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たきゆの徒然日記

ゲーム、アニメなど趣味を書いています
好きな作品はMGS、COD。Fate、勇者であるシリーズ、ヘブバン

ガンダム ジークアクス 1〜4話 感想

2025-05-02 03:10:00 | 日記
面白すぎる


面白過ぎた



最近、アニメ見ても素直に楽しめなかった自分がいました
自分の感性がもう死んだのか、アニメはもうそろそろ卒業すべきなのか

深夜アニメを見ても楽しく感じられなくなってきた


そんな自分にブッ刺さったアニメだった



オリジナルアニメで面白いと感じるのは、リコリス・リコイル以来


アニメ見て、久しぶりにテンションが上がり、自分の中で熱を感じたのでブログを書こうかなと思った次第です



ちなみにジークアクスについての事前情報はまったくのゼロだった

先行放送の劇場版の評価がやけに高く、どうやらシャアが出てくることを知っていたくらい

あとは、劇場でキレたガノタが殺すぞ!と叫んだ騒動がTwitterもといXで話題になったのを知っているくらいだった



期待値ゼロの段階で1〜3話まで見て、普通に楽しめてましたが
4話の視聴を終えた時点で、自分の中の評価が爆上がり


100点満点中の暫定評価は120点あたりまで上昇し、400%はたぶん超える見込み


さすが庵野脚本


これね、庵野さんが脚本なのとスタジオカラーが作っているのは前情報として知ってました


ところどころにエヴァ節を感じる


今作のテーマは過去への固執、執着だととらえました
それを明確に視聴者をリードするために4話に持ってきたのが魔女


ちょっと過激な言葉を使いますが
ジークアクスは根っからのいにしえのガノタに対して

ふーん、君。初代ガンダムが好きなんだ
見ろ、これが俺のエヴァンゲリオンだ。
そして死ね


とスパーンと言い放つような作品だと感じられます
脚本もところどころが攻撃的であり

4話に魔女を持ってきたのも、水星の魔女へのあてつけか?(いやこれは邪推)


だけど、それがイイ


ちなみに、自分は初代ガンダムは子どものころに朝の子ども劇場でさらっと見たくらい
逆襲のシャアもユニコーンもふわっとしか知りません

宇宙世紀ガンダムはほとんどエアプです


ジークアクスはシャアがガンダムを拾ったのをターニングポイントとして
ジオンが地球連邦に勝利した後のifを描いた話

じゃあアムロどこいるの?
ってなるが、アムロの存在がキーになりそうな気はする
もしくはアムロがいないというのをトリガーとしたifなのか


今作のテーマは4話で確信しましたが、執着と固執

これ、庵野さんのことだから視聴者をメタネタで伝えたいメッセージの相手方として舞台に引き込むギミックを仕込んでそうな気がする


視聴者が固執してるのよね
いにしえのガノタが初代を至高とする宗教に

庵野さんはジークアクスというツールを用いて、そのメインターゲットに据えた視聴者と対話していく狙いがあると直感しました


シャア大好きおじさんのシャリア・ブルはシャアに固執して、いまだにシャアの限界オタクおじさんになっています

実はこれ、視聴者のいにしえのガノタと重なるようにおそらくリンクさせるために配置している


逆襲のシャアで散ったシャア。その影を何十年と追い求めてきたいにしえのガノタ


ユニコーンでフロンタルは出てきましたが
あれはシャアではない
シャアという器。偶像(イコン)に過ぎない


ホンモノのシャアという存在を視聴者にぶつけてくる予感はします


富野監督は庵野さんにたぶん
ガンダムを無茶苦茶にしてください、ってオファーしていそう
それに対して庵野さんはニヤリと笑って返していそう


無茶苦茶なガンダムが見たい
ただ無茶苦茶なだけではない
きちんと面白い


それがジークアクス


では、4話の感想に


正直、脚本のテンポ良すぎだろと感じた
並の脚本家なら魔女戦は2話にわけてもおかしくないくらいの濃さなのに1話に収まっている

序盤はクランバトルを主軸にして、キャラの深掘りや物語を動かしていくのだろう

シーコ?だったかな
魔女のキャラ立ちが立ち過ぎていて、ぽっと出のキャラじゃないだろレベルでインパクトあるのはさすが

おそらく死んだマブは元カレだろう
元カレへの執着から赤いガンダムに固執するのは、ジークアクス全体が
コレってこういうおはなしなんです。と脚本が視聴者にテーマを教えてくれているわかりやすさを感じた

