なんという圧倒的ボリュームか・・・
小島監督お得意の偽EDだなあとスタッフロールの欄にゼロの銀河万丈さんの名前があったことに狂喜しつつ重厚なエンディング(エンディングとは言ってない)が終わってからの次章予告
二章 種(RACE)へと
フルコース料理が終わった後に第二のフルコース料理を料理人が持ってきてくれた感覚
ここまでで40時間のプレイ時間
これはとんでもないゲームを小島監督は最後にコナミで造り出してしまったものですね(おそらく小島監督のゲーム制作は今後も違う形で続くはず)
よく、続編物のゲームのキャッチコピーで「シリーズ最高傑作」と大げさに囃し立てますが、ここまでシリーズ最高傑作という言葉が相応しいゲームは他に無い
究極のMGSが莫大なボリュームで遊べるゴージャスさ
このゲームのためだけにPS4を買っても全く後悔はしないからPS4まだ未所持の人は早く買おう!と勧めたくなる
やっとPS4に国産ゲームでキラータイトルがやってきました。役者が本当に揃った
MGSVは神ゲーでした。どこが神ゲーなのかを逐一説明すると長文になって書ききれないのであえて書きません
ということで今回は1章までのストーリー感想について触れます
ストーリーは1章が終わった時点ではまだ何とも評価できないところ
まだスカルフェイスへの復讐を遂げてこれから物語が動き出すぞ。というところですからね
しかし今回はストーリーの濃度が希薄である
単にストーリー的には序盤であるが為に内容が薄いのか(おそらくゲームプレイ部分のボリュームについては1章クリア時点で中腹あたりだろう)、それともオープンワールドというゲームスタイルがストーリーの連続性を薄めてユーザーにテーマが伝わりにくくなっているのか・・・正直これはあるな
今までのシリーズは単独潜入という連続する極限状態下でドラマティックな物語が継続的にプレイヤーの頭に叩き込まれているためにストーリーへの没入度も高かった
MGSVではオープンワールドというゲーム性からストーリーもかなり開放的な造りになっている。ストーリーに能動的にのめりこむかどうかもユーザーの選択次第
また、キャラクターを中心に物語が紡がれるのではなく、世界を舞台に事件が発生しそれについて登場キャラが関わる。ユーザーは事件を通してビックボス達を俯瞰した立場から見ることになりドラマチックさにかけてしまう
カセットテープで補完することでストーリーを深めていく造りであるが、主人公を操作しながらではなかなか内容が深く入ってこない
加えてオープンワールドというゲーム性、そしておそらく今作のビックボスには何か裏が有り、その特殊性からビックボスは過去作に増して寡黙なために心情が謎めいている
この部分はユーザーにビックボスが何を感じ悪へ堕ちていくのかをユーザーに委ねるためにあえて妄想できる余地を残しているんだろうけど
まあ上記の懸念は2章からのストーリー展開のいかんで簡単に吹き飛ぶんだけど。今回のMGSVのストーリーは予想としてだけど過去作のようなドラマ性は薄そうである
ビックボスが関わる事件を見せることでユーザーになぜビックボスが悪に堕ちたのか推察させる。そういった物語っぽい
しかし小島監督が描くメッセージ性の強さは健在
今作では世界が抱える闇を取り扱っていくみたいですね。第三世界、人種差別、少年兵問題
ツイッターで一時期呟いていた「業界のタブーへの挑戦」は少年兵問題でしょう。別の意味で小島監督は業界は去らなくとも、コナミというゲーム会社を去ることにはなってしまいましたが
ゲームプレイ部分で子供を殺すことができるゲームなんてとんでもないゲームです。多分コンシューマーゲームではこのゲームくらいでしょう
falloutでさえ子供は死ななかった
1章部分ではまだ何とも言えませんがTPPの子供の死はfallout3でメガトンの不発核弾頭の爆発させるかさせないかをプレイヤーの判断に委ねるイベント位に意味のある要素であると予想します
TPPではマザーベースを核武装するかしないかの選択も自由に決められるようです
