女性天皇を支持する国民の会

「性別を問わない直系長子継承」こそ安定的皇室存続のための唯一の道。女性天皇”復活”に向けて道なき道を歩いていこう。

【資料編】第1章 「退位特例法」の問題点<3>陛下が望んだ「生前退位」の違憲性

2018-10-03 01:37:55 | みんなで作ろう!「女性天皇の本」
<第1章>秋篠宮を皇嗣とする「退位特例法」の問題点 (3)陛下が望んだ「生前退位」の違憲性

ここで取り上げるのは第1章の(3)で、この節に含まれる項目について関連情報を収集します。
コメント欄に、該当する情報(新聞記事、Webニュース、SNSコメントなど)を書き込んでください。
書き込みに際しては、情報のソースをできるかぎり明記してください。
Web情報の場合は、URLを添えていただけると助かります。

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(3)陛下が望んだ「生前退位」の違憲性

 :NHKスクープから「おことば」への流れ

 :NHKにスクープしたのは秋篠宮

 : 摂政拒否、恒久法希望、女性宮家希望、上皇の呼称、大金を要する住居修繕

 :違憲性を危惧した人々(有識者)の言論紹介

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全体の構成案は、以下を参照ください。

【呼びかけ】みんなで作ろう!「女性天皇の本」プロジェクトについて


およその進行スケジュールは次の通りです。

<メモ:進行スケジュール>
・1章について1か月プラスをめどに情報を収集する。
・集まった情報をベースに、章ごとに内容をまとめた文章を書き下ろす。
・電子ブックは2種作成される。
 (1)皆が情報を持ち寄って章ごとに作成した本。(貴重なデータベース)
 (2)そのデータからエッセンスを抽出し、読者の理解を得やすい形に文章を起こした本。
  こちらは印刷・出版(300ぺージ前後)を目指す。データベースへのリンク必須。

 10月~11月 <第1章>秋篠宮を皇嗣とする「退位特例法」の問題点
 11月~12月 <第2章>十数年に及ぶ「東宮ご一家いじめ」の実態
 12月~来年1月<第3章>皇位継承を自認する「秋篠宮家」の過去・現在・未来
 来年1~2月<第4章>「新天皇ご一家いじめ」再来、早期退位に至る恐れ
 来年2~3月<第5章>私たちが望む「新しい皇室、女性天皇への道」
 来年3~4月<付章>新天皇ご一家への応援メッセージ

どうぞよろしくお願いします!

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今上陛下が「生前退位の恒久法化」を求めていらしたと書かれた新聞記事 (キリアキ管理人)
2018-10-03 20:55:53
<陛下>退位議論に「ショック」 宮内庁幹部「生き方否定」
毎日新聞 2017/5/21(日)

天皇陛下の退位を巡る政府の有識者会議で、昨年11月のヒアリングの際に保守系の専門家から「天皇は祈っているだけでよい」などの意見が出たことに、陛下が「ヒアリングで批判をされたことがショックだった」との強い不満を漏らされていたことが明らかになった。陛下の考えは宮内庁側の関係者を通じて首相官邸に伝えられた。

陛下は、有識者会議の議論が一代限りで退位を実現する方向で進んでいたことについて「一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない」と語り、制度化を実現するよう求めた。「自分の意志が曲げられるとは思っていなかった」とも話していて、政府方針に不満を示したという。

宮内庁関係者は「陛下はやるせない気持ちになっていた。陛下のやってこられた活動を知らないのか」と話す。

ヒアリングでは、安倍晋三首相の意向を反映して対象に選ばれた平川祐弘東京大名誉教授や渡部昇一上智大名誉教授(故人)ら保守系の専門家が、「天皇家は続くことと祈ることに意味がある。それ以上を天皇の役割と考えるのはいかがなものか」などと発言。被災地訪問などの公務を縮小して負担を軽減し、宮中祭祀(さいし)だけを続ければ退位する必要はないとの主張を展開した。陛下と個人的にも親しい関係者は「陛下に対して失礼だ」と話す。

陛下の公務は、象徴天皇制を続けていくために不可欠な国民の理解と共感を得るため、皇后さまとともに試行錯誤しながら「全身全霊」(昨年8月のおことば)で作り上げたものだ。保守系の主張は陛下の公務を不可欠ではないと位置づけた。陛下の生き方を「全否定する内容」(宮内庁幹部)だったため、陛下は強い不満を感じたとみられる。

宮内庁幹部は陛下の不満を当然だとしたうえで、「陛下は抽象的に祈っているのではない。一人一人の国民と向き合っていることが、国民の安寧と平穏を祈ることの血肉となっている。この作業がなければ空虚な祈りでしかない」と説明する。

陛下が、昨年8月に退位の意向がにじむおことばを表明したのは、憲法に規定された象徴天皇の意味を深く考え抜いた結果だ。被災地訪問など日々の公務と祈りによって、国民の理解と共感を新たにし続けなければ、天皇であり続けることはできないという強い思いがある。
(以上)
返信する
「女性宮家は両陛下のご希望」「NHKの橋口記者と秋篠宮家との関係」「生前退位ご希望の問題性」などの内容が書かれた雑誌記事 その1 (キリアキ管理人)
2018-10-03 21:22:14
■眞子様と小室圭さんの婚約リークは「女性宮家創設」を促すために皇室サイドがリークした」ことを示唆する記事

ビジネスジャーナル 2017年5月18日号

眞子さまご婚約スクープ、皇室の事実上リークか…安倍首相への警告、宮内庁職員も関与か


16日、NHKのスクープが世間を驚かせた――。

同日19時から放送のテレビ番組『NHKニュース7』は、秋篠宮眞子さまが国際基督教大学(ICU)在学時代の同級生、小室圭さんと婚約されると報じた。皇室に詳しいマスコミ関係者は語る。

