウスとテテイス女神が描かれていることから、

結婚式の贈り物と考えられていて、古代ガラス

製品の傑作とも言われています。








大英博物館