あと、魔女が強欲おばさんで
手を伸ばす距離のものすべてを手に入れたいアグレッシブさなのがイイ

過去に囚われた、自らの魂を解放させるために赤いガンダムに乗っているという理由だけで
シュウジに明確な殺意を向けるのも、ネジが飛んでいてイイ


というか、ジークアクスの主要キャラ

全員倫理観を窓から投げ捨てたような、やべーキャラしかいない


魔女の死を見て、普通の女子高生ならシュウジとの距離があまりにも離れ過ぎていて
私にはもう無理。あの場所についていけない

となるのに
マチュは
「あそこまで踏み込まないと、シュウジの心には触れられない!」ドキドキ
と、乙女心全開


いやいやいやいやいや
人が死んでるんやぞ


だが、それがいい

1話から、よくわからないけど、なんかわかった!


シュウジはシャアと知り合いなのかな?
奪ったんじゃない?
なら、もっとすごいや!


これはもう、「逸」般人ですわ。と


おそらく今後も、覚悟完了してるキャラしか出てこないのだろう


ガンダム好きな人に悪い人はいない
でも、まともな人もあまりいない

というネタ?名言にあるように
今作の登場キャラもやべー奴ばかりなことに期待



そして、魔女戦のスティグマ戦術、立体軌道よ


ガンダムで立体軌道やるか?と
あの演出に痺れた

スティグマという語感の心地よさよ
スティグマ。聖痕
キリスト教がらみ

オタクなら知ってるだろうワード


ガンダム戦で見せる、魔女の獰猛さ


いやちょっと魔女が獰猛過ぎて、なんか好きになっちゃう
旦那とエッチするときも
今夜は寝かさないわよ、とペロリと舌なめずりしながら草食系の夫に馬乗りになるような支配者のかお