「宮内庁の山本信一郎長官が眞子さま婚約の報告を受けたのは16日当日の昼頃だとみられ、この日の夜にNHKが報じるということは、宮内庁にとってもまさに寝耳に水。報道直後から翌日17日にかけ、庁内はかなり混乱している様子でした。山本長官は報道直後の16日夜8時30分から急遽記者会見を開きましたが、『現時点では未定』『知らない』『申し上げる段階ではない』という発言に終始し、事実上のノーコメントであったことが、その混乱ぶりを物語っています。
宮内庁は通常こうした重要な情報については、記者クラブ以外でも日頃良好な関係を築いているジャーナリストや記者から問い合わせを受けた際には、きちんと対応するのですが、今回はシャットアウト状態で、かなり慌てている様子が伝わってきます。実は宮内庁記者クラブ内では、16日に『何か大きな報道が出るかもしれない』という情報は流れていたのですが、どのマスコミもまさか眞子さまの婚約だとは思ってもいなかったようです」

今週19日に政府は天皇陛下の退位を認める特例法案を閣議決定する予定だが、なぜそのような“微妙なタイミング”で眞子さま婚約が公表されたのであろうか。

「現在皇族は14人で、そのうち30歳以下は7人ですが、近い将来結婚して皇室を離れる可能性もあります。これが皇族数、とくに女性皇族数減少により十分な皇室活動を維持できなくなるという懸念につながり、女性宮家【編注:女性皇族が独立して営む宮家。結婚した女性皇族が皇室にとどまり、皇室活動を続けることができるとされる】創設の議論につながっているわけです。19日に閣議決定される特例法案でも、付帯決議に女性宮家創設が入れられるかどうかが焦点となっていますが、安倍政権は創設に否定的なため、微妙な状況です。
一方、皇室内部には皇族数減少に危機感を抱き女性宮家創設に前向きな方々もおられます。そうした方々が、閣議決定直前というタイミングを見計らい、政府に対して『女性宮家を認めないと大変なことになりますよ』と警告なされる意味で、近しい宮内庁職員を通じてNHKにリークさせたという見方が強いです。つまり、実質的に皇室によるリークともいえます」(同)

◆今後の皇室への影響

皇室に詳しい別のマスコミ関係者も、同様の見方を示す。

「今の状況で女性皇族が結婚されれば、女性宮家の議論が盛り上がるのは必至ですが、女性宮家に否定的な安倍政権は、天皇陛下退位が終わってからゆっくり議論していこうというスタンスです。そんな現政権のイエスマンで上層部が固められた宮内庁ゆえに、眞子さま婚約の報告を受けたとしても、政権の意向をうかがっているうちにズルズルと正式発表のタイミングが後ろにずれ込むのは目に見えています。一方、皇室内で女性宮家創設を進めたい方々は、そんな宮内庁の動きを待ってはいられない。そこで近しい宮内庁の職員をお使いになられて、NHKに報じさせたとみられています」

では、眞子さまご成婚は、今後の皇室にどのような影響を与えるのであろうか。

「眞子さまは現在、東京大学総合研究博物館で研究員として勤務されながら、日本テニス協会名誉総裁や日本工芸会総裁などを務められ、さらに海外訪問も含めて公務は多忙を極めておられます。皇族数が減少するなかで皇族の方々のご負担は現状でもかなり重いですが、眞子さまが皇室を離れれば、さらにその傾向は強まります。なかでも、秋篠宮家の次女で22歳の佳子さまは現在学生であり、学業優先のため公務はほとんど免れていますが、ご卒業と同時に一気に公務の負担がのしかかってくることが予想されます。秋篠宮家の長男で皇位継承順位3位の悠仁さまはまだ10歳ということもあり、皇室全体はかなり厳しい事態を迎えつつあるといえるでしょう」(前出と別のマスコミ関係者)

女性宮家創設の問題も含め、安倍政権の対応が問われる。

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■「秋篠宮家と親しいNHKの橋口記者が、陛下の生前退位と眞子様の婚約をスクープした」と書かれた記事

週刊ポスト 2017年6月2日号

眞子さま婚約スクープしたNHK記者は「陛下の体温を知る男」

安倍政権を激震させた天皇の「生前退位のご意向」スクープから今回の眞子内親王婚約まで、いまや皇室報道は1人のNHK記者の独擅場といっていい。抜いたのは記者仲間から「陛下の体温を知る男」と呼ばれる社会部の橋口和人・宮内庁キャップである。

婚約の第一報を報じた5月16日のNHK『ニュース7』に登場し、「私は今月になって2度、小室さんと会ったんですが、非常にしっかりとした受け答えをする人で知的で温厚な好青年という印象を持ちました」と、婚約者の小室圭氏の人物像を解説していた。
他局や各紙の皇室記者がNHKニュースを見て「小室の家を探せ!」と慌てていた段階で、すでに2回も本人から話を聞いていたことからも、橋口氏がはるかに先行していたことがわかる。

昨年7月13日の生前退位スクープの際も、宮内庁幹部が否定する中、『ニュースウオッチ9』に出演して「天皇陛下が記者会見に近い形で、国内外にお気持ちを表明されることも検討されています」と“平成の玉音放送”を自信満々で予言し、その通りになった。どんな人物なのか。

「1991年入局で宮内庁担当のベテラン。とにかくキーパーソンを見つけ出すのが上手く、皇宮警察や皇族の主治医などに人脈が太い。愛子さまが誕生するときには、『内親王』と女の子であることを一番に報じた。紀子さまの悠仁親王ご懐妊も彼のスクープでした」(NHK社会部記者)

