発達が気になるお子さんの学校 工芸技能学院/小中フリースクール・高等部(広域通信制サポート校)専門校(就労サポートあり)

療育手帳の有無は問わず。高校卒業資格取得可能。
学習支援・工芸教育(綴織/漆芸)・就労サポート。静かで落ち着いた環境。

水分補給 ・ 岩深水 (いわしみず)

2013年08月31日 10時04分33秒 | NEWS・おしらせ

朝のうち、秋の空気を感じるようになりましたが、

まだ暑い日が、しばらく続きそうです。

 

熱中症にならないよう、水分補給をしていますが、

販売されている、お水の種類も数多く、

どれにしようか、迷うほどです。

 

そんな中、「岩深水」 (いわしみず) というミネラルウォーターを、

ご存知でしょうか?

           2リットル                

 

              500ml

 

スーパーでは、販売されていません。

このミネラルウォーターが飲めるのは・・・。

 

大津プリンスホテル (和食・清水)

琵琶湖ホテル (ダイニング・菜)

京懐石・新月 (滋賀県大津市)

ビストロフジハラ (滋賀県大津市)

 

何故、琵琶湖の所・・・?

 

岩深水は、滋賀県琵琶湖南方に連なる、

岩間山から湧き出た、天然の水晶水です。

 

東京近郊では・・・。

 

赤寶亭 (青山)

Acqua Pazza (広尾)

横須賀アクアマーレ (横須賀)

梅林 (横浜市)

 

ご自宅で楽しみたい方は、

株式会社 岩深水へ、申し込みます。

その際は、こちらの申し込み用紙をご利用下さい。

 → 申込用紙

 

また、災害時の備えとして、東日本大震災以降、

常備水への意識が高まりましたが、

岩深水には、非常用5年保存水もあります。

(上記の申込用紙から、申し込めます。)

 

岩深水の詳細は、こちら→ 株式会社 岩深水

 

 

※ 「株式会社 岩深水」は、社会貢献活動として、

  「認定NPO法人 工芸技能研究所」の

  発達障害児への教育活動を、支援しています。

 

※ 「認定NPO法人 工芸技能研究所」の印字のある、

  申込用紙でのご購入により、金額の15%が寄付されます。

  どうぞ、よろしくお願いします。

 

 

 

 

 


相談例

2013年08月30日 11時02分42秒 | 教育相談会

少し、多動なお子さんのケース。

 

保護者の方のお話を伺っている間、

教室中をウロウロしています。

 

これには、理由があり、初めて来た所の、確認をしているのです。

 

ここは、どういう所か、何が置いてあるのか、

織り機・道具・机・椅子・棚の配置、

流しの様子・ゴミ箱の置き場・トイレ等々。

 

書ききれないほどの物を、1つ1つ写真を撮るように、記憶していきます。

 

保護者の方は、ちゃんと座っていられないことに、恐縮されますが、

途中で止めさせると、本人が、不安なままになり、パニック状態になるので、

工芸技能としては、危険が無い限り、最初は、そのままにしています。

 

すべて把握したことにより、安心し、いつの間にか、

カウンセリングスペースの席に、戻ってきます。

 

本人が、一通り確認し終わり、落ち着いた頃合いを見て、

「少し、やってみますか?」と、声をかけてみます。

 

すると、待ってましたとばかりに、教室の席に着いて、やり始めます。

 

最初は、自己流にやってしまい、保護者の方は、

内心「やっぱり無理なのかな」と、ハラハラしてしまいます。

 

ここで、根気よく、時間をかけて、正しいやり方を指導していきます。

 

入学をしたら、1年間ほどかけて、基本の正しいやり方を、

習得させるつもりでいますので、

今すぐに、できるようにと、焦ることはしません。

 

一番大事なのは、本人が、この場にいる事を嫌がらず、

興味を示して、やってみたい、という気持ちを持つ事です。

 

本人の表情は、ニコニコと、満足気で、

およそのやり方を把握すると、夢中になって、取り組みます。

 

次回からは、最初のように、ウロウロすることはありません。

初日は、緊張も少し、あったのかもしれません。

 

ここは、何をする所かという事が、はっきりわかると、落ち着き、

自分の席に着いて、勉強の続きをする気持ちで、一杯の様子になります。

 

 

 

 

 

 


カウンセリングスペース

2013年08月29日 11時13分27秒 | 教育相談会

工芸技能には、カウンセリングスペースがあります。

 

保護者・見学者・相談者及び、教育・福祉・工芸関係者との、

交流スペースでもあります。

日本財団の助成金により、設備しました。

 

初めて相談にいらっしゃる保護者の方から、

お子さんの事で多い相談内容は、

「子供の頃、とても多動で、言葉の遅れもある・・・。」

「一見、普通に見えるけれど、物事をあまり理解しきれない子で・・・。」

「にぎやかな場所が苦手な子で…。」

 

でも・・・。

「手先は器用です。」

「好きな事には集中します。」

「1人でコツコツ行う作業は、得意です。」

 

工芸技能の勉強内容・作品を見学して、

「こんな本格的な事、できるのかしら・・・。」

「生徒さん達、みんなとても静かに、落ち着いて取り組んでいるけれど、

うちの子が落ち着いて、できるのかしら・・・。」

 

等々、不安でいっぱいて゜す。

 

当の本人に、「少し体験してみますか?」と聞くと、

「やってみる。」 (嫌ではない様子。)

「やってみたい。」 (興味を持ったのかな?)