魔女のキャラ立ちにやられました
あえておっとりしてそうに描くのいいよね

本当にしつこいほど執着する人って、実はだいたいああいう静かに情熱を燻らせるああいうタイプ


そんなキャラ立ってる魔女を1話で使い捨てたシュウジ


いやもう
面白すぎる


批判を承知で言うが
なんと最近のアニメのつまらなかったことよ

なろう系がアニメ化多発したころくらいから、業界全体の深夜アニメにレベルが落ちて
95%くらいの深夜アニメが見てもなにも感じないようなつまらないものだった


オリジナリティや個性がない
漫画や小説原作アニメの原作ですらも
どこかで見たような内容ばかり


そんな、もうアニメは卒業するタイミングにきたのかな?
と思っていた自分に、まさかここまで突き刺さるアニメがくるとは思わなかった


さすが庵野さん
エヴァという物語を終着させたいま

ぜひ、自由に暴れていただきたいところ

ステラーブレイド 感想

2024-05-29 02:33:00 | 日記
エロに釣られました

ええ、エロに釣られました

ps5ごと買っちゃいました
ほんの出来心だったんです…



そんなステラーブレイドを1周目クリアしました


感想はというと、まごうことなき神ゲーだった
エロはあくまでも導線だった

エロで興味を惹かせつつ、アクションやシナリオや音楽がしっかりと作り込まれていた神ゲーだった


この数年、家庭用ゲーム自体たいしてやらなくなってしまったけど
龍が如く7、バイオre4に続いて自分の中で神ゲー認定


ニケの会社、シフトアップが作り上げた家ゲー一作目

一作目で神ゲーを作り出すのか?という異質さ

韓国ゲーを舐めていました
今や、ソシャゲは中韓に蹂躙されて久しいがコンシューマーゲームまで蹂躙される日も近いのかもしれない、、、


シナリオはニーア のフォロー作品としてなかなか良い

アクションやエロをウリとするために、魅せ方は割り切って薄味にしたシナリオだけど
テーマや設定はわりと練り込まれている

レプリカントとオートマタを足して、そこに製作者キム・ヒョンテさんが独自の味付けをして
キチンとただのパクリではなく、一つの作品として仕上がってる印象

難易度は割と死にゲーの類い
アクションはあんまりしないからなかなか手ごたえあるつくりに感じて楽しめた


シナリオ面に光るものを感じたので、ここではシナリオの感想を



ちょっとわかりづらく感じた設定部分は
"人間"の定義について

これはシナリオテーマ的に意図してのものだけど、いわゆる旧人類とアンドロエイドスを切り分けて呼称していない

アンドロイドスが人間、と口にするものだから
このあたり我々プレイヤーが思い描く人間は作中でいうところの旧人類の方だと思ってしまう

その部分でプレイ5時間あたりまてわ、作中キャラの感覚や価値観とプレイヤーの価値観に齟齬が生じて
うまくシナリオが頭に入ってこなかったように思う

物語はじめはアンドロイドスたちは自分たちのことを、"人間"として自覚して生きてきた

これはマザースフィアの教え、というか洗脳というか、それに基づくものだけど


自分たちは旧人類がネイティブとの戦いの最中、マザースフィアの導きのもと進化して生まれた存在なのだと

この部分が、ニーア オートマタをなまじ履修していた分。理解の阻害にも繋がったように感じる

オートマタではアンドロイドは自分たちをアンドロイドと知覚して生きており
"人間"は切り分けて生きていた

オートマタはオートマタで、人間神話。人間信仰に基づく話だったけど
オートマタの感想に移ると長くなるので割愛する


しかし、オートマタやステラーブレイド
昨今のAIものに通じる概念だけど

もはや、AIは自らの自由意思を確立した一つの生き物として扱われるようになった

これも時代の流れなのだろう


AIは一昔前の論議では、AIに自らの意思はあるのか?というのが最大のテーマであり
AIを題材にした物語は、その有無を問うのが主題だった

しかし、少し前からもはやAIに意思があるのは当たり前
その前提を認めた上での物語

というのが流行りになっている

これは生成AIなりの分野がこの数年で著しく進化したことが原因だろう

しかしそうなると、人間はヒトとしての価値をどう示すか?という部分が問題定期されている

キムヒョンテさんは今回のステラーブレイドでその部分を問うてきたように思える


これまでの、ヒトとAIの物語は
AIに意思はなく無機物ゆえに有機的未来もなく。だからこそヒトはゼロからイチを生み出せる存在として価値があるんだ

というのがゴールだった

しかし、今やAIには意識があるしなんなら未来を持続可能に作り上げていける

そうなった場合のヒトの価値はなんだ?

という部分が今回のテーマだろう


ネイティブは、パッと見の見た目が生理的嫌悪感を連想させるクリーチャー
アンドロエイドスはヒトではないが、ヒトのように美しく完成された存在
ここはかなりの皮肉がある

生にすがり、自らの人間性を捨ててまで種としての存続を選んだ旧人類
ヒトの世界を取り戻すために、マザースフィアの教えのもとヒトの仇敵ネイティブを根絶やしにしようとするアンドロイドス

このあたり、戦う敵は旧人類だったというのはレプリカントを意識
そこにオートマタを絡めて、ちょっと別方向に物語が向かっていく


マザースフィアは悪者なのか?
と問われると、ノーだと感じる

ステラーブレイドはおそらく製作者が、最大限楽しんでほしいのはアクションとエロでありシナリオはスパイス程度
と割り切って作っているために、実は事細かにシナリオや設定が描写されているわけではない
それゆえにマザースフィアの思惑の深いところまではなかなか見えない
というか、全キャラ
感情を行動で示して、独白もさせず、ムービーシーンにも時間をさかないために

シナリオの奥行きはめちゃくちゃ深いのに、さらっとしかプレイヤーに提示しない


こういった作りは大好物である
いわゆる、エヴァンゲリオンタイプの作り

設定めちゃくちゃ練り込んでるのに全部見せてこない
プレイヤーで想像して補完してね?
って作りが大好き


おそらく、マザースフィアに関してはアンドロイドスたちのように複雑な自我はないと思う

アダム(ラファエル・マークス)が作り上げた最初期の完璧超人AIゆえか

マザースフィアは常に合理で動くために、ヒトが地球でより長く存続していくために常に最適解を選び続けた結果がステラーブレイドの世界なんだろう

ヒトの存続に旧人類とアンドロエイドスの線引きはしない

その事実がアンドロイドスが旧人類より劣る存在ではなく、旧人類から派生する一つの未来。だということを裏付ける

マザースフィアは言ってみれば、トロッコ問題で常に数学的正解を選び続け
倫理観は捨て去った完全なるマシーンなんだろう


ゆゆゆよろしく、旧人類を環境破壊や差別やら戦争やらをやめない増長する悪として捉えて
駆逐対象にしただけのことであり、別に機械が人類に反旗を翻したとかそういうものではないはず