とくに秋篠宮家に深く食い込んでおり、宮内庁職員より信頼が厚いともいわれる。そのため、抜かれっぱなしの他社の記者からは「橋口さんが小室さんにいち早く接触できたのは、秋篠宮家の意向を受けて人物評価を兼ねて会っていたんじゃないか」との見方までなされている。

内々に“皇室側”として婚約相手の“身体検査”の役目を担っていたといいたいわけである。次はどんな“スクープ”を放つのか。
(以上)

(その2へ続きます)
返信する
女性宮家問題、陛下の生前退位ご希望に関する問題などについて その2 (キリアキ管理人)
2018-10-03 21:24:15
■「女性宮家案が安倍政権下で白紙に戻されたことを両陛下が憂慮している」という内容の記事

女性セブン 2014年6月19日号

皇后美智子さま 首相が女性宮家創設を白紙に戻したことを憂慮

「理想の家族像につきましては、私は元気な、かつ明るく楽しい家族であってほしいと願っております」
5月27日、出雲大社禰宜(ねぎ)・祭務部長を務める千家国麿(せんげくにまろ)さん(40才)とのご婚約を発表して会見に臨まれた高円宮家の次女・典子さま(25才)は、こうお気持ちを述べられた。
この日、典子さまは母・久子さま(60才)とともに、天皇皇后両陛下にご挨拶された。両陛下は「このたびは、ご婚約おめでとう」と心から祝福されたという。
皇室においての慶事は、2005年の黒田清子さん(45才)のご結婚以来、およそ9年ぶりということもあり、祝賀ムードが広がっているが、両陛下はお喜びの半面、“将来の皇室”について、憂いも抱かれていらっしゃるという。実際、冒頭の会見で典子さまも、
「両陛下からとても温かいお言葉を賜りましたけれども、両陛下のお気持ちを私の口から公表するということは、失礼に当たると思いますので、これは私の胸の内に大切にしまっておかせていただきます」
と含みのある発言をされた。

2008年12月、当時の羽毛田信吾宮内庁長官(72才)は、天皇陛下の健康状態が悪化していると発表。その要因について、こう明かした。

「皇統の問題からくるご心労」

両陛下にとって皇統問題、さらに皇族の減少問題は、長年にわたるお悩みごとであった。

女性皇族が皇籍を離れれば、皇族の数が少数となり、皇室全体の活動に支障が出ると、“将来の皇室”を案じられていた両陛下だが、「女性宮家創設」の議論が高まると、側近に安堵の表情を見せられたという。
「美智子さまも親しい知人に“いろいろありましたけど、たくさんのかたがたの努力のお陰があって、少しずつ動き始めているようです。これで、私たちの気持ちも、少し楽になりました”と胸の内を吐露されたそうです。両陛下にとって女性宮家創設は、将来の皇室を考える上で大きな意味をもつものとお考えだったに違いありません」(宮内庁関係者)
有識者へのヒアリングを経て2012年10月、政府は「皇位継承権には踏み込まず、愛子さま、眞子さま、佳子さまの内親王に限定した一代限りの女性宮家創設を検討する」という皇室典範改正へ向けた論点整理を発表した。

しかしその後、両陛下に衝撃を与える出来事が…。

《皇位継承は男系男子という私の方針は変わらない。野田政権でやったことは白紙にする》

2012年12月、2度目の総理就任を果たしたばかりの安倍首相が新聞のインタビューでこんな発言をする。1年2か月にわたり、野田政権が取り組んだ女性宮家創設に「NO」を突きつけたのだ。
「女性宮家を認めてしまえば将来、女系天皇が誕生する可能性も高い」というのが白紙に戻した理由だった。
そして両陛下が心を痛められている“皇族の減少”への対策については、
《この状況の中で戦後、皇籍離脱した十一宮の中から、適当と思われる方に皇籍に復帰していただくことも検討してもいいと思います》
《すでに国民に広く親しまれている三笠宮家や高円宮家に、旧宮家から男系男子の養子を受け入れ、宮家を継承していく方法もある》
と、どこか現実味を帯びない内容に終始するのみで、両陛下のお気持ちはないがしろにされたままだった。

それから1年半の歳月が経ったが、いまだ安倍政権が皇室典範改正に着手する動きは見られない。そんななか、発表された典子さまのご婚約。
「もちろん典子さまは女王で内親王ではありませんから、野田政権が2012年10月に示した女性宮家の対象とはなりませんが、美智子さまとしては、典子さまが皇室を離れるお姿を間近でご覧になることで、将来の皇室への憂慮をさらに深められたと思います。これからひとり、またひとりとご結婚で皇室を離れていかれるわけですから」(宮内庁関係者)

皇室ジャーナリスト・神田秀一氏もこう警鐘を鳴らす。
「これから10年間に、次々とご結婚される女性皇族が出てくると思います。愛子さま、眞子さま、佳子さまも皇室典範の改正が行われなければ、みなさま、典子さまと同じように皇室を出られるわけですから。本当に皇居に悠仁さまがひとりぼっちになってしまうという可能性があるわけです。だから一刻も早く、皇室典範改正の議論を再燃させなくてはなりません」
(以上)

(その3へ続きます)
返信する
女性宮家問題、陛下の生前退位ご希望に関する問題などについて その3 (キリアキ管理人)
2018-10-03 21:29:42
■八木秀二氏「陛下のご希望で生前退位特例法が出来たことは問題あり」
■「元日改元に難色を示したのは陛下」
■「女性宮家案を付帯決議に盛り込むよう要求したのは(両陛下のご意思を受けた)野田元総理」
■「女性宮家が認められなかった件で両陛下に強い心残りあり」ということを示唆した雑誌記事

