元不登校の皆勤賞へのロード

中学時代ろくに学校に行かなかった自分が高校は皆勤賞を目指す。管理人は平田真優香さんを応援してます。

遠慮なければ近憂あり

2014-12-17 22:25:13 | 人形劇
今日大阪1℃とかふざけてるだろ。吹田市はただ寒いだけだったけど梅田は積もったみたいな。






マハード「ではこれより王の名の下に御前会議の開会を宣言する」

マハード「本日より件の神官達が着任となる。今日はそれの顔合わせ、式典の様な物だな」




マハード「では順に」
クチート「本日付で評議会より外務局に配属され外務局長となるクチートだ!よろしく頼むよ!」

マリク「あれ?昨日まで暫定的に実務を取り仕切ってた副局長の繰り上がりじゃないんだ?」
イシズ「元上司の悪行を見抜き止められなかったのが評議会には怠慢と取られた様ですね」




クチート「担当は異なるがかつて母の立っていた場所だ。母の名に恥じぬ様頑張るよ」
セト「外務局長の母君であられるマーワイル殿は先々代の防人長だ。私が神官団に入った頃は既に退位して武術指南役として王宮に貢献され私が副防人長に就いた頃に隠居なさったが全くあの方は……それはそれは恐ろしかったぞ……」

クチート「母から言伝を預かっているよ。「もし今の防人がぬるければハサン様とアクナムカノン様と王に申し訳が立たないからセトと我王を殺して自分が防人長に再任する」ってさ!」
ダンボー「それじゃ私も殺される流れじゃねーか!」
我王「あのババアまだ生きてやがんのか……」




マハード「うむ、次は」
オリマー「本日付で評議会より農水局に配属され農水局長となるオリマーです。宜しくお願いします」

イシズ「これで私は凶作の年、民の悲痛を背に民に係る脱税を見付け胃痛が起きる日々も少しはマシになります!」
マリク「姉さん……大変なんだね」




オリマー「前は通商連合で運送業務を担当しておりました。その時の経験を生かし交易所等を通じて利益を獲得します」
我王「神官に商人とは珍しいな、そのヘルメットは運送する時の為のもんかい?」

オリマー「いえ、私はこの大陸の空気は酸素濃度がもう少し低くないと呼吸が出来ないので。外すと死にます」
クチート「死ぬの!?」




マハード「さて、次は」
ジンベエ「知った顔もおるが本日付で評議会より水運局に配属され水運局長となったジンベエじゃ。宜しく頼もう」

マリク「元バイラス水軍か……大丈夫なの?」
イシズ「元バイラス水軍だから良いのですよマリク。それに彼の義理堅さは並大抵の物ではありません」




ジンベエ「そう言って貰えると有難い。アクナムカノンさんには大恩がある、今はもう『亡くなられたも道義』故アテム君につくす事で少しでもそれを返せれば良いんじゃが」
アテム「バイラス水軍を水軍足らしめた確かな実績と実力、期待しているぞ」

セト「最初水運局長の位は現在武頼に在籍しておられる"さる御方"に頼んだのだが膠も無く断られてな」
ジンベエ「其処で元々実務の面から副局長としての登用が決まっていたワシが繰り上がったと言う訳じゃ」




マハード「よし、次は(実績を持つオリマーを差し置き"さる御方"やジンベエ等の武人を登用とは大方察するが裏があるな)」
クマ「本日付で評議会より探題に配属され探題長の任に就くクマだクマ!宜しく頼むクマ!」

イシズ「……クマですか」
マリク「ふーん、クマね……」




ダンボー「おいおいクマってお前、モノクマの縁者じゃねえだろうな」
クマ「モノクマ?クマはモノクマじゃなくてクマだクマ」

ジンベエ「ややこしいの……」
セト「……実は探題長に関しても"さる御方"に以下略」




マハード「……次は(流石にアレがモノクマの間者はないだろう、一応評議会が選んだのだし第一露骨過ぎる)」
お茶の水「ワシじゃよ!本日付で評議会より技術開発局に配属され技術開発局長となったワシじゃよ!」

マリク「おい!そこのクマとかいうのもまた博士が作ったロボットじゃないだろうな!」
イシズ「無い話ではないというのが笑えませんね……」




お茶の水「ワシャ知らんぞ」
クマ「クマはロボットじゃないクマ!」

ダンボー「因みに私を作ったのもお茶の水博士じゃないぜー、殆ど皆知ってると思うけど」
我王「なーんか騒がしくなってきたなあ……」






続くんですぜ。