と、子どもたちは、みんな、このように返事をします。

お愛想ではなく、本当の気持ちを答えていると、その表情でわかります。

 

先生に、やり方を教わり、「もう、終わりにしていいですよ。」

と言うまで、夢中になって、取り組みます。

 

体験後の感想は、

「面白かった!」 「楽しかった!」

「もっとやってみたい!」

保護者の方は、お子さんの、生き生きした表情を見て、ビックリされます。

 

「この子の笑顔を見るのは、初めてです。」と涙ぐむ方もいます。

 

よく、「どうして、できるのか、不思議です。」

と言われるのですが、自然に子ども達は、興味を示すのです。

 

こちらも、特別な指導をしているわけではなく、

普通に初心者に、指導しているだけなのです。

 

静かな環境が、気持ちも安定し、気に入るのでしょうか。

 

本人に、多くを話しかけず、必要な事だけ、伝える事を心掛けているいますが、

それが、理解しやすさに繋がり、心地よいのでしょうか。

 

「特別にできる子なのでしょ。」と、言われる事もありますが、

そのような事は、全く無いのです。

 

そんな子ども達の、潜在能力を引き出し、精神的に安定し、

落ち着いた日を過ごす事を目的とした、教育活動をしています。

 

 

 

 


太古からの織りの原点

2013年08月28日 00時30分31秒 | 綴織 (つづれおり)

綴織は、爪で、横糸を織り込んでいきます。

様々な色糸で、絵を表現していく楽しさがあります。

 

これは、どんなデザイン柄を、織っているのかな・・?

 

 

 

 

アンデス調の、鳥のデザイン柄でした。

 

綴織は、織物の原点であり、紀元前から織られています。

 

エジプては、紀元前千三百年頃の綴織、

中国では、二千年前の綴織、

南米インカでは、一千年前の綴織が発見されています。

 

日本には、正倉院御物に、千二百年前の綴織があります。

 

 

工芸技能では、太古より、世界中に伝わり続ける、

綴織の技法を、学ぶことができます。

  

 

南米・ペルーの方が、工芸技能の綴織作品を見て、

「本物の技法とデザインで、きちんと織りあげていますね。」と、

楽しそうに観賞して下さいました。

 

 

先にご紹介した織りは、日野市立病院のラウンジに、

半年間、展示しました。

 

 

 

 

 


少し欠けただけでも・・。

2013年08月23日 21時47分37秒 | 漆芸 (しつげい)

「漆器のお盆が、欠けてしまいました!」

と、相談依頼がありました。

 

写真の左下の部分です。

 

 

 

こんな具合に欠けています。

 

 

 

錆漆で、欠けた部分を埋めて、成形します。

  ※ 錆漆・・・(砥の粉+お水)+生漆

(写真撮影の際、光の加減で、漆器の色合いが違いますが、ご了承下さい。)

 

 

 

同系色の色漆を塗ります。

 

 

 

完成です。

 

 

 

少し、欠けただけだから・・・、と放っておくと、

その部分から、水が浸み込んでいき、

全体が、駄目になっていきます。

 

そうなった時の修理工程は、

漆を全部はがし、最初の下地の段階からになり、

完成までの月日がかかります。

 

新しく制作するのと、変わらないですね。

 

欠けて、すぐに修理をすれば、

元の漆を塗った面は、そのまま保たれます。

 

  

 

 

 


ぐず焼きまつり

2013年08月18日 12時29分47秒 | 綴織 (つづれおり)

まだまだ、暑い日が続きそうです。

八月の後半、夏祭りのイベントが各地域で、

行われる予定もあるようですね。

 

その中の1つ、石川県加賀市の「奇祭」と言われている、

知る人ぞ知る、「ぐず焼き祭り」の様子が、これです!

 

 「お祭りの様子はわかるけど、これは、写真とは違うようだし、絵なのかな・・・?」

実は、これは、綴織 (つづれおり) です。

 

ぐず焼き祭りの地元の方から、石川県加賀市長が任期満了に伴い、

退任する際の記念品として、工房へ制作依頼があったのです。

 

人物を織っている段階。 難易度が一番高い部分です!

 

 

細かい部分がやっと終わり、上の方へ織り進みました。  あともう少しです。

 

織り手の裏から見ると、こんな感じです。

 

人物に見えるように、織れているのか心配で、

裏へ回って確認したところ、大丈夫でした!