週刊新潮 2017年12月14日号

特集「皇室会議は茶番! 女性宮家も泡と消えた!!
安倍官邸に御恨み骨髄 天皇陛下が「心残りは韓国……」

31年4月30日。あくまでも儀礼的で、いわば茶番の皇室会議を経て、平成の終焉日が決まった。天皇陛下が望まれてきた女性宮家創設は泡と消え、それを打ち砕いた安倍官邸に御恨み骨髄だという。更に、心残りとして「韓国」の2文字をあげていらっしゃるのだ。

去る12月1日、9時45分から宮内庁3階の特別会議室で開かれた皇室会議において、平成が「31年4月30日」で終わることが固まった。
「衆院副議長の赤松(広隆)さんが“退位は3月末がいい”と意見具申した以外は事前報道の通り、『4月30日退位、5月1日新天皇即位』という日程に異論は出なかったようです。あくまでも“儀式”ですからね」
と、政治部デスク。
年初に産経が「元日即位」と報じれば、今年10月に朝日が「4月1日即位」と1面トップで書いたように、退位日についてメディアを巻き込む恰好で、官邸と宮内庁の綱引きが浮かび上がっていた。ともあれ、陛下が昨年8月、映像に「おことば」を託されてから宙ぶらりんだった、退位問題に決着がついたわけだ。

もっとも、この1年4カ月のあいだにも、そしてそれ以前にも、天皇陛下と安倍首相との相克は尽きないのである。そして、侍従職関係者はこんなふうに打ち明ける。
「陛下は、“心残りがあるとしたら……”という言葉を口にされています。具体的には、女性宮家を創設できなかったこと、そしてアジアで訪問していない国があること、ですね」

◆「忖度決議案」

まず、女性宮家から触れることにしよう。
「野田政権時代にうまく行きそうだったのに、2012年12月に安倍政権が発足してダメになったという意識をかなりお持ちになってこられました。女性宮家が固まれば、小泉政権下の05年時点の世論調査で80%が“支持する”と答えていた女性天皇の議論も深まっていくかもしれない。陛下は喜怒哀楽の感情を表に出すことを決してされないのですが、それでも安倍さんには御恨み骨髄、という表現がぴったりくるのではないでしょうか。これだけ陛下の思いを蔑ろにした首相は前代未聞だと言えます」(同)
野田前首相が消費増税や衆院定数の削減に傾倒しなければ、“近いうち”と表明した解散を回避して政権交代をもう少し先延ばしできていれば……。いたずら好きの神様は確かにいて、皇室の命運と安倍官邸とは密接不可分だったことがわかる。

そして「皇室典範のあり方」について長らくかかわってきた人物は踏み込んで、
「女性宮家の問題が“困難”と判断された結果、退位へぐっと舵を切っていかれたように感じています。つまり、頓挫したことにがっかりされたのではないでしょうか。それでも陛下は“一矢報い”ようとなさった。それが、『付帯決議案』に現れています」
先の通常国会で、天皇陛下の退位を実現する特例法案が可決。その中に、安定的な皇位継承策として「女性宮家」創設の検討などを盛り込んだ付帯決議案も議決されていることを指す。
「この付帯決議を盛り込むように国会で動いたのは野田前首相ですが、そういう流れができないかと、側近を通じて陛下は意思表示されています。それくらい女性宮家への思い入れが強かったのです。次代の皇太子さまには愛子さましかいらっしゃらず、仮に女性宮家の議論を喚起しようとしても当事者となってしまうから適当ではない。したがって、この議論は終了したと陛下はもちろん理解されているわけですが、それでも“最後の抵抗”をされたのでしょう」(同)

そして、“昔からある皇室をそのままの形で続けるべし”と考える保守系の人たちに対して、こんな感想を漏らす。
「男系男子にこだわり続けている彼らは、悠仁さまに皇室の未来のほとんどを賭けるようなスタンスを採っています。しかし、それは現実的には難しい。ならば女性天皇や女性宮家などといった対応策を考えるほかないというのは極めて合理的だと思います」(同)
陛下の思いの根底には、そういった“時代のリアリティ”があったと斟酌するのだった。

◆“首相と話してみるかな”

“時代のリアリティ”については、例えば、秋篠宮さまの誕生日会見にも現れている。記者が「皇位継承のあり方という問題について議論がほとんど進んでいない現実」について伺うと、秋篠宮さまは、
<(略)議論が進んでいない、確かに進んでいないのですけれども、そのこともやはりこれはある意味で政治との関係にもなってくるわけですね(略)>
と回答なさっている。
「普通なら“そうですか”で終わることなのに、そのような答え方をされたというのは非常に意味ありげですね。陛下を含め皇族方のお考えとしても受け止められると思います」(先の皇室典範にかかわる人物)

陛下とは学習院初等科から高等科まで「ご学友」だった榮木和男さんは、
「去年クラス会をやった際に陛下にお会いしましたが、譲位については何もおっしゃらなかったです。200年もなかったことですから、簡単に口に出すわけにもいかないということでしょう」
とし、こう“合理性”を口にする。
「昭和天皇崩御の時は大変でしたよね。あの前後には国の色んなことが事実上ストップしてしまったでしょう。香淳皇后も亡くなられるまでずいぶん臥せっておられた。今回の生前退位に関しては、おふたりを見送られたご経験から、合理的に考えて決断されたのだと思います。ただ、すべてが思い描いた通りになったわけではないでしょう。安倍政権になってから色々なことが進まなくなったという状況があって、陛下が焦りのようなものを感じておられたのは当然そうだと思います。自分たちが言い出さないと、誰も何もしてくれないということがだんだんわかってこられた。それで、異例かもしれませんが、ああいう形の『お気持ち表明』になったんじゃないでしょうか」

