まだまだ、暑い日が続きそうです。
八月の後半、夏祭りのイベントが各地域で、
行われる予定もあるようですね。
その中の1つ、石川県加賀市の「奇祭」と言われている、
知る人ぞ知る、「ぐず焼き祭り」の様子が、これです!
「お祭りの様子はわかるけど、これは、写真とは違うようだし、絵なのかな・・・?」
実は、これは、綴織 (つづれおり) です。
ぐず焼き祭りの地元の方から、石川県加賀市長が任期満了に伴い、
退任する際の記念品として、工房へ制作依頼があったのです。
人物を織っている段階。 難易度が一番高い部分です!
細かい部分がやっと終わり、上の方へ織り進みました。 あともう少しです。
織り手の裏から見ると、こんな感じです。
人物に見えるように、織れているのか心配で、
裏へ回って確認したところ、大丈夫でした!
皆さん側から見て、手前の絵は、写真を元に起こした図案です。
額に入れて仕上げて、納品しました。
納品後、この作品を見た加賀市の地元の方から、
「この作品を見ていたら、自分もほしくなったので、
少し小ぶりな大きさで作って下さい。」
と、依頼がありました。
「工芸技能の事は、知っていたけれど、こんなすごい作品が作れるんですね。」
「発達障害の子が、こういう技術の勉強をしている所なんだ。」
「自閉症タイプの子は、細かいことに集中するって聞くから、向いているんだね。」
等々の、感想もいただきました。
市長さんはじめ、地元の皆様に、喜んでいただけました。
ありがとうございます。
このお祭りは、毎年8月下旬に行われ、
暑い中、地元の方たちが、汗だくになってグズを担いで、町内を練り歩きます。
お祭りの最後、神社の境内にて、このグズに火がつけられ、
闇夜に炎が舞い上がります。
詳細・場所は、下記をクリックして、ご覧下さい。
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