PWまでは先進国が平和を保つ為の核抑止に焦点が当てられ反核を説いてきた作品ですが
PWからは力を持たないモノが自由を獲得する手段としての核の保有からの抑止論が展開される
力を持たないモノとはスカルフェイスが核搭載二足歩行戦車をばら撒こうとしていた第三世界であったり、MSFやDDであったり
力を持たないモノは核抑止による平和を享受するための舞台にすら上がれずに、力を持つモノの食い物にされる
ある意味でスカルフェイスの行おうとしていた英語の駆除による抑圧された世界の解放はザ・ボスが守った「ありのままの世界」に趣旨としてはゼロが行おうとしている全世界の無意識の統一と比べると近いんですよね
ザ・ボスがスカルフェイスを認めることはあり得ませんが
現代社会の平和、均衡は第三世界の犠牲の上で成り立っている。臭いモノに蓋をして見て見ぬふりをすることで資本主義と共産主義の国家は核抑止のもと仮初の危うい平和を享受できていたわけで、2015年になってもそれは同じ
大多数の幸福実現の為に少数へすべての負をぶつける、そうすることで我々人類は幸せを得てきたのですが、TPPでは世界に仕方のない犠牲として黙認され見捨てられた負の部分
ここに焦点をあててストーリーが展開される
悪に堕ちていくビックボス達にふさわしいダーティでダークな今までにない趣のMGS。それがTPP
ここまで意識的に貧困や差別を扱ってくるゲームは他にないと思います
そういえばスカルフェイスの思想や目的は以前のPVから妄想する予想記事そのままの内容でした
逆にそこ止まりであった為GZで期待していたよりはあまり深みがないキャラだった気がします
ビッグボス達に復讐心を植え付ける為の火種という役割止まりの人物イメージです
個人的にはサヘラントロプスの暴走に慌てる姿を見てからスカルフェイスが一気に小物化した気がしますw
まだこの題材がどこへ向かっていくのか1章段階ということもありストーリーも見えませんのでここらで割愛するとして
1章クリア時点ではまだまだ謎が多いですね
いま思い出しましたがこれはちょっと・・・とMGS4のナノマシンの万能ばりに無理があると思った設定がスカルズの異能が寄生虫によるものだと判明したシーンですね
MGSのとんでもテクノロジーは今に始まったところではなく、むしろそこが面白いポイントでもあるんですが
全部虫によるものとするのが無理がある気が・・・
あ、そういえばMGS3のペインも虫が体を形成していたなと思い出したら案の定コードトーカーのカセットテープで拾われてましたね
ジ・エンドの光合成と異常寿命も寄生虫が原因だったとは・・・
小島監督、TPPで寄生虫による異能を思いついてコブラ部隊ネタを思いついた時はしてやったり・・・って感じだったんでしょうねwww
そしてパスが生きていた・・・・
しかし何か裏が有りそうなんだよなあ。単純に実はもう一つの爆弾も取り除いていたって事実を受け入れてよいのか。それとも何か秘密があるのか
ビックボスに脳の記憶野が破片圧迫により記憶の齟齬や幻覚を見ることがあるらしいがそれも怪しいなあ
というか今作のビックボスが本当にビックボスなのかさえ怪しい
とにかく謎だらけ
細かい部分では序章でイシュメールがビックボスに強心剤を打つとき、あれイシュメールが自分の腕に刺していたようなカットにも見えたし
クワイエットはキプロスの病院でも登場していたし・・・悩んでも始まらないから考えたら負けですね
おいおい明らかになるんでしょう
最後に一つ
オセロット最高です
たぶんマザーベースのキャラで一番好きです
どれだけスネークに忠義をつくしているのかと・・・
マザーベースでの隊員訓練時にネイキッド→オセロットへの指南がそのままの形でオセロット→隊員に指導されていたのがとても微笑ましかった
反面ヒューイはクズすぎですねwww
研究に執着する悪の科学者のにおいしかしません。パパコンは水死しても仕方ないレベル
そしてミラーはPWの時に比べてもはや別人ですね
復讐の炎、暗い感情が人を怪物に変えるという今作のテーマを一番体現しているキャラクターです