他方、安倍首相のブレーンで“保守系の人たち”にあたる八木秀次麗澤大教授は、「女系女性容認」で固まっていた小泉内閣時代の話を披露する。
「安倍さんが官房長官に就任(05年10月)した際に、女性宮家の問題点について私が安倍さんに説明をさせていただいた経緯があります。“首相が決断している以上、政治家としては反対できない”と安倍さんは当初渋るような態度もありましたが、最後には“よくわかった。首相と話してみるかな”と。それから安倍さんは、女性宮家が女系天皇容認に繋がることもよくわかっておられます。だからこそ、“男系継承が古来例外なく維持されてきたことの重みなどを踏まえつつ”(17年1月26日衆議院予算委員会)と発言しているわけです」

◆官邸の“気苦労”

なるほど、もともと安倍首相は、女性宮家や女性天皇に否定的だったわけではない。逆に、明治生まれの祖父以降養ってきた「皇統に対する考え方」を平成の時代に花開かせた、ということでも全くない。八木教授の“説明”に従った結果が、現在の安倍首相の姿勢に繋がっているということになる。
続いて、陛下の「おことば」について、八木教授の話を通じ、安倍首相の心のうちを覗いてみよう。
「憲法は第4条第1項に、天皇は国政に関する権能を有しないと定めています。つまり、天皇は政治的な言動をしてはならない。また、政府としても、天皇の発言を受けて動いてはいけませんし、国会も天皇の発言を受けて法律を制定するようなことがあってはいけないというのが憲法の趣旨です。また、皇室典範も終身在位制をとっており、天皇が生前退位することを想定していません。しかし、事実としては天皇陛下のご発言があって政府が動き、有識者会議が設置され、さらに国会はそのご発言を受けて特例法を制定しました。しかも、内々に陛下のご意思が政府に伝えられたわけではありませんよね」

そして、官邸の重ねている“気苦労”を代弁するのだった。
「政府、内閣法制局はいかに憲法に抵触しない形で特例法を成立させるのかに苦慮していました。だから、(先述の特例法の)〈趣旨〉の第1条に“国民は、(中略)この天皇陛下のお気持ちを理解し、これに共感していること”など、特例を認める説明をしているわけです。また今回の皇室会議において、即位の日付が5月1日で決まったことについても、“平成30年まで”という陛下のご意向を尊重し、官邸は元日で進めようとしていました。しかし、陛下が1月7日予定の『昭和天皇三十年式年祭』をご自身で執り行なわれたい旨が伝えられてきた。その結果、今の日付に落ちついたということなのです」(同)

◆「韓国訪問」をご相談

さて、陛下の心残りのもうひとつ、「アジアで訪問していない国」とは、他ならぬ韓国を指すのだという。
「陛下は皇太子時代から現在に至るまで、一度も訪韓されていません。中国へはちょうど四半世紀前に訪問されているのですが……」
と、宮内庁担当記者。先の侍従職関係者も、
「陛下は韓国には一番行きたかったんじゃないでしょうか。それを迎えてくれるような状態だったら良かったんですけど。李王朝に嫁いだ方もいますし、そういう意味で特別な思いがあったでしょう」

とはいえ、12年8月には当時の李明博大統領が「天皇による謝罪要求」をぶちあげている。
ここ1年に限っても、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した日韓合意を反故にした。挙句、11月にトランプ米大統領が訪韓した際には、晩餐会に元慰安婦を出席させ、「独島エビ」が供されたりした。
さすがに真冬のソウルよりも冷え込んだ両国関係にあって訪韓はなかろうというのが衆目の一致するところだが、前出の八木教授は、
「陛下は実際に『韓国訪問』の可能性についてお考えになっていた形跡があります。というのも、陛下よりその件で相談を受けたという方に、ひとり挟む形ですが、実際に聞いているからです。もちろん、ご在位中に訪問されたいという内容でした」
と証言するくらいだから、かなり前向きな姿勢であったと推察されるのだ。

最後に、政府は目下、即位の礼を国事行為として位置づけ、その中に譲位の儀式を入れることにしようか、など議論を進めている。そんな中で、ある官邸関係者はこんな打ち明け話をする。
「最近耳にしたのが、陛下が華やいだ雰囲気で皇居を去りたいお気持ちを持っていらっしゃるということ。具体的には、一般参賀のような形で国民に対してメッセージを発し、そのうえでパレードをしたいと考えておられるようです。その一方で官邸は、粛々と外国の賓客も招かずに静かにやりたいという考えがあって、そこで宮内庁とせめぎ合いをしていると聞いています」
(以上)
返信する
陛下の生前退位ご希望スクープに秋篠宮家とNHK橋口記者が関与し、宮内庁幹部が更迭されたという雑誌記事 (キリアキ管理人)
2018-10-03 21:44:50
週刊新潮 2016年10月13日号

ワイド特集 男の顔は履歴書 女の顔は請求書
NHKの「生前退位」スクープ 手引きの宮内庁幹部を安倍官邸が更迭

〈不幸な時代の重荷は我々が負わねばならぬ〉とは、「リア王」終幕でのセリフである。天皇陛下が「生前退位」のご意向をお持ちだとNHKがスクープしたのは7月。が、その裏で繰り広げられていた暗闘によって、一人の宮内庁幹部が更迭される破目になったのだ。

10月1日付の宮内庁人事で、宮家のお世話をする責任者である西ヶ廣渉・宮務主管(66)が退任した。宮内庁担当記者が言う。
「我々に内容が知らされたのは9月29日でしたが、記者会では“やはりあの一件か……”と、憶測を呼んでいました」
外務省出身の西ヶ廣氏は、リビア大使やルクセンブルク大使を経て、2014年4月から現職にあった。
「内閣府に任命権のある特別職であり、定年はありません。前任者も退任の目安となっている70歳まで10年務めてきました。それが、わずか2年半での交代ですから、異例と言わざるを得ません」(同)

