DAY14のめぐみんパートまでクリア
ネタバレ注意
めちゃくちゃ泣いた
震えるくらいに泣いた
なんでこんなに優しい物語が作れるんや、、、
贅沢な感情は、夏気球は
このシーンの為に作られた曲だったんだなって
ようやく理解した
以前から、めぐみんが立ち直るのはこの展開しかないと予想してました
だけど、予想していた展開をなぞってきただけなのに
なんでこんなに泣かされるんだろう
keyの麻枝准の真髄を見ました
ヘブバンをプレイしてきて、涙ぐむ。あるいは、涙する
そんなことは多数あれど
体が震えるくらいに泣かされたのは初めて
ヘブ泣きの最大瞬間風速は間違いなくジャングルジムのシーンが作中でもトップクラス
死にゆく季節の君へ。というイメージソング
夏の終わり。というテーマ
それが合致するシナリオだった
めぐみんにとって、ドームでの2週間は
神様のきまぐれ。奇跡が起こしてくれた里帰りだった
自分の人生に迷い、将来に絶望した社会人が
現代社会生活をドロップアウトして、田舎に帰る
そこで気づかされる、人生というものの尊さ。緩やかな時間の中で生きている人たちの優しさ
モラトリアム的なスローライフで得られる充足
めぐみんにとって、生きること。戦うことの意味を再確認できたドームでのかけがえのない暮らしの日々
その中で生まれた
ドームに生きている。いや、この世界に生きている人々を救いたいという自身のうちから漏れ出た感情
たとえ、自身が紛いものであったとしても
この贅沢な感情だけは偽りのないものだと
立ち上がるための意思を再び心に灯す
だけど、悲しいかな
やはり、めぐみんはヒトナービィであって
アキばーさんの一人娘である逢川めぐみではない
そこの線引きをしている
アキばーさんが愛した娘はもうこの世にはおらず、自分はそのコピーなのだと
古い映画の「シックスデイズ」を思い出しました
主人公のクローンが居て、クローンが家族と仲良くしていた
実はオリジナルだと思われていた主人公自身がクローンで、ラストには主人公がオリジナルの家族の暮らしを守る為に
自身が身を引いて立ち去る、という
死にゆく季節の君へ
これは、東京喰種の「季節は次々死んでいく」という歌に通ずる解釈であろう
時間(季節)というものは、そこを過ごす人間の意図など介さず
ただ機械的に、自動的にただ過ぎていく
我々、人間は無情に過ぎ去る時間の流れの中を
ただ漂っていくしかない
過ぎ去る時間に縋り、停滞して前に進めなかったABコラボの新之助のシナリオに通ずる部分も少しある
めぐみんは、幼い頃の娘の過去に縋るアキばーさんの背中を押してあげた
自分は逢川めぐみではないと理解した上で
だけど、自分の中にあるアキお母さんへの感情に偽りはないと知った上で
もう戻ってこない娘に思いを馳せることから卒業し、新しい娘であるルミと共に前に進むんやで、と
ああ、その為にルミというキャラクターが配置されたんだな
とめぐみんのドームでのシナリオを見て最終的に気づかされる
実は、今回のヒューマンドラマの主軸はアキばーさんだったりする
母を支える娘のバトンが、めぐみんからルミに託された形でエンドを迎える
こういうラストの締めも、シックスデイズを想起させる
key作品においては、夏。というのはとくにキーワードなりうる要素だと聞く
key作品をプレイするのはヘブバンが初で、アニメはABしか見てないので
今まで理解できませんでしたが
今回の4章後編で、いかに夏を扱うのが得意かがわかりました
郷愁、ノスタルジーの要素
過ぎ去った尊いもの
プレイヤーの誰しもが経験した夏休み
日本昔話のエンディング
熊の子見ていたかくれんぼ、のアレ
いいないいな〜、人間っていいな〜
おいしいおやつに ほかほかごはん
あったかいふとんで 眠るんだろな
こどもの帰りを待ってるだろな
そう、コレ
コレをシナリオでプレイヤーの心に豪速球で叩きつけてきて
BGMで麻枝准さんが作り上げた渾身の歌を添えてくるから
もう破壊力がヤバいのなんの
言ってみれば、バブみシナリオなのかもしれない
なんだか感想が変な方向に脱線しましたが
ここらでまとめると、とんでもない神シナリオでした
ヘブバンのファンでよかった
応援し続けていてよかった
心を震わせる感動をありがとう
そして、ハートフルな感動だけでは終わらないのがヘブバンの凄くてズルいところ
ここから盛り上がるスカルフェザー戦
完全復活を果たしためぐみんによるタマの窮地を救ってからの
おい、タマァ!
こんなんもう泣くしかないだろう、、、、
とりあえず夜も更けてきたのでスカルフェザー戦は明日にとっておきます
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