それゆえに、今作のトゥルーエンドではマザースフィアがアダムとイヴが融合した存在の前に現れて

あなたこそが正しき未来なのかもしれない
と、無機質に言い放った

おそらく、マザースフィアがイヴの存在を正しき未来と判断すれば
一転してイヴがヒトを再興するための手助けに回るだろう


あまりに危険すぎるのでマザースフィアは排除しとくべきだけども


しかし、今作
設定周りは作り込んでるのにほとんど描写しないためにわりとよくわからない部分もある

それは、アダムとイヴが一つになることでどうして互いの種の存続の未来へとなるのか

両種が共存していく未来を作るために、互いに手を取るのはわかる

そのために、なんなら一緒にマザースフィアのヤロウをぶっ潰そうぜ!
となるのもわかる

しかし、なぜ。融合する必要があるのかがわからなかった


アダムとイヴはネーミングからして聖書からきてるわけだから
聖書をたしなめば、融合が何を意味するかわかるのだろうか

マザースフィアは言ってしまえば、禁断の果実
アダム(ラファエル)が禁断の果実に手を出したことにより〜

みたいに捉えることも可能
アダムとイヴが未来を作り上げていくために、繁殖能力を持たないイヴが創造主になって新しき未来を作り上げていくためには
融合するしかなかった?