加えて、前述した“一件”が大きかったというのは、さる政府関係者である。
「NHKがあのニュースを最初に報じた7月13日の直後から、官邸では、誰がどうスクープを仕掛けて記者に伝えたのかという“犯人探し”が始まりました」
その早い段階で、西ヶ廣氏の名が浮上したという。
「陛下のお気持ちを受け止められた秋篠宮殿下の意を受け、宮務主管がNHKの記者を殿下に引き合わせる役割を担ったと分かりました。殿下を通じて“お気持ち”を内々に聞かされた記者は、ここからスクープに向け準備を始めたのです」(同)
情報源としては、これ以上のお墨付きはあるまい。

◆度々さや当てを

一方の官邸は、
「かねてより陛下がそうした“ご意向”をお持ちだと知りながら、8月8日にお言葉が発せられるまで、まったく重い腰を上げようとはしなかった。ご意向に添って動き出せば、『陛下の政治的行為』を容認したとも受け取られかねなかったからですが、そんな中でのスクープによって、政権は大変な難題を突き付けられてしまいました」(同)
官邸からすれば、腹立たしいことこの上なく、
「とはいえ、陛下や皇族方にこうした憤懣をぶつけられるはずもない。かくなる上は、スクープを手引きした者に詰め腹を切らせよう、となったのです」(同)

安倍政権と宮内庁とは、これまでも度々さや当てを繰り返してきた。官邸から煙たがられていた風岡長官が70歳の誕生日を迎えた途端、退任に追い込まれたことは10月6日号の本誌(「週刊新潮」)でも報じた通りだが、
「宮内庁は今後一層、政権がグリップしやすい布陣で固められることになるでしょう」(同)
そうした“流れ”の中でパージされていった格好の西ヶ廣氏に尋ねると、
「一連の動きには、私は一切関与していません」
あくまで否定しつつ、自身の退任については、
「変革の時期を迎え、新たな体制によってこれを乗り切っていくことになったためだと理解しています」

国民統合の象徴である陛下が切なる思いを抱かれながらも、周囲の不作為でことが進まず、見かねて「お言葉」に至ったのだとすれば、望ましき世とは言い難い。去りゆく幹部の胸中にも、あるいは冒頭のフレーズが去来したかもしれない。
(終わり)

※西ヶ廣渉氏のWikipediaより

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E3%83%B6%E5%BB%A3%E6%B8%89

2014年4月から宮内庁宮務主管を務め、2016年には秋篠宮文仁親王の意向を受け、「NHKによる天皇陛下『生前退位』の意向のスクープ」(日本新聞協会賞受賞)のため、NHK記者を同親王と面会させたとされる。同年10月宮務主管を退任した。
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「皇室準備問題INDEX」設立準備室に立てられた「生前退位問題」を扱ったトピックURL一覧 (anima mea)
2018-10-04 23:58:31
■天皇陛下の生前退位について、真逆のニュースが錯綜
2016-07-13 23:55:11
https://blog.goo.ne.jp/index2013/e/b5a68b9678006be2d1619177ab836cdf

■検証:「生前退位」報道に仕組まれた、秋篠宮皇太弟(宮家による皇統のっとり)の陰謀
2016-07-26 04:34:47
https://blog.goo.ne.jp/index2013/e/cd958396105d4c28a7d4c97ff2cd916d

■自由に語ろう! 生前退位の「お言葉」と、その「報道のされ方」の疑問点・問題点について
2016-08-09 00:33:55
https://blog.goo.ne.jp/index2013/e/c50def2bc864d2e8f4409e22542d519c

■【抗議】女系天皇を否定する「嘘」を垂れ流す加藤大臣とNHKの偏向報道に抗議します。
2016-10-23 01:45:39
https://blog.goo.ne.jp/index2013/e/7cf7c29af9fd66be6bc7b5c6b7690ef2

■【退位めぐる有識者会議】 「男系男子派」「秋篠宮派」「良識派」それぞれの主張
2016-11-07 08:44:05
https://blog.goo.ne.jp/index2013/e/e56eb57e6cc11278e05f0576931b06f4

■【検証】民進党がまとめた「皇位継承等に関する論点整理」はどこがどう危ういか?
2016-12-27 03:56:56
https://blog.goo.ne.jp/index2013/e/737aa75e49404da7fc5c8f5199303538

■【議論】「秋篠宮を皇太子待遇に」は観測気球か? 民意は 「次期皇太子は愛子さま」だ!
2017-01-03 01:43:15
https://blog.goo.ne.jp/index2013/e/0d980652cc57c9e44a9587edc3a4c40e

■【退位めぐる有識者会議】 公開された「論点整理」と、「結論ありき」批判について
2017-01-24 02:48:59
https://blog.goo.ne.jp/index2013/e/d22420621190a08b1bde1435b6486ac5

■【資料】天皇の退位をめぐり衆参両院の正副議長が提示した「国会見解案」全文
2017-03-17 01:38:59
https://blog.goo.ne.jp/index2013/e/4f569f2487790f71afea545abbde8a6f

■【退位めぐる有識者会議】 秋篠宮を「皇太弟」「皇太子」にという意見で一致する茶番
2017-03-26 04:40:01
https://blog.goo.ne.jp/index2013/e/61f71016fb4a45a032c7758b7c217dfd

■【呼びかけ】今国会中に決まる?! 秋篠宮皇太弟(=愛子さま排除)に反対の声をあげよう!
2017-03-29 03:18:56
https://blog.goo.ne.jp/index2013/e/af980da1c1e94a85ca68800890d4ce02

■今国会中に決まる?! 秋篠宮さま「皇嗣殿下」(=愛子さま排除)に反対の声をあげよう!
2017-04-11 11:52:36
https://blog.goo.ne.jp/index2013/e/1eeeca79fc0759c378ed01fda1156f72

