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『消費増税「凍結を」自民若手 黒字目標撤回も、政府に提言へ』

2018年05月02日 | 経世済民=政治=経済

『消費増税「凍結を」自民若手 黒字目標撤回も、政府に提言へ』
(日本経済新聞、5月2日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30037290R00C18A5PP8000/

このニュースによれば、与党自民党の「日本の未来を考える勉強会」が、過剰に厳しい財政規律である「プライマリーバランス黒字化目標」を撤回し、その上で、消費税は「増税凍結」、ないしは、「減税」すべきであるという提言書をとりまとめたとのこと。今月中旬にも政府と党執行部に申し入れ、6月にまとめる経済財政運営の基本方針(骨太の方針)への反映を求めるとのことです。
そもそもこの勉強会は、これまで当方含めて、評論家の中野剛志さんや土木学会会長の大石久和先生、産経新聞の田村秀男さん、ソシエテ・ジェネラル証券株式会社チーフエコノミストの会田卓司さん、そして、三橋貴明さん等、多数の講師を招いて、勉強を重ねてこられました。
(勉強会の様子は全て、こちらの動画で確認頂けます
https://www.youtube.com/playlist?list=PLbEblF5PPOjTN_wdPWaOWGVrBO_8VBevV

ついてはこの度、当方も勉強会の一講師と言うことで、提案書の概要を拝見させて頂きましたが、我々講師陣が論じてきた内容が、簡潔、かつ適切にまとめられた、大変に素晴らしい内容となっています。詳しくは後日、公表されるものと思いますが、
その項目だけご紹介しますと、次のようなものとなっています。

1.「骨太の方針」での「債務対GDP比の安定化」の第一目標化とPB目標撤廃を

2.消費税増税の「凍結」は必須。減税をも視野にいれた消費税のあり方の抜本的見直しを

3.「2019年経済危機」を乗り越えるためは20~30兆円規模の超大型対策を

4.成長を効率的に促す「未来投資長期プラン」を策定し、18年度から開始

5.600兆円経済実現を確実にするための「当初予算3-4%ずつの拡充」を、PB目標に代わる新たなフロー目標とすべし


つまり、ただ単に増税延期やPB目標の撤廃を叫んでいるのではなく、財政規律を「より適正なもの」へと改善し、それに基づいて必要な対策を合理的に進めるべき、ということを提案する、「未来への責任感」に明確に裏打ちされた提言となっているわけです。
そもそもこの提言書のタイトルは、

「財政再建のために消費増税凍結とプライマリーバランス黒字化目標撤回を求める提言」というもの。つまりそれは、「財政再建のため」のもの、なのです。・・・・とは言えおそらくはこれから、こうした増税凍結やPB撤廃の動きに対して、「財政規律を無視する、不穏な動きが出始めた!」という不当としか言いようのない批判が出てくることも考えられますが、そうした批判は完全なる「的外れ」
その事は例えば、本報告書に記述された下記文章を一読頂ければ、すぐにお分かり頂けるものと思います。
最後に、以上の提案は、
常に積極財政を主張するものでなく、
景気後退期には財政拡大を、
景気過熱期には緊縮財政をという、
当然の方針を提案しているに過ぎない。

・・・・実に「理性的」な提言です。

三橋氏のメールです、常日頃の私の考えと同じであり日本の将来を明るくするために各自が真実を知り実現される様努力すべきと考えお知らせいたします。         END




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