疑問に思うところは少しあるけど
シナリオも大満足な出来でした

あとニーア フォロー作品だけあってBGMもニーア っぽいし
なんならMONACAも参加してるし大満足

良曲ばかりで、コスタニコは下手したら語り継がれる伝説になるかもしれない

レイヴンとかいうヤンデレストーカーが一途すぎて結構好き


アダムが手を焼いて制御不能になってたところ含めてマジもんのヤンデレ


オルカルはこいつ絶対黒幕だろ、と思ってたが善良なおじいちゃんだったり

アダムもこいつ絶対ラスボスだわ、と思ったらラスボスはラスボスだけど悪者ではなかったり


誰が悪いか?というと誰も悪くない
強いてあげれば、マザースフィアだけど
マザースフィアも自分の存在理由を果たすために動いていただけで、たぶん悪く無い


ヒトの奢りが招いてしまった悲劇
といったところだろう

マザースフィアは完全なるヒトを超えた知性存在
ヒトが神の領域に踏み込んでしまったことが神の怒りを買い、大災害に見舞われるといった感じだろうか

さながら、起動エレベーターはノアの方舟

ただし存続対象として選ばれたのはアンドロエイドス、という






現状、日本での売上は10万本近く
口コミで広がるタイプの出来なので、DL含めて20万本くらい売れてほしい

日本で一番売れたps5ソフトはff16の50万本超えらしい
ff7 2作目は30万本くらいしか売れてないし
バイオre4でも14万本


かつて、プレステゲームはFFやドラクエが200万本とか売上ていた

その時代と比べると、プレステは売上面では凋落して悲しい
技術面は進歩してばかりなのに


スイッチは市場規模、というかターゲットが子どもと家族だから
もはや任天堂とソニーは戦う土俵が異なるようになってしまった

ソニーは言い方悪いが、弱者男性向けにターゲットをシフトしている

ステラーブレイドはその極地ともいえる究極の弱男向けゲーム

まぁ、その弱男向けゲームってのがたまらなく心地いいんだけど
そのレッテルは受け入れなくてはならない

だって、もはや言い逃れできない

おっぱいぷるんぷるんだし、お尻バインバインのハイレグにワキにおへそにソバカスにロリに食い込みに072に百合に下乳に横乳に

フェミさんやポリコレの最大の敵


余談だけど
ポリコレが「スタレーブレイドの主人公は性的に描きすぎ!こんなスタイル良い女性はリアルには存在しない!弱男の妄想」
と批判したのに対して

シフトアップ「実在するモデルがいます😅」と殴り返したのは強い

ポリコレに乗っかってシフトアップを批判したメディアもシフトアップに謝罪したらしい


やはり、生粋のコアゲーマーとしては
こういったコアでニッチで、薄暗い部屋でコッソリとみっちりプレイするような

古き良き時代のマニア向けゲームを楽しみたいもの

その需要を満たすゲームとして
ステラーブレイドは究極のゲームでした


以上、シナリオ面によった感想終わり
























美しすぎて、感動して毎回泣きながらプレイしてる…


イヴの声優が瀬戸麻沙美さんなのもグッド

FGOの推しはメリュジーヌと果心居士だけど、果心居士が瀬戸麻沙美
ヘブバンの手塚咲も瀬戸麻沙美なのもあって

クールビューティにグサグサ鋭いこと言って刺しまくってくる、この演技が
脳にきてしまう、、、

呪術廻戦の野薔薇はヤンキーすぎるのと
盾の勇者のラフタリアは優しすぎるのであまり刺さらない


無機質に刺してくる系が好き、、、



思えば、ウィッチクラフトワークスのヒロインも瀬戸麻沙美だった


10年近い前の作品?なのになぜかウィッチクラフトワークスを覚えている
シナリオや中身はもう忘れてるのに


これも、瀬戸麻沙美ボイスだったから、なのだろうか、、、


ガンダムSEED フリーダム 感想

2024-01-30 14:53:00 | 日記
めちゃくちゃ良かった
めちゃくちゃ良かった

こういうので良いんだよ、を地でいくベタベタな展開
それゆえに85点くらいの出来に感じたけど

かつてガンダムSEEDやデスティニーを好きだった人の方向を向いて、全力で作り上げてきたので

懐古なおっさんおばさんに深く突き刺さる!


正直、自分はガンダムSEEDを中学生時代にリアルタイムで見て
そこからオタクになった

だからガンダムSEEDにはかなり思い入れがある
ここ2年間、サンテレビで毎週再放送していた一期二期も観ていたので予習も完璧!


ネタバレ全開感想なので、以下注意





前情報pvから、敵の目的は人類を超える種を作り出して
今の人類のステージを1段階引き上げて争いが起きないような世界を作り出す
FGOのキリシュタリアみたいな目的かな、と予想してましたが

蓋を開けてみたら、デスティニープランのラウンド2でした
デスティニープランの管理、調停者としてコーディネーターを超えた遺伝子操作種のアコードを据えて運用していく
ってのが議長のデスティニープランとの差異