■【資料:最終報告書】秋篠宮さまの待遇--「皇嗣」「皇嗣職」「皇族費を3倍に」関連
2017-05-02 01:07:23
https://blog.goo.ne.jp/index2013/e/5f8c462f1898fcc48bf67d2cada5329e

■【天皇退位特例法案要綱全文】--あまりに姑息な「秋篠宮さまの待遇」
2017-05-12 22:08:06
https://blog.goo.ne.jp/index2013/e/e1d9dd1485da24f09fbb532812bfbbad
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生前退位スクープとNHK、秋篠宮の関与1 (anima mea)
2018-10-05 22:47:38
■天皇陛下の生前退位について、真逆のニュースが錯綜
2016-07-13 23:55:11
https://blog.goo.ne.jp/index2013/e/b5a68b9678006be2d1619177ab836cdf

より、ソースのある興味深い記事をいくつか抜粋させていただきます。

<NHKの見事なスクープ>天皇陛下「生前退位」のご意志
メディアゴン / 2016年7月14日 7時30分

https://news.infoseek.co.jp/article/mediagong_18216/

7月13日のNHKの速報に驚かされた人は多いはずだ。天皇陛下が「生前退位」の意志を示された。NHKは、夕方6時55分過ぎにスーパーによる速報を打ち、直後の7時ニュースではトップニュースにして詳しく解説する。報道としてNHKは見事な連携をみせた。

(以下NHKニュースより)

「天皇陛下が、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示されていることが分かりました。数年内の譲位を望まれているということで、天皇陛下自身が広く内外にお気持ちを表わす方向で調整が進められています。」
「天皇陛下は、82歳と高齢となった今も、憲法に規定された国事行為をはじめ数多くの公務を続けられています。そうしたなか、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示されていることが分かりました。」
「天皇陛下は、「憲法に定められた象徴としての務めを十分に果たせる者が天皇の位にあるべきだ」と考え、今後、年を重ねていくなかで、大きく公務を減らしたり代役を立てたりして天皇の位にとどまることは望まれていないということです。こうした意向は、皇后さまをはじめ皇太子さまや秋篠宮さまも受け入れられているということです。」
「天皇陛下は、数年内の譲位を望まれているということで、天皇陛下自身が広く内外にお気持ちを表わす方向で調整が進められています。」

(以上NHKニュースより)

このスクープをNHKの記者はどう入手したのだろうか。まず、いわゆる宮内庁関係者と長い間をかけて人間関係を築き入手したことが考えられる。

コロコロと担当者を代えるメディアではこれはなしえない。また関係者がNHKだけにリークしたことも考えられる。この場合もリーク先をNHKにしたのには、ある意志が働いているのはもちろんだ。

今回のような「抜き」が発生すると、他のメディアは裏取りに走る。裏が取れないと大ニュースを逃す「特落ち」になってしまう。ただし、こんなケースもある。

ある社の「抜き」ニュースに関して、他社がいわば「談合」して一切取材をせず報道もしない。後を追わず無視してしまう。1社しか報道しないで無視すると、話題が拡散せず、大ニュースだという印象が薄れてしまう。それを狙うセコい方法だ。

ただし「生前退位」に関してはこの方法は採れない。明らかな大ニュースだからだ。

ところで、皇室関係の「決まり」については、多くの人々が、これを歴史を通じて連綿と続いているように勘違いしているが、現在の「決まり」のほとんどは、1868年の明治時代にできた150年ほどの「決まり」に過ぎない。特に、象徴天皇のあり方などは敗戦後にできた「決まり」だ。

歴史上「生前退位」をした天皇は多い。しかしながら、今上陛下が「生前退位」をするには、皇室典範の改訂が必要となる。今後、皇室典範の議論は、めまぐるしく動いてゆくだろう。

もちろんそれ以外にも、皇室に関する様々な話題が巻き起こるはずだ。「生前退位」をなされた場合、年号はどうなるのか。天皇陛下が退位すれば、美智子さまは皇太后と呼ばれるだろうが、ご自身は上皇になるのか、太上天皇か法皇か、それとも・・・?

皇太子が天皇陛下に即位すれば、現在の皇太子殿下には男子のお子様がいないので、結果的に皇太子がいなくなる。皇位継承権第一位になる弟宮の秋篠宮様はなんと呼ばれるのか。

天皇陛下美智子皇后陛下は、これまでの皇室の慣習を破り、お子様がたを自分たちの手元でお育てになった。そしてこの形は一般の人々にも受け入れられていった。

これまで、皇室の新たなな時代を切り開いてきた天皇皇后両陛下。「生前退位」の意志も現在の感覚から行けば、多くの人に受け入れられるだろう。あとは、しかるべき環境整備をスムーズに行うことができるかどうか、だ。今後の動きに注目したい。
(以上)

>いわゆる宮内庁関係者と長い間をかけて人間関係を築き入手したことが考えられる

>リーク先をNHKにしたのには、ある意志が働いているのはもちろんだ

>皇位継承権第一位になる弟宮の秋篠宮様はなんと呼ばれるのか

かなり早い段階からこんな話になっていたのですね…。
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生前退位スクープとNHK、秋篠宮の関与2 (anima mea)
2018-10-05 22:52:18
天皇陛下の「生前退位」をNHKがまず報じた理由
NEWSポストセブン / 2016年7月21日 16時0分

https://news.infoseek.co.jp/article/postseven_431897/

「生前退位」の意向を示していると報じられた天皇陛下。国民に大きな驚きを与えたこの報道だが、皇太子さまが陛下の代理を務められるご名代や摂政といった方策ではなく、なぜ生前退位をお選びになったのか。ベテラン皇室記者は語る。

「その理由は、陛下のご体験に拠る面もあるのではないでしょうか。両陛下は皇太子同妃時代の1981年、イギリスのチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式に昭和天皇のご名代として出席されました。天皇皇后なら最前列でも、ご名代ということで4列目くらいの席に案内されたことがありました。また、接見や地方公務の折、ご名代となるとやはり人々の気持ちも少し変わるものです」