小島監督お得意の偽EDだなあとスタッフロールの欄にゼロの銀河万丈さんの名前があったことに狂喜しつつ重厚なエンディング(エンディングとは言ってない)が終わってからの次章予告
二章 種(RACE)へと
フルコース料理が終わった後に第二のフルコース料理を料理人が持ってきてくれた感覚
ここまでで40時間のプレイ時間
これはとんでもないゲームを小島監督は最後にコナミで造り出してしまったものですね(おそらく小島監督のゲーム制作は今後も違う形で続くはず)
よく、続編物のゲームのキャッチコピーで「シリーズ最高傑作」と大げさに囃し立てますが、ここまでシリーズ最高傑作という言葉が相応しいゲームは他に無い
究極のMGSが莫大なボリュームで遊べるゴージャスさ
このゲームのためだけにPS4を買っても全く後悔はしないからPS4まだ未所持の人は早く買おう!と勧めたくなる
やっとPS4に国産ゲームでキラータイトルがやってきました。役者が本当に揃った
MGSVは神ゲーでした。どこが神ゲーなのかを逐一説明すると長文になって書ききれないのであえて書きません
ということで今回は1章までのストーリー感想について触れます
ストーリーは1章が終わった時点ではまだ何とも評価できないところ
まだスカルフェイスへの復讐を遂げてこれから物語が動き出すぞ。というところですからね
しかし今回はストーリーの濃度が希薄である
単にストーリー的には序盤であるが為に内容が薄いのか(おそらくゲームプレイ部分のボリュームについては1章クリア時点で中腹あたりだろう)、それともオープンワールドというゲームスタイルがストーリーの連続性を薄めてユーザーにテーマが伝わりにくくなっているのか・・・正直これはあるな
今までのシリーズは単独潜入という連続する極限状態下でドラマティックな物語が継続的にプレイヤーの頭に叩き込まれているためにストーリーへの没入度も高かった
MGSVではオープンワールドというゲーム性からストーリーもかなり開放的な造りになっている。ストーリーに能動的にのめりこむかどうかもユーザーの選択次第
また、キャラクターを中心に物語が紡がれるのではなく、世界を舞台に事件が発生しそれについて登場キャラが関わる。ユーザーは事件を通してビックボス達を俯瞰した立場から見ることになりドラマチックさにかけてしまう
カセットテープで補完することでストーリーを深めていく造りであるが、主人公を操作しながらではなかなか内容が深く入ってこない
加えてオープンワールドというゲーム性、そしておそらく今作のビックボスには何か裏が有り、その特殊性からビックボスは過去作に増して寡黙なために心情が謎めいている
この部分はユーザーにビックボスが何を感じ悪へ堕ちていくのかをユーザーに委ねるためにあえて妄想できる余地を残しているんだろうけど
まあ上記の懸念は2章からのストーリー展開のいかんで簡単に吹き飛ぶんだけど。今回のMGSVのストーリーは予想としてだけど過去作のようなドラマ性は薄そうである
ビックボスが関わる事件を見せることでユーザーになぜビックボスが悪に堕ちたのか推察させる。そういった物語っぽい
しかし小島監督が描くメッセージ性の強さは健在
今作では世界が抱える闇を取り扱っていくみたいですね。第三世界、人種差別、少年兵問題
ツイッターで一時期呟いていた「業界のタブーへの挑戦」は少年兵問題でしょう。別の意味で小島監督は業界は去らなくとも、コナミというゲーム会社を去ることにはなってしまいましたが
ゲームプレイ部分で子供を殺すことができるゲームなんてとんでもないゲームです。多分コンシューマーゲームではこのゲームくらいでしょう
falloutでさえ子供は死ななかった
1章部分ではまだ何とも言えませんがTPPの子供の死はfallout3でメガトンの不発核弾頭の爆発させるかさせないかをプレイヤーの判断に委ねるイベント位に意味のある要素であると予想します
TPPではマザーベースを核武装するかしないかの選択も自由に決められるようです
