
ソフマップ
時計付きの限定版が残っていたようで記念にそちらを買いました
発売直後の直接的なネタバレは避けるように、と公式が警告しているので具体的なネタバレなどは避けますが
めちゃくちゃ面白い!!!
やはり天下の奈須きのこさん
まだプロローグ。先生から眼鏡をもらってお別れしたところまでしか進めてませんが
もうこの時点ですでに面白い
なんというか、他の作家とは全く感性の異なる芸術的な文章構成
fate snの頃はナルシスト全開でクドイ文章。非常に読みづらい。でも、面白い…
悔しい、でも…(クリムゾン感)
な文章でしたが、月姫リメイクはものすごく文章が読みやすくなっている
あとはもう奈須きのこさんは価値観が天才だから、その天才が書き起こす文章はもうそれだけで芸術品になる
野原に一本だけあった木。その木を切り倒すことに、深いドラマや歴史、メッセージを取り入れる着眼点は凄い
直視の魔眼という、モノの終わりが視える異能
これがそこらへんのなろう系だと、ただの特殊能力であったり、俺ツエーするための道具としてしか使われないのが常だけど
プロローグから察するに、能力の持つ意味を物語に絡めて展開していくのが察せらる内容であるので期待大
なぞれば終わるラクガキが視える
それは死や破滅をもたらす忌むべき能力なのではなく、未来を読む為の力なのだと転換して捉える価値観が好き
ちなみに原作月姫は未プレイです
断片的に設定などを知ってるくらい
そういえば、プロローグの病院のシーンで思いましたが
この月姫のシナリオは後続の同人ゲーやエロゲに多大な影響を与えたんだろうなと、なんとなく気付く
虚淵玄さんの沙耶の唄(未プレイ)なんて主人公の境遇がまさに志貴だし
あやかしびと(これはpsp版をプレイ済み)は病院で先生と出会って人生観が変わるのはなんとなく重なる
fateがエロゲとして発売された当時、数百本レベルでfateの後追い作品が世に出たと思いますが
20年くらい前はエロゲの全盛期だったんだろうな、と
ちなみに自分はエロゲはほとんどプレイしたことはないですが、DIES IRAEくらいだろうか
18禁版としてゲームをプレイしたことがあるのは
美少女ゲーム、というか伝奇ビジュアルノベルゲーは結構プレイしたことはありますが
たいていが家庭用ゲーム移植版でプレイ
ポストfateとしてはDIES IRAEが最高峰で
他はあやかしびとが面白かった
あやかしびとの作者の東出さんはFGOのシナリオライターをやってたりもする
色々脱線したので、月姫の感想に戻りますが
めちゃくちゃ面白い
しかも、美少女ゲーム特有のいわゆる「立ち絵」「紙芝居」の要素が薄く
ビジュアルノベルゲーってここまで進化したのか…
と脱帽もの
背景が動く
モノローグとセリフの連動
アバン。志貴が屋敷の人たちを惨殺しているシーン?(たぶんミスリード?)で流れる
地の分とボイス付きモノローグの連動は美しい
まるでアニメを見ているよう
これは開発に時間がかかるだろうなぁという印象
戦闘シーンはfate snの剣劇エフェクトですら当時画期的といわれもてはやされましたが、月姫では新次元にたどり着いてるっぽいのでそこにも期待
この数ヶ月はFGO6章から連なる奈須きのこさん成分の補給により久しぶりにアニメやゲームなどのメディアを消費して、心の底から「楽しい、面白い」という感想が持てる時期が続いている
月姫を楽しみきった後には、ゆゆゆ三期もあるという幸せ
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