 

皆さん側から見て、手前の絵は、写真を元に起こした図案です。

 

額に入れて仕上げて、納品しました。

 

納品後、この作品を見た加賀市の地元の方から、

「この作品を見ていたら、自分もほしくなったので、

少し小ぶりな大きさで作って下さい。」

と、依頼がありました。

 

「工芸技能の事は、知っていたけれど、こんなすごい作品が作れるんですね。」

「発達障害の子が、こういう技術の勉強をしている所なんだ。」

「自閉症タイプの子は、細かいことに集中するって聞くから、向いているんだね。」

等々の、感想もいただきました。

 

市長さんはじめ、地元の皆様に、喜んでいただけました。

ありがとうございます。

 

このお祭りは、毎年8月下旬に行われ、

暑い中、地元の方たちが、汗だくになってグズを担いで、町内を練り歩きます。

お祭りの最後、神社の境内にて、このグズに火がつけられ、

闇夜に炎が舞い上がります。

 

詳細・場所は、下記をクリックして、ご覧下さい。

ぐず焼きまつり

  

 

 

 

 

 

 

 


金継ぎについて

2013年08月13日 11時32分08秒 | 漆芸 (しつげい)

長年愛用している、大事な陶器・漆器の道具が、

欠けてしまった!割れてしまった!という時、どうされていますか?

 

漆技法に、「金継ぎ」というのがあり、それにより、大事な道具が蘇ります。

 

工芸技能学院の卒業生の進路先である、工房では

そのようなご相談・修理も承っています。

 

愛用品の口元が欠けてしまっています。

 

 

錆漆を欠けた部分に埋めて、形成し、約3日~1週間かけて、しっかり乾かします。

 

 

焼き漆 (生漆+弁柄を加熱したもの) を、形成した部分に塗ります。

 

 

金粉を蒔きます。 約1週間かけて、乾かします。

 

 

生漆で金を止め、乾いたら、磨いて完成です。

 

 

金継ぎにより、蘇りました。

 

この修理に要する期間は、約1カ月いただきました。

 

「これ、直るのかしら…。」と、迷っている道具も、ご相談に応じますので、

お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

 


入学時と卒業時の比較

2013年08月08日 15時48分46秒 | 綴織 (つづれおり)

工芸技能学院に入学すると、始めは、無地の勉強から始めます。

 

下の写真は、入学してから1年半、三角の形をとる勉強をしています。

 

次の写真は、専門コース・最終学年の時です。

三角の形の組み合わせで、このような柄が織れます。

 

基本の技法をしっかり身に付けることが、大切です。

曲線を織ることが不得手でも、三角の織りだけをしっかりと勉強し続けました。

工芸技能学院では、本人のできる部分を見出し、最大限に生かします。

 

当人の表情が違うことに、お気づきでしょうか?

最初の内は、なんとなく、遊び気分から抜け出せていない感じですが、

卒業の頃は、真剣な表情になっています。

 

 

昨年、日野市立病院に、半年間にわたり展示しました。

 

 

 

 

 


賞状盆の修理

2013年08月07日 15時49分53秒 | 漆芸 (しつげい)

工芸技能学院で、技能を学んだ後、

工房では、制作活動の継続ができ、作品制作・修理の依頼もあります。

 

某幼稚園から、賞状盆の修理の依頼です。

表も裏も、だいぶ傷んでいました。

 

◇ 表 ◇

 

◇ 裏 ◇

 

 

 

角に布を張り、漆を塗り重ねて、きれいに修理しました。

新品のようになった賞状盆です。

 

 

 

 

 

 

 

 


夏期講座・最終日

2013年08月02日 17時20分00秒 | 体験講座

夏期講座の様子・6

本日、夏期講座の最終日です。

 

A君の、漆器、完成写真です。

 

綴織は、横縞の柄と、縦縞の柄を勉強しました。

 

作品にして、持って帰りました。

 

 

真剣な表情で、集中して織っていました。

織機から外して、作品に仕上げた時の表情は、、嬉しそうでした。

A君の感想、「とても、楽しかったです。」と、満面の笑顔でした。

 

 

O君も、今日が、最終日です。

 

とても、しっかりしたお子さんで、一生懸命、織っていました。

 

 

最初は、無地の勉強、次に、縞の勉強をしました。

 

初めの内は、ただ織ればいいという感じでしたが、

何回か通ううちに、きれいに織ろう、という意識が芽生えてきました。

あとは、慣れできれいに織れるようになるので、その意識を持つことが大切です。

 

 

作品に仕上げたとき、O君の表情は、目が輝いていました。

 

今年は、蒸し暑い日が続きましたが、みんな、夢中になって、取り組んでいました。

 

 

 

 

 

 


夏期講座の様子・5

2013年08月01日 13時30分06秒 | 体験講座

夏期講座の様子・5

A君、漆芸の勉強の様子です。

まず、模写の勉強。

図案の上に、薄紙を置いて、写し書きます。

 

 

次に、模写の絵を、器に転写して、色漆で塗っていきます。

 

途中、休むことなく、、黙々と、取り組んでいました。

 

明日は、最終日です。

漆芸と綴織、両方の作品を持って帰ります。