発達が気になるお子さんの学校 工芸技能学院/小中フリースクール・高等部(広域通信制サポート校)専門校(就労サポートあり)

療育手帳の有無は問わず。高校卒業資格取得可能。
学習支援・工芸教育(綴織/漆芸)・就労サポート。静かで落ち着いた環境。

カウンセリングスペース

2013年08月29日 11時13分27秒 | 教育相談会

工芸技能には、カウンセリングスペースがあります。

 

保護者・見学者・相談者及び、教育・福祉・工芸関係者との、

交流スペースでもあります。

日本財団の助成金により、設備しました。

 

初めて相談にいらっしゃる保護者の方から、

お子さんの事で多い相談内容は、

「子供の頃、とても多動で、言葉の遅れもある・・・。」

「一見、普通に見えるけれど、物事をあまり理解しきれない子で・・・。」

「にぎやかな場所が苦手な子で…。」

 

でも・・・。

「手先は器用です。」

「好きな事には集中します。」

「1人でコツコツ行う作業は、得意です。」

 

工芸技能の勉強内容・作品を見学して、

「こんな本格的な事、できるのかしら・・・。」

「生徒さん達、みんなとても静かに、落ち着いて取り組んでいるけれど、

うちの子が落ち着いて、できるのかしら・・・。」

 

等々、不安でいっぱいて゜す。

 

当の本人に、「少し体験してみますか?」と聞くと、

「やってみる。」 (嫌ではない様子。)

「やってみたい。」 (興味を持ったのかな?)

と、子どもたちは、みんな、このように返事をします。

お愛想ではなく、本当の気持ちを答えていると、その表情でわかります。

 

先生に、やり方を教わり、「もう、終わりにしていいですよ。」

と言うまで、夢中になって、取り組みます。

 

体験後の感想は、

「面白かった!」 「楽しかった!」

「もっとやってみたい!」

保護者の方は、お子さんの、生き生きした表情を見て、ビックリされます。

 

「この子の笑顔を見るのは、初めてです。」と涙ぐむ方もいます。

 

よく、「どうして、できるのか、不思議です。」

と言われるのですが、自然に子ども達は、興味を示すのです。

 

こちらも、特別な指導をしているわけではなく、

普通に初心者に、指導しているだけなのです。

 

静かな環境が、気持ちも安定し、気に入るのでしょうか。

 

本人に、多くを話しかけず、必要な事だけ、伝える事を心掛けているいますが、

それが、理解しやすさに繋がり、心地よいのでしょうか。

 

「特別にできる子なのでしょ。」と、言われる事もありますが、

そのような事は、全く無いのです。

 

そんな子ども達の、潜在能力を引き出し、精神的に安定し、

落ち着いた日を過ごす事を目的とした、教育活動をしています。