第7戦迄縺れ込んだ日本シリーズもようやく決着が着きました。このシリーズは色々とこじ付ける要素には事欠かないものになりました。今年のプロ野球の最後の一戦に日本シリーズの最終戦が重なり、その日が落合監督の監督最後の日。双方ともリーグ優勝チームで、このシリーズ期間中どちらも地元では勝ちが無かった事。そしてただ1ゲームを例外として最少得点の試合運び。これは一体『貧打線だったのか、投手戦だったのか?』、はたまた『捕手の読み合い戦』だったのか、或いは『監督の采配戦』だったのか、如何様にでも解釈出来る不思議な展開でした。互いに地元では勝てない・・ことを「ジンクス」としてとらえるならば、中日ドラゴンズが勝っていた筈なのですけれど、最後の最後で秋山監督が宙に舞った胴上げという結果。ホント、野球っていうのは最後まで判らないものですね。でもどうしてロー・スコアが続き、地元では勝てなかったのでしょう? こればかりは「こじつけ」の理由に答えが出ません。お互い敵地での意地・・の様なものが勝っていたのでしょうか? まぁ、そんな屁理屈をどうこう考えるより、本当に久しぶりに、野球・日本シリーズを楽しませてもらいました。これでドラゴンズが勝っていようものなら、落合監督が有終の美を飾り、出来過ぎた結末になっていたわけですが、どうも世の中はそう上手くは運ばないという事なのでしょうか。・・と考えると、勝たせてあげたかった様にも思えてきます。不思議ですね。やはり『俺流』は名監督だったのでしょう。
これだけ見どころが有ったというのも、両チームがリーグ戦の覇者であったからだとも思えます。タイトルが「日本シリーズ」なのですから、やはり両リーグの覇者が戦うのが筋・・なのだと思います。クライマックス戦というのは、本当に必要なものなのでしょうか? どうしてもCSというのは不条理だという感を拭い切れません。リーグ戦144試合を戦い抜いてTopになったセ・パの両雄が戦ってこそ、真の日本一を決められると言えるのではないでしょうか?
それにしても見応えのある7 試合でした。秋山監督、おめでとうございます。監督就任以来の思いを、あの最後の涙が如実に物語っていました。お疲れ様でした。来年以降もいい試合を見せて下さい。応援しています。
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