「平岩弓枝」の連作時代小説『新装版 はやぶさ新八御用帳 (8) 春怨 根津権現』を読みました。

「平岩弓枝」の作品が続いています。
-----story-------------
三河以来の直参旗本「森川家」は金に困って遠縁に当たる「山崎家」から養子を迎えた。
道楽者と評判の「山崎直三郎」は三十半ば、妻となる「久代」は急逝した先代「兵太郎」の娘で、まだ十四歳だった。
祝言を間近に控え、「直三郎」が一服盛られた!?
ご存じ南町奉行の懐刀「隼新八郎」が解きあかす江戸の怪事件。
表題作をはじめ七編を収録した傑作短編集。
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江戸・南町奉行所の内与力「隼新八郎」が、上司の奉行「根岸肥前守」とともに、武家絡みであるために町方が介入出来ない事件の探索を行なう「はやぶさ新八御用帳」シリーズの第8作… 以下の7篇が収録されています。
■聖天宮の殺人
■梅屋敷の女
■春怨 根津権現
■世間の噂
■牛天神の女
■秋風の門
■老武士
この前に読了した、『新装版 はやぶさ新八御用帳 (1) 大奥の恋人』が長篇で読み応えがあったので、やや物足りない感じがしましたね、、、
そんな中で印象に残ったのは、『梅屋敷の女』と『世間の噂』かな。
「鬼勘」のもとで居候している女敵(めがたき)持ちの侍「岡本金之助」の仇討ち騒動を描いた『梅屋敷の女』は、妻への思いや、兄弟の愛憎等が巧く描かれていた切ない物語でした、、、
女系家族の米屋に、婿養子の主人「吉之助」の留守中、賊が押し入り、自宅に残っていた女たちが賊を打ち殺すという事件が発生… 主人の留守中を守った女たちは称賛されるが、その数日後、「吉之助」が寺の松の木で首をくくっているのが発見されたことから意外な事実が判明する『世間の噂』は、何となく展開が読めましたが、「吉之助」に同情しながら読んじゃいましたね。
本シリーズで気になる「新八郎」と「お鯉」の関係ですが… 本作で「お鯉」は「根岸肥前守」のもとで侍女として働いており、「新八郎」との間には一定の距離感がある感じで、大きな変化はなかったですね、、、
第2作から第7作を飛ばしちゃっているので、その間に何があったのか気になりますね… やはり、シリーズ物は時系列で読むのがベターですね。

「平岩弓枝」の作品が続いています。
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三河以来の直参旗本「森川家」は金に困って遠縁に当たる「山崎家」から養子を迎えた。
道楽者と評判の「山崎直三郎」は三十半ば、妻となる「久代」は急逝した先代「兵太郎」の娘で、まだ十四歳だった。
祝言を間近に控え、「直三郎」が一服盛られた!?
ご存じ南町奉行の懐刀「隼新八郎」が解きあかす江戸の怪事件。
表題作をはじめ七編を収録した傑作短編集。
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江戸・南町奉行所の内与力「隼新八郎」が、上司の奉行「根岸肥前守」とともに、武家絡みであるために町方が介入出来ない事件の探索を行なう「はやぶさ新八御用帳」シリーズの第8作… 以下の7篇が収録されています。
■聖天宮の殺人
■梅屋敷の女
■春怨 根津権現
■世間の噂
■牛天神の女
■秋風の門
■老武士
この前に読了した、『新装版 はやぶさ新八御用帳 (1) 大奥の恋人』が長篇で読み応えがあったので、やや物足りない感じがしましたね、、、
そんな中で印象に残ったのは、『梅屋敷の女』と『世間の噂』かな。
「鬼勘」のもとで居候している女敵(めがたき)持ちの侍「岡本金之助」の仇討ち騒動を描いた『梅屋敷の女』は、妻への思いや、兄弟の愛憎等が巧く描かれていた切ない物語でした、、、
女系家族の米屋に、婿養子の主人「吉之助」の留守中、賊が押し入り、自宅に残っていた女たちが賊を打ち殺すという事件が発生… 主人の留守中を守った女たちは称賛されるが、その数日後、「吉之助」が寺の松の木で首をくくっているのが発見されたことから意外な事実が判明する『世間の噂』は、何となく展開が読めましたが、「吉之助」に同情しながら読んじゃいましたね。
本シリーズで気になる「新八郎」と「お鯉」の関係ですが… 本作で「お鯉」は「根岸肥前守」のもとで侍女として働いており、「新八郎」との間には一定の距離感がある感じで、大きな変化はなかったですね、、、
第2作から第7作を飛ばしちゃっているので、その間に何があったのか気になりますね… やはり、シリーズ物は時系列で読むのがベターですね。
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