絶対に過ちを起こさせないために、超越した種により人類を管理する
って点で、アコードが肉体的にも精神的にもまだまだ完全とは言えない存在だったので

計画倒れ感は否めなかった


今回のフリーダムの映画は、いわばSEEDファンに向けたファンサービス
ゆえに、舞台装置だけ整えてあとはキャラがわちゃわちゃするお祭り騒ぎ
っていう映画なので

今回、設定やシナリオ面での感想は放棄します

シナリオ自体は、一期や二期の焼き回しで特に目新しいものはなかった

そもそも、SEED自体が。人類は過ちを繰り返す
ぼくらは誤った存在なのか
なにが正しくて悪いかわからない
でも、正しくあろうとすることが尊いんだ

という、そもそもの答えを見出すことができない事に対して
向き合い続けることが、是とされる事なんだ

を最終解とする作品なので、答えや終着はそもそも存在しない


フリーダムの映画は、一期二期でさんざん問うてきたことの焼き回し
それに今回は、"愛"を主題に据えて描いてきた



シナリオ面での評価は、ベタベタのテンプレ展開なのでそこまで良くはなかった
というか、無難なもの


だけど、キャラの魅力
圧倒的なファンサ

それで味付けされるからこそ
めちゃくちゃ面白いものとなった


位置付けとしては、ギアスの映画。復活のルルーシュと同じようなお祭り映画




まず、冒頭
フリーダムの歌が流れ始めるシーン


感動でちょっと震えました


あの、ガンダムSEEDが帰ってきた
しかも20年を感じさせない

まるで、二期からリアルタイムで3年後に映画上映してますけどなにか?
みたいなノリで

デスティニーの続きが見られたことに感動



そして、キラとアスランとの喧嘩でキラが久しぶりに弱音を吐き出すシーンでちょっと涙腺が


キラは二期だと、完璧超人の感情がほとんど死んでるロボット感がありました(個人の感想)
焼き回しとはいえ、人間らしい葛藤があったのがよかった


キラ×ラクスの恋愛感情は、一期二期通してもあまりよくわからなかった

まるで、シナリオに脚本家に
そうあるべきだ、と設定されて描かれていたかのような作り物感があった


だけど、フリーダムではその作り物感が払拭される


キラ×ラクスの恋愛物語として、フリーダムでキチンと体を為せた感じはします



2回目の感動で体が震えたシーンは
最終戦でミレニアムからデスティニーとインパルスとヒルダが出撃するシーン

あのあたりは二期のテーマ曲ばかり多用されて
インパルス出撃のテーマ曲が流れた時は
目頭が熱くなった


というか、実はキラよりもアスランよりもシンが好きかもしれない

シンは二期では主人公変更途中でされるわ
脚本に魅力をころされるわで
まともに主人公できていたのは序盤から中盤だけだった

だけど、フリーダムは終始精神性が安定しているので
安定しているシンはこんなにも強いのか(アスランも)と驚愕

シンもアスランも一期二期は精神が乱れている時期ばかりなので
フルパフォーマンス発揮するシーンは限られてます


瞬間的には、キラよりも強いんじゃないかってくらいの強さのシン



ブラックナイツとの戦闘シーン


こいつ、なにも考えていないのか!?
こいつの闇は深すぎる!!

シン「なんだそのふざけた分身は?分身ってのはこうやるんだよ!」(うろ覚え)


笑わせるシーンなのに、一周回ってカッコよくなるのはズルい


シンは無邪気な忠犬っぽさがあって
「キラさん!キラさん!」って尻尾振って
相変わらずアスランは邪険にして、ジャスティスに乗ってるから勝てなかった
とかいうのは可愛い


これは女性ファンはシン好きになるだろうなぁと

20年越しにキャラの魅力にスポットライトが当たり、20年間ネタキャラ扱いされてきた要素も

闇が深い
心の中の化け物ステラ
で、昇華されていたり美味しいポイント



そして、最燃えポイントが
二期の頃のフリーダム、ジャスティス、デスティニーが再び出てくるシーン


正直、ライジングフリーダムとかイモータルジャスティスはデザインがダサいし
活躍もあまりないし、というかブラックナイツにめちゃくちゃにされるしで
あまり魅力を感じなかった


そんな時に、後半で過去の期待が出てくる安心感よ


ガンダムOOのラスト
刹那とリボンズの戦いで、エクシアと初代ガンダムが戦う
あの熱さ


これが熱い


しかもマイティーフリーダムガンダム?
ラクスの持ってきた便利ガジェット

あれは強すぎる

細かいことはいいから、ノリで楽しめ
というメッセージを受け取った


敵の大ボスのタオが後ろに複座式で味方の女をはべらしていた時点で

ああ、ラストバトルは愛の対決になるんだなぁ
と予期していたら、キラもラクスを召喚するという予定調和


こういうのでいいんだよ、という安心感



色々と物語の展開が急すぎたり
そうはならんやろ、的な雑さはあれど


キラ様カッコいい!アスランまじアスラン!シンかわええ☺️
っていう、なにも考えずに視聴すれば

SEEDファンにとっては、絶対に期待を裏切らない出来栄え!


ミーティア流れるわ
なぜかデュエルとバスターは核エンジン搭載するわ
ミーティアもたくさん出てくるわ

というか、デュエルバスターが核エンジン搭載で出てくることの必然性よ
このあたりから、細かいことは考えんでもいい

楽しめ

というメッセージ性がギアを上げてくる



思考を読む敵に対して、アスランはカガリへのエロ妄想で打ち勝ち
敵の未来予知じみた動きの読みも、カガリによる愛のリモートコントロールで打ち勝ち
最後は頭突きビームサーベルで撃破


一瞬の判断ミスで死ぬ殺し合いを、カガリのリモコンに任せるあたりにアスランのカガリへの愛の深さが見えた

二期では、カガリはアスランとの恋愛は諦めたのか?
アスラン×メイリンになるのか?

