ひねもすぐうたら

心の目で見る

アルハンブラ宮殿 (スペイン)

2020年06月06日 20時16分42秒 | 日記
たぐいまれな美しさで人々を魅了し

「閉ざされた楽園」と形容されている

アルハンブラ宮殿。






宮殿の遠景

最後のイスラム王、ボアブディルは、

イベリア半島のイスラム支配終演し

無血開城しました。






アルバイシン地区

アルハンブラとは「赤い城」という意味です。

宮殿の立つサビーカス丘陵の赤い土に由来

します。






アルカサバ

ただ一つのとりで「アルカサバ」です。






ベラの塔

眺めはアルバイシンの丘を埋め尽くす白壁の

家々、丘、シエラネバダが一望できます。






カルロス5世宮殿の中庭

イスラム建築の中にあって、イスラム建築に

勝る建築を! とカルロス1世の命で建てら

れたものです。






メスアールの間

訪問者がまず迎え入れられる場所、もとは

裁判や集会に使われていました。後に礼拝堂

に改築されました。






アラヤネスの中庭に面した建物「コマレスの塔」


アラヤネスの中庭と南側柱廊

大理石とアーチからなる回廊に囲まれた中庭

です。池の両側に芳香を放つ天人花

(アラヤネス)生垣の植え込みから名付けら

れました。






大使の間

コマレスの塔の中にある部屋で、諸国使節の

謁見など公式の行事に使われました。






ライオンの中庭

中央に12頭のライオンに因んで命名された

中庭です。ハーレム宮に囲まれたこの庭は王

以外男性は立ち入り禁止です。

2階は女性が使用していました。






二姉妹の間

床の中央敷石に大きな二枚の白い大理石が

使われたことが名の由来します。

8角形の天井に7種のムカルナス

(飾りをかたどる部品)を5000個も

組み合わせて造られた精緻なモカラベの天井

が見事です。






アベンセラッヘスの間

天井は星型のモカラベです。名門騎士団の

名前ですが、后と騎士団の不貞を知った王

が、アベンセラッヘス家の8人の男性を打ち

首にしたとされ、床にある水盤の染みは血の

跡だと語り継がれています。






諸王の間 正方形の部屋の天井

丸天井に最初の10人の王が描かれているこ

とから、諸王の間と呼ばれています。

ライオンの中庭の東側に位置し、内部にはい

くつかの小部屋があり、家族のパーティーや

王の寝室としても使われていました。






ヘネラリフェの庭園 アセキアの中庭


ヘネラリフェの庭園 南から北へ

ヘネラリフェとはアラビア語で

「すべてを見尽くす者の楽園」という意味

です。

王たちの避暑の離宮として、」13世紀に

建築が始まりました。特にアセキアの中庭が

有名です。アセキアとは、中央を流れる

水路という意味です。

  清流がすすり泣くアセキア




キリスト教徒に駆逐されたイスラム朝の悲哀と

美しいアルハンブラの幻影・・・。

悲しくも美しいグラナダ、その深い陰影は

世界の人々を魅了してやみません。





アルハンブラ宮殿 (スペイン)