面白かった
すごいと感じたのが、濃密なくめゆ数話分を上手く纏めてコンパクトにしているのに魅力を殺していないところ
上江洲さんは尺の長い原作をどうアニメとして楽しめるように脚本するかがアニメーターの腕の見せ所。と言ってましたが
まさしく上手く料理してダイジェストではあるんだけど、ただのダイジェストにしないようにアニメ化が為されている
芽吹の語りで物語が進行するので、ファフナーのデスポエムよろしくな感じで
どうせみんないなくなる感がましまし
くめゆはおそらく2〜4話と3話でまとめる模様
2〜3話が4話の決戦に集約するように原作を再構成してデザインしている
原作をただなぞるのではなく、まさしくリファイン。再定義という表現がふさわしい
原作既読組も楽しめるように、アニメならではの切り口で演出しているのが高評価
2話は原作を忠実にアニメ化しており、ファンとしては満足いくものではあるものの
どこか既視感があるものであり目新しさという要素が薄かった
しかし3話に来てここまでダイナミックに再構成していて、なおかつ原作からブレずに、既読組を退屈させないように新しい場面も添えてアニメとして描く手腕がすごい
これは原作者の朱白あおいさんや今話の脚本の上江洲さんを筆頭に
勇者であるシリーズが「みんなで」作っていった作品であるので、知恵を出し合い、統合性が欠けていないか考慮し尽くして出来上がったから
たとえばこれが、そこらのラノベ原作アニメをただ単にアニメ化してみました。という「アニメ作り」ではたどり着けない極地
各スタッフ感の連携が如実に感じられたのが今回の3話だった
しかも、くめゆ2〜3話は全て4話にかかるようにデザインされているので
むしろ本番は4話なのである
芽吹の心の成長を星座型との戦闘を通して描くような筋道がもうお膳立てされているのが視える
4話の戦闘を映えるように描くために、あえて2〜3話の戦闘描写は抑えたものにしてあるのが感じ取れる
この再構成の手腕なら、3期が1クールものだったとしても6話分ほどでのわゆを描いても安心できる気がする
個人的には、3期は実は2クール説をまだ推していて、くめゆののちにのわゆとワンチャン赤嶺の章があるのでは?と考えてますが…はたして
以下、今回のくめゆの感想
芽吹の語りがどうみてもファフナーのデスポエムです、、、本当にありがと(ry
あややのおじぎで大きくなる神樹様(意味深)
おじぎを三回くらいしてましたが、あれは日本の神道の作法とかなんでしょうね
国造りの一環に樹苗がありましたが、ルビに「トヨアシハラ」の記載
やはり四国は「(豊)葦原中国」なんだろう
Aパートの雀の勇者部訪問
というか雀可愛いな…
チュンチュン可愛い…
さすが桐谷(検閲済み)さん…
しずくがラーメン食べていたのも感動
四国にもラーメンは人権があるのだ…
ゆゆゆ特典ゲーでも友奈ちゃんが、どじゃーんラーメン!していたのでたまにラーメンが食べたくなるんだろう
アマゾネスの勇者部が面白い
というか、一般人の雀から見たら勇者部のメンバーは全員が奇人変人に見えるんだろう
勇者は異常者の集まりかもしれない。というのが一般人の価値観が描かれた烏丸久美子は巫女でないで描かれた
芽吹のプラモオタの描写も面白い
これ、たしかイラストノベルだとここまで変人じゃなかった
というかたしかこんなパートはなかった?気がする
プラモを前にした芽吹は戦艦を語る東郷さんレベルであり
中の人である田中美海さんが某FGOで興奮しながら推し鯖について語っている時くらいの暴走感がw
芽吹とあややのデート後のシーン
夕暮れどきのあの光景
勘のいい新規の視聴者なら、「あっ、これわすゆで銀が『またね』って言った時レベルのフラグじゃ…」と思ったと思いますが
期待して来週を見ましょう
次回予告によると、来週のタイトルは「神託」
あれ?花言葉パターンは変えてきた?と一瞬思いましたが
実は神託はタンポポの花言葉
そして次回予告に銀の声とわっしーらしき声が聞こえるという…
くめゆが終わったらわすゆに飛ぶ。という可能性もありますが
それ以上に、東郷さんが奉火祭で高天原へと生贄に差し出される際に
銀の意思・思念に触れたのでは?
銀を前にした東郷さんの心はわすゆ時代にまで一気に引き戻されたから声が幼くなりわっしーの演技になった?
と一瞬思うも、結界外のしずくのシーンの回想パートでわすゆ組が描かれるのかな?とも若干思ったり
なんにせよ、どういうくだりで銀とわっしーが来週出てくるのかはわからない
そういえば、くめゆ組は芽吹、雀、あやや、弥勒さんは十分に描けてますが
しずくは少し描写が薄い気がします
たぶん新規視聴者の人はしずくが二重人格だというのを知らない人もいるのでは?
Bパートでシズクが出てきた際に雀だったか弥勒さんに「もう1人のしずくさん!」とフォローはされましたが
うまく、くめゆを凝縮して描いてはいるものの
やはり細部までは描けずに尺が足りないために
アニメを見て気になった人は原作イラストノベルを買ってね。というスタンスなんだろう
銃剣のあの新ギミックが好きです
ガリアンソード、という創作上ならではの武器らしい
インドに似たような演義用の武器があるみたいだけど
wikiで見れば蛇腹剣とも
BLEACHのザビマルだったり、なのはのシグナム?の武器だったり
いわゆるロマン武器
おそらく4話が戦闘シーンにリソースを割きまくった熱い回になると思われるので期待しておきます
TVアニメ「結城友奈は勇者である -大満開の章-」防人編PV
PVが来ていた模様
やっぱり4話が凄いことになるっぽい
ええぞ…
ええぞぉ…
もうネタバレ全開で書くけど
フラグをブチ折って
「人間なめんなよ!」
テラフォーマーズ感
誰も死なせない。という信念のもと、銃剣二刀流で覚醒する芽吹がめちゃくちゃ熱いシーンになりそう
今までの積み重ねは、決して無駄ではなかったのだ、と
決して、間違いなんかじゃないんだから…ッ!!
くめゆイラストノベル最終回を見た時から感じてました
芽吹の覚醒シーンは衛宮士郎の生き様に似ていると
駆逐系女子
↓
私が勇者だ→私は、勇者になれない…→私が、私たちが勇者だ!!
↓
人間なめんなよ!
↓
決して、間違いなんかじゃないんだから…
少年漫画の熱い王道が詰まっている
4話はたぶん戦闘シーンもわすゆの銀対3バカバーテックス並みに期待できそう
そういえば、戦闘シーンにCGを多用していますが
このCGがシドニアの騎士のような作風を想起させます
アルペジオとケンガンアシュラで培ったCG技術が活かされている