JUNSKY blog 2015

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「日本は踊らない」 と 英語メディア

2009-09-01 12:51:38 | 選挙
2009年9月1日(火)

 もう9月になってしまいました。
季節が過ぎ行くのは速いものです。

 今日、いつも参照している【goo News】に興味深い記事を見つけました。

相当長い文章で、その中にも引用やリンクが多いので、全文の引用は避け
まずリンクアドレスを紹介します。

【日本は踊らないと英語メディア】ニュースな英語 8/31

で、長いコラムの結論的なことを引用しますと

【日本の政治を長年取材してきたベテラン記者、ロイター通信のリンダ・シーグ特派員は、28日付のブログ記事で「日本政治を長年見つめ続け、いい加減この国にも真の二大政党制が生まれてもいいのにと思っていた人たちは、30日の選挙を二重に信じられない思いで見つめている。二重にというのは、自民党を政権の座から追いやるのにこんなに長くかかるなんて信じられないという思いと、長年思ってきたことがいよいよ現実になりそうで信じられないという思いの両方だ」と書いています。】

【英タイムズ紙のリチャード・ロイド=パリー記者も「今回のこれはたとえば1997年のトニー・ブレアや2008年のバラク・オバマといった有名な選挙勝利とは違う、それ以上のもの。全く前例のない新しい展開だった」と評価した上で、「しかしここからの問題は、民主党が果たしてただ『2009年に勝った政党』としてのみ名を残すのか、それともきっちり成果を残すかどうかだ」とやはり、釘を刺しています。】

【ロイド=パリー記者は記事冒頭で、「とはいえ日本では誰も踊っていない」「日本では選挙はいつも日曜日だからかもしれない。もしかしたら日本人が本質的に控えめだからかもしれない。いずれにしても総選挙となると日本人は得てして、選挙結果にほとんど興奮してみせない。昨夜の東京に押し寄せた台風の大雨がなかったとしても、(政権交代だからといって)花火が上がることもないし、大勢が酔っぱらって大声で合唱することもないし、裸になって皇居のお堀に飛び込むなんてこともなかったはずだ」】

【初の本格的な政権交代だというのに、日本人は踊っていません。日本はそういう国ではないので。阪神が優勝したりサッカー日本代表がワールドカップで勝ったりしたわけではないので。日本人は選挙結果に踊り出すような国民ではないのです。もちろん皇居のお堀に飛び込んだりもしません。良くも悪くも。ニューヨーク・タイムズが「伝統的に政治に無関心な日本の有権者(Japan's traditionally apolitical electorate)」と書いているのが、欧米基準からしたらそうだろうと思います。】


 なお、上記には引用していませんが、このコラム元文にはウォールストリート・ジャーナルの評価も引用しています。
しかし、ウォールストリート・ジャーナルは、オバマ政権に批判的なメディアであることも書き添えています。
 そのウォールストリート・ジャーナルは、日本の民主党勝利に対しても極めて悪辣な非難を浴びせているようです。
 昨夜のNHKの討論会では、自民党からの出席者(最高幹部だったが名前忘れ!細田幹事長?だったか?)が、これを引用して、民主党を口汚く執拗に攻撃すると言う見苦しい場面が目立ちました。

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元文リンク (但し、いつまで閲覧可能かわかりません)

CNN 【Japanese opposition set for victory】

The New York Times 【Japan Opposition Wins a Landslide】

The Washington Post 【Ruling Party Is Routed In Japan】

Reuters : Linda Sieg 【Japan two-party system ― long in arriving】

Times : Richard Lloyd Parry 【Victory for the Democratic Party of Japan marks an historic shift to a new political era】



1 コメント

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Unknown (あんくるトム)
2009-09-01 22:34:16
 コメントありがとうございました。
「違和感」は不信感とまでは言いません。多少の配慮の無さだと思っています。そこまで読めない投票者への歯がゆさと言うべきかもしれません。
でも一方、正しいことを正しいというフロントは必要です。フロンティアの言うことを他の政党は追随せざるを得ませんでした。
そのうち票になる時期がきるでしょう。
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