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『沢木耕太郎 自由を広げ、生きる』 2023年

2023年03月24日 22時30分02秒 | ■諸々
ノンフィクション作家・沢木耕太郎が単独インタビューに応じる… とのこと、、、

貴重な映像ですねー 75歳とは思えない若々しさに驚きつつ、番組に見入っちゃいました。

心を打つ言葉が多く紹介されました… そんな中で特に印象に残った言葉、、、

「自由度というものを「制約からの自由」と考えると、その制約を受けているものを外していくために結構し烈な闘いはしたと思う。」

「1年365日のうち364日働いて、仕事をきちっと9時から5時までするとお店を畳んで、帰りに居酒屋で、1人で2合のお酒を飲む。それだけで彼は十分満足だったわけです。それは僕の父親なんかと同じで、西川さんも僕の父親なんかと同じ世代なんですけれども、たたずまいが似てて。あまり多くを欲しがらないで、自分で今手に入れられている、ある仕事と、ある生活を、そこをただ淡々と生きていくっていう。その姿というのは、僕にはやっぱり1つの理想型であるわけです。」

「このコロナに対してすごく制約を受けた若い人たちが自由になってほしいと思う。『深夜特急』って本を書いたときに、あとがきに「恐れずに、しかし気をつけて」というメッセージを読者に向かって最後に一行書いたんですね。

 今僕は逆にね、「気をつけて、だけど恐れずに」っていうのを。

 気をつける、でも恐れない。そしてできるだけ自分たちの自由を、気をつけながら拡大していってもらいたいと若い人たちに思います。僕らの自由なんか、ある意味でいえば後回しでいいから、失われた何年間を経た若い人たち。その彼らが気をつけて、でも恐れないで、自由を広げていってくれるという、そういう1年になればいいなと思います。」

うーん、観れて良かった♪

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『クローズアップ現代「沢木耕太郎 自由を広げ、生きる」』

「人生最後のノンフィクションになっても納得がいく」。
作家・沢木耕太郎さんがそこまで語る最新作『天路の旅人』。
主人公は第二次大戦末期、日本軍の「密偵」として中国大陸の奥深くまで潜行し、8年にわたって旅を続けた西川一三。
しかし帰国後は一転、淡々とした日々を過ごしました。その生き様に「理想」を見たという沢木さん。
“自由を広げて生きる”尊さとは。
貴重な単独インタビューを、2023年の幕開けに送りました。

出演者
沢木 耕太郎さん (作家)
大沢 たかおさん (俳優)
斎藤 工さん (俳優)
カシアス内藤さん (元東洋ミドル級チャンピオン)
満島 真之介さん (俳優)
桑子 真帆 (キャスター)

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