先日の当ブログで、
【元自衛隊(防衛省制服組)最高幹部であった田母神氏が広島平和祈念式典に関して、トンデモないデマ発言を行ったことが、朝日新聞をはじめ幾つかのメディアに掲載されていた。
衆院選大阪17区に立候補している改革クラブ前職の応援演説でのこと。】
というリードの記事を書きましたが、
その大阪17区に立候補していた「改革クラブ」前職(当選5回のベテラン)の 西村真悟氏 は、自民党よりも遙かに低い得票で惨敗しました。
改革クラブは、自公以外の野党(当時)の中で、唯一自公政権と麻生首相を支持して特異性をアピールしていました。
自民党よりも『右』にいる超タカ派であることは、田母神氏の応援を受けていることからも解ります。
この田母神氏の応援は、例の「トンデモ発言」のアナウンス効果(マイナス側)と相俟って“功を奏した”ようです。
さらに本日付の日刊「赤旗」によると、
【改憲派議員集団が大量落選 139→53】 と、言う事で快挙!です。
この記事を引用します。
改憲派議員集団が大量落選
衆院選 139→53に激減
2009年9月2日(水)「しんぶん赤旗」
自民、公明、民主、国民新など超党派の国会議員、元議員でつくる改憲派の議員集団「新憲法制定議員同盟」(会長・中曽根康弘元首相)所属の衆院議員が、総選挙での大量落選で激減しました。
同議員同盟が2008年3月にまとめた会員名簿によると、現職の衆院議員で同盟に加わっていたのは139人。そのうち、今回総選挙で再選したのは53人にとどまります。
党派別にみると、自民党は122人でしたが、今回の当選はわずか39人で73人が落選(引退や市長選などへの転出者は10人)。公明党は1人で変化なし。民主党は1人が引退し、10人から9人に。国民新党は1人が落選し、2人から1人に。新党大地は1人で変化なし。無所属議員は1人が引退し、3人から2人になっています。
「会長代理」の中山太郎元衆院憲法調査会長をはじめ、役員として主軸となってきた「大物」議員の落選が目立ちました。
「顧問」の海部俊樹元首相、丹羽雄哉元自民党総務会長、中川昭一元財務・金融相、山崎拓元自民党副総裁、国民新党の綿貫民輔前代表などです。
「副会長」の島村宜伸元農水相、深谷隆司元通産相、堀内光雄元自民党総務会長、「幹事長」の愛知和男元防衛庁長官も落選しました。
同議員同盟は今年5月、各党の幹部や財界関係者ら1200人を集めて大会を開き、「一日も早く国会における憲法審査会の活動が始められ、新しい憲法制定に向けて国会での議論が開始されることを願う」とする決議を採択しています。
(「しんぶん赤旗」引用おわり)
護憲派の当ブログとしては、小気味よく喜ばしい結果です!
公明党も重複立候補せず小選挙区で『背水の陣』を敷いた幹部が続々と落選し、現有の2/3に転落するなど、大喝采ものです。
他にも、信者1千万人を猛語(妄語)していた『幸福実現党』が信者の1割を遙かに下回る票しか獲得できなかった(投票者の0.6%ほど?)ことも上々の結果だと思います。
(過去の総選挙で惨敗した『オウム真理教』が、毒ガステロに走ったことを考えると恐ろしい予感もありますが… あの教祖のイカレタ顔を見ると何をやるか解りません…)
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話は変わりますが、供託金の件
確か自民党が党利党略から供託金の額を変更する法案を出して成立していたのではないか?と思って、【goo】で調べてみると、金額は変わらないようでした。
Wikipediaによれば、
とのこと。2009年7月8日、衆議院政治倫理確立・公選法改正特別委員会で、自民・公明・共産・社民の賛成、民主・国民新の反対の結果可決された。しかし、参議院での可決は難しく、供託金引き下げが実現する可能性は低いとされている。2009年7月21日に衆議院が解散したため、廃案になった。
時事通信の記事によると・・・
供託金 【選挙ミニ事典】
時事通信 2009年8月14日(金)14:45
立候補する際に納付するお金のこと。衆院小選挙区は300万円、比例代表は名簿登載1人につき600万円(選挙区との重複立候補者は300万円)で、国債証書で納めることもできる。売名目的による立候補など、候補者の乱立を防ぐのが目的。衆院小選挙区の場合、得票数が有効投票総数の10分の1に達すれば返還されるが、それを下回ると没収される。比例代表は、当選者数に応じて没収の額が決まる。
2005年衆院選で共産党は小選挙区に275人を擁立したが、223選挙区で10分の1に届かず、6億6900万円が没収された。(了)
とのことです。
今回はどれ位没収されたのでしょうか?
こっちの方は、少額とは言え共産党にカンパしている庶民の私にも「小気味よい」話ではありません。
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~たしかな野党 支え続けて 上げ潮めざす!~
~「政治の中身を変える」ために勇気を出して奮闘しよう!~
~「党名が…」 政治良くなりゃ それでいい~
落選した自民党議員が多かっただけのことではないですか。それよりも、平沼、城内、そして一年生議員の稲田氏が何故当選したか、そのことに目を向けることの方が大事ではないですか。