という疑念があったけど
フリーダムでアスラン×カガリを再確認しにきた感じ



というか、味方陣営のお祭り騒ぎでフィナーレを迎えたけど
ヒルダ姉さんの部下2人のおっさんが死んだのは、ちょっと悲しい


これがキャラ人気の差か……


ファウンデーション領内でのブラックナイツのアークエンジェル襲撃も
キャラ人気バリアがなければ、普通はマリュー、ムウ、シンは死んでておかしくなかった



というか、ノイマンはついにレクイエムまで避け出すし
色々とやばい


アウラが怒りにより、オーブへ向けたレクイエムの照準をミレニアムに向けて
しかも外すのは

脚本的な都合がかなり見えた感じ




色々とツッコミどころはあるけど
SEEDファンなら絶対に見るべきお祭り映画として、大満足でした



新しい要素はほとんどなく、ファンの懐古心をこれでもか。というレベルでくすぐり続ける
20年越しに"あのSEED"を今のセンスで描ききる

なんだろう
実家のような安心感というか

子供のころいつも通っていた町の定食屋に20年ぶりに入店したら
なつかしの味で安心するとともに、おっなにやら新メニューまであるじゃん
という嬉しさ



ガンダムSEEDフリーダムはそんな映画でした



これは既存ファンに向けた作品
いわば、エロゲでいうファンディスク

FATE/SNに対するHA(ホロウアタラクシア)みたいなものなので

ガンダムSEEDを全く知らない人にとっては凡作〜ちょっと良作止まりだろう


戦闘シーンが頭抜けてスゴイというわけでも
シナリオのテーマが良いというわけでもない


だから、ガンダムSEEDを完全に知らない人にとって
この映画はたぶん刺さらない


"いま"一期と二期を初視聴してから映画を見ても
楽しめはするだろうけど、刺さらない




そう、20年間の熟成
これこそが最大の調味料であった

ガンダムSEED フリーダム

2023-12-13 10:09:00 | 日記





本予告PV

普通に期待していて、観に行く予定


なにせSEEDは自分が学生時代にアニメにハマるきっかけになり
これを見てオタクになったような作品だから

当時は制作者とか業界の裏側とかを調べたいと思わなかったから知らなかったけど
制作陣の人間関係がドロドロしているというのはあとになって噂?でよく眼にする


今回もカガリのCVが違ってるのは、監督がカガリの中の人を嫌いだからとか

監督のTwitterを眺めてみても、色々と拗らせてややこしい人だというのはパッと見でわかってしまう


それはそれとして、フリーダム
結構期待している


というか、去年から毎週土曜日にサンテレビで再放送している
SEEDとデスティニーを毎週リアルタイムで見ています


やっぱりSEEDは面白い
当時は、いにしえのガンダムオタクに「これはガンダムではない」と否定やネガキャンされまくってましたが

今のようにガンダムアニメ自体が多様化している中
むしろ賛の声の方が多いだろう

描くシナリオやテーマも初代ガンダムを踏襲しており、それを今風(20年前の今。だけど…)にアレンジしたものだし



しかし、監督も本予告PVに対して「色々と情報を開示しすぎた」と呟いたけども
あれで大枠のシナリオは予想がつきました


ちなみに自分はフリーダムに関しては、YouTubeや Twitterに流れるPVくらいからしか情報を得てません

制作インタビューとかもアニメ雑誌とかで情報あるのかな?


SEEDってすごくシンプルな話ではあります

初代ガンダムをリスペクト、オマージュしまくり
なぜ、人は争い。分かり合えないのか

を色々な切り口で描いてくる

デスティニーが、人は分かり合えないから
みんなが幸せになるには管理するしかないよね?と
遺伝子工学に基づき調整された未来(運命)を強制的に人に与えようとした議長に

