気の向くままに junne

不本意な時代の流れに迎合せず、
都合に合わせて阿らない生き方を善しとし
その様な人生を追及しています

10月27日 ♫「思い出したくない事だってある」('75)

2022年10月27日 | 日記・エッセイ・コラム
思い出したくない事だってある
(Dm)

季節はずれの
冷珈琲を飲んでいると
ほんの二ヶ月余り前の事が
寝ぼけ眼の    朝の幻想の様に
通り去った季節から
追い掛けて来る

やめておくれよ    サヨナラしたい
思い出したくない事だってある

夜の窓から    探した水平線
今夜誰が
あそこで見ているのだろう
四季の区別を誰も感じない島に
残してきた思い出が
さまよいめぐる

やめておくれよ    サヨナラしたい
思い出したくない事だってある

※  静かに喉を潤す冷珈琲
    心の淀みの中から走馬灯の様に
    ひとつひとつの想い出を
    走らせる

時を懐古して偲ぶ程
老けちゃいないと
強く心に言い聞かせているのに
口に含んだ世界の時は動かず
あの人の顔だけを
映し続けてる

やめておくれよ    サヨナラしたい
思い出したくない事だってある

※(repeat)

石垣島の喫茶店アルバトロスを思い出していた時に、浮かんだもの。誰か〈夜の水平線〉を見た事ある人っているかな?星の無い、真っ暗な夜でも見える事がある。
まあ、その時の気分次第にも拠るけれど、感激ものですよ。そんな気持ちと思い出が重なると、過ぎ去った思い出の中に、確かに『自分は存在していた』事を認識する。季節はずれの冷珈琲が語り掛ける思い出の中に私は居ます。





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