PWまでは先進国が平和を保つ為の核抑止に焦点が当てられ反核を説いてきた作品ですが
PWからは力を持たないモノが自由を獲得する手段としての核の保有からの抑止論が展開される
力を持たないモノとはスカルフェイスが核搭載二足歩行戦車をばら撒こうとしていた第三世界であったり、MSFやDDであったり
力を持たないモノは核抑止による平和を享受するための舞台にすら上がれずに、力を持つモノの食い物にされる
ある意味でスカルフェイスの行おうとしていた英語の駆除による抑圧された世界の解放はザ・ボスが守った「ありのままの世界」に趣旨としてはゼロが行おうとしている全世界の無意識の統一と比べると近いんですよね
ザ・ボスがスカルフェイスを認めることはあり得ませんが
現代社会の平和、均衡は第三世界の犠牲の上で成り立っている。臭いモノに蓋をして見て見ぬふりをすることで資本主義と共産主義の国家は核抑止のもと仮初の危うい平和を享受できていたわけで、2015年になってもそれは同じ
大多数の幸福実現の為に少数へすべての負をぶつける、そうすることで我々人類は幸せを得てきたのですが、TPPでは世界に仕方のない犠牲として黙認され見捨てられた負の部分
ここに焦点をあててストーリーが展開される
悪に堕ちていくビックボス達にふさわしいダーティでダークな今までにない趣のMGS。それがTPP
ここまで意識的に貧困や差別を扱ってくるゲームは他にないと思います
そういえばスカルフェイスの思想や目的は以前のPVから妄想する予想記事そのままの内容でした
逆にそこ止まりであった為GZで期待していたよりはあまり深みがないキャラだった気がします
ビッグボス達に復讐心を植え付ける為の火種という役割止まりの人物イメージです
個人的にはサヘラントロプスの暴走に慌てる姿を見てからスカルフェイスが一気に小物化した気がしますw
まだこの題材がどこへ向かっていくのか1章段階ということもありストーリーも見えませんのでここらで割愛するとして
1章クリア時点ではまだまだ謎が多いですね
いま思い出しましたがこれはちょっと・・・とMGS4のナノマシンの万能ばりに無理があると思った設定がスカルズの異能が寄生虫によるものだと判明したシーンですね
MGSのとんでもテクノロジーは今に始まったところではなく、むしろそこが面白いポイントでもあるんですが
全部虫によるものとするのが無理がある気が・・・
あ、そういえばMGS3のペインも虫が体を形成していたなと思い出したら案の定コードトーカーのカセットテープで拾われてましたね
ジ・エンドの光合成と異常寿命も寄生虫が原因だったとは・・・
小島監督、TPPで寄生虫による異能を思いついてコブラ部隊ネタを思いついた時はしてやったり・・・って感じだったんでしょうねwww
そしてパスが生きていた・・・・
しかし何か裏が有りそうなんだよなあ。単純に実はもう一つの爆弾も取り除いていたって事実を受け入れてよいのか。それとも何か秘密があるのか
ビックボスに脳の記憶野が破片圧迫により記憶の齟齬や幻覚を見ることがあるらしいがそれも怪しいなあ
というか今作のビックボスが本当にビックボスなのかさえ怪しい
とにかく謎だらけ
細かい部分では序章でイシュメールがビックボスに強心剤を打つとき、あれイシュメールが自分の腕に刺していたようなカットにも見えたし
クワイエットはキプロスの病院でも登場していたし・・・悩んでも始まらないから考えたら負けですね
おいおい明らかになるんでしょう
最後に一つ
オセロット最高です
たぶんマザーベースのキャラで一番好きです
どれだけスネークに忠義をつくしているのかと・・・
マザーベースでの隊員訓練時にネイキッド→オセロットへの指南がそのままの形でオセロット→隊員に指導されていたのがとても微笑ましかった
反面ヒューイはクズすぎですねwww
研究に執着する悪の科学者のにおいしかしません。パパコンは水死しても仕方ないレベル
そしてミラーはPWの時に比べてもはや別人ですね
復讐の炎、暗い感情が人を怪物に変えるという今作のテーマを一番体現しているキャラクターです