キラが、それでもぼくは未来を自由に選びたい
としたお話


ガンダムのいくつかの作品に共通するテーマは「それでも!」なんです

それが色濃く出たのがユニコーンか

創作において、爆発する感情というのはプラス要素として考えられやすい


既定された未来、束縛される自由に対して
支配から脱却するカタルシス

運命を自由のための翼と剣で打ち破るのが2期の話でした


3期、というか映画はどういうお話になるのかってのは本予告PVから素直に予想すると
コーディネーターを超える存在の出現

というギミックから

おそらく、FGO二部でキリシュタリアが行おうとしていたことを人為的になぞるんだろうな、と

人は今のままでは無限に争いあい、幸せになれない

だから、人を超えた存在を人為的に作り出し
人のステージを1段階上げることにより、争わなくてもいい世界を作る

争いが起きるのは、人が低次元な存在だからだ
だから高次元の存在へと人が昇華できるなら

この世界から争いはなくなる

ゆえに、世界はコーディネーターを超えた新しい人類だけの楽園として
旧人類は全てこの世界から一掃させる


という
新人類vsナチュラル、コーディネーター

の構図になるかと



しかし、予想どおりなら特に目新しい展開にもならなさそうだから
是非とも、この予想の大枠は外れて欲しいけど

人気作の映画化というところからも、冒険はしないだろうし無難なところにおちつくんだろうなぁ


人気作品ほど、無難を選びたがる

破天荒を続けられたのはエヴァくらいなもの


コードギアスも、2期のラストは
過去(シャルル)→現在(シュナイゼル)→未来(ルルーシュ)と無難に落ち着いたし

これ以上の幸せも不幸もない、停滞し続ける"いま"を永遠に続けようとしたシュナイゼルに対して

ルルーシュは「それでも!」理論により、不確定ではあるが自由がある未来を選ぶ


本当に、あらゆる創作は「それでも!」に終わる

シンフォギア風に言えば「だとしても!」


エヴァでさえ、シンジが「それでも!」を選択したからハッピーエンドになったわけで


脚本作りにおける不文律みたいなものだろう


主人公側が、世界の均衡を保つための管理世界。いわゆるディストピアを世界に強制するようなラストに繋がるロボットアニメ作れば

奇をてらって逆に売れるかも?

いや、ありえないか


どういうシナリオがウケるか、のルールはあるわけで
そんなシナリオが面白くなるわけがない


束縛や不自由を打ち破る際の活力が、エンタメに繋がるわけであり

その流れに、いわゆるキャラ萌えや戦闘燃えで味付けするからオタクにウケるんだから


色々と話が脱線しましたが

フリーダムの映画のテーマは、FGOのキリシュタリアのシナリオをまんまなぞると予想しています

呪術廻戦アニメ最新話 宿儺対マコラ回  鬼滅やfate のufotableに並ぶ

2023-11-17 00:37:00 | 日記
先週の漏瑚戦もやばかった

しかし、今回のマコラ戦は

マコラ戦は


えっ、ちょっとなに?
なんだこの戦闘描写は?

ヤバい


えっ、ちょっと待って


ufotable越えた?


いや、競うようなものではない
互いの持ち味が違う

だけど、もう

ufotableに匹敵するアニメ会社は世界に存在しないと思っていた

それが、並ぶアニメ会社が誕生した


いや、MAPPAは進撃の巨人も異次元だし
とんでもないアニメ会社だってのは知ってる
だけど、今夜までのMAPPAはufotableには勝てないと思っていた


それが


それがなんだ今夜の呪術は


やばすぎた








これを超えるクオリティで五条悟対宿儺が4期くらいで描かれると思うと胸が熱い

ってか、マコラの強さ演出も原作から魔改造されて描写されてる

五条悟はマコラと宿儺という二大ラスボスを同時に相手どったんだから
そりゃ負けるよな、という

実際、物語の都合で退場した感が強い

虎杖対宿儺にもっていくために、五条悟もカシモも予定調和として宿儺に負けなければならない


だけど、個人的予想では五条悟は復活すると読んでいます
ブッダをモチーフにしているところや

それ以上に、夏油とのシナリオがまだ消化しきっていないように思えるから

作者は、ケンジャクの中にどれくらい夏油の魂は残っていますか。というファンからの質問に対して

まったく残ってません
アレは頭の取れたトンボが動いたみたいなもんです

と、人の心とかないんか。な返答をしていますが

個人的予想では、そのファンブック内での返答こそがブラフであり

無為転変にて夏油の魂が再び現界するタイミングがあるはず

そこで五条悟も復活して、束の間の友情を確かめあったあとに
どちらも再び消える

あるいは五条悟だけ完全復活を果たす


みたいに予想しています


でも、宿儺を倒すのは虎杖なのは変わらないはずなので
五条がどういうふうにシナリオに絡んでくるかはわからない

そんな感じの予想をしています



呪術廻戦で1番好きなキャラは夏油なので、夏油が出てきてほしいというブログ主の戯言です

乃木若葉は勇者である(上)

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