増えたり減ったり…大和・山田五郎・キリ・ラン・リル・ぷー子
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凹んでます。





昨日あの本屋さんの前を通ったら、店舗入口周りの外壁塗装が終わってました。

そして...あのツバメの巣がなくなっていました。





巣のあった場所を呆然と見つめていると、それに気づいた店長さんが出てこられて

『すみませんっ! ごめんなさいっ!』


事情を説明してくださいました。

店長さんは塗装業者の責任者の方に巣を落とさないようお話して下さったのですが
それが双方の一部のスタッフにしか行き届いておらず、お二人が不在の間に...

私の頭には一瞬、意地の悪い考えがよぎった。
「その場しのぎで、とりあえず残すって言っただけ?」

でも、私の目を真っすぐ見て深々と頭を下げている店長さん。
この方を信じることにしました。
いえ、私がお願いしたせいで、かえって苦しい思いをさせてしまったのでは...?

店長さんに謝り、お礼を言いました。