だが、そのご意向は大きな問題もはらんでいた。憲法で規定されているとおり、天皇は象徴であり、国政に関する権能を有していない。また、皇室典範では天皇の退位については規定されておらず、天皇は崩御するまで「終身天皇」とされている。つまり、もし陛下のご意向によって法律が改正され生前退位が行われるようなことがあれば「政治関与」ともいわれかねない。

「宮内庁のほか、首相官邸も陛下の退位の意思をうすうす感じ取っていました。ですが実際に実現できるかといえば、その可能性は低いという認識だったのです」(官邸記者)

大きく潮目が変わったのは、宮内庁が公務削減を提案し、陛下が皇太子さまと秋篠宮さま、そして美智子さまにご決断を伝えられたこと。そこで陛下のお考えが強固であることが知れることになった。

「宮内庁としては、陛下の口から直接退位について言及されることだけは避けたかった。そこでNHKに陛下が退位の意思をお持ちであることを報じさせ広く世に知らしめると同時に、宮内庁は否定して政治関与がないよう手はずを整えたといわれています。NHK報道ならば一定の信憑性があります。国民の意識も“これまで身を賭して務めを果たされてきたのだから、ゆっくりされたほうが…”という方向に傾きやすい。結果、世論に後押しされる形で皇室典範の改正の議論が進むのではないかと踏んだのだと思います」(前出・官邸記者)

昨年、安倍政権下で安保法制が成立し、憲法改正論議がにわかに持ち上がっている。自民党の憲法改正草案では、天皇は《(日本国民の)元首》という文言が加えられている。

「陛下が『平成皇室』において何より重要視されてきたのは、国民の象徴としての戦後の天皇の歩みです。憲法を遵守し、戦前のように天皇に権力が集中するようなことがあってはならないとお考えになられてきた。

明治にできた帝国憲法と皇室典範で生前退位が認められなくなった背景には、他国に例のない万世一系の天皇制という権威を、より神秘的なものにしようとする意図もありました。そうした安倍政権下の時代の空気や、皇室典範の在り方を、陛下がどのようにお考えになられているのか、今回の生前退位のご意向が象徴しているように思えてなりません」(前出・皇室ジャーナリスト)

陛下が異例の生前退位のご意向を示された意味を、主権者たる私たちは深く考える必要がある。

※女性セブン2016年8月4日号

>もし陛下のご意向によって法律が改正され生前退位が行われるようなことがあれば「政治関与」ともいわれかねない

>宮内庁のほか、首相官邸も陛下の退位の意思をうすうす感じ取っていました

>NHKに陛下が退位の意思をお持ちであることを報じさせ広く世に知らしめると同時に、宮内庁は否定して政治関与がないよう手はずを整えた
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生前退位スクープとNHK、秋篠宮の関与3 (anima mea)
2018-10-05 22:55:53
生前退位
政府、慎重に検討 憲法に配慮
毎日新聞2016年7月21日 07時10分

http://mainichi.jp/articles/20160721/k00/00m/010/178000c

天皇陛下が生前退位の意向を示されていることに関し、政府は慎重な対応に徹している。憲法で政治的な行為を禁じられている天皇の立場に配慮する必要があるためだ。いったん世論を沈静化させた後に、政府が主導する形で議論を始めるとみられる。

内閣官房幹部は「(陛下の)意向を受けて動くと疑義が出る。そんたくして内閣が発議するしかない」と話す。

憲法は4条で「天皇は国政に関する権能を有しない」と規定する。天皇の公的な活動は、7条に明記された首…(以下有料記事)

>政府は慎重な対応

>憲法で政治的な行為を禁じられている天皇の立場に配慮する必要がある

>「(陛下の)意向を受けて動くと疑義が出る。そんたくして内閣が発議するしかない」
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生前退位スクープとNHK、秋篠宮の関与4 (anima mea)
2018-10-05 23:02:13
菅義偉官房長官、皇族の減少「早急に対応」 生前退位の検討は否定
2016.7.15 21:26 産経ニュース

http://www.sankei.com/life/news/160715/lif1607150039-n1.html

菅(すが)義偉(よしひで)官房長官は15日の記者会見で、内閣官房の皇室典範改正準備室で検討している皇族の減少への対応策について「年内というよりも、早急に対応しなければならないという問題意識を持っている」と述べ、取りまとめを急ぐ方針を明らかにした。天皇陛下が示されている生前退位の意向への対応を同準備室で検討するとの見方には「全く違う」と否定した。

菅氏は皇族の減少への対応策に関し「かなり具体的な形で対応することができるように検討中だ」と説明。有識者会議の設置は「現時点では考えていない」と述べた。

安倍晋三首相は今年2月の衆院予算委員会で、皇位継承について「男系継承が古来例外なく維持されてきたことの重みなどを踏まえつつ、安定的な皇位継承の維持について引き続き検討していきたい」と指摘。皇室典範の改正は、男系男子による継承を維持した上で、皇族の減少への対応を検討していくべきだとの考えを示している。

一方で、麻生太郎副総理兼財務相は15日の会見で「(天皇陛下が)ご高齢で(公務の)負担がかかるならば、どう対応していくかを政府として考えなければならない」と述べ、政府対応の必要性を指摘した。

※上記産経記事の問題点は、安倍総理は「男系継承の重み」としか述べていないにも関わらず、産経の方で勝手に「男系男子による継承を維持した上で」と、“男子”という文言を加えてしまっている点です。敬宮様が男系女子である以上、“男子”という文言があるかないかは重要な要素だと思うのです。こうやってマスコミは世論誘導・印象操作していくんだなという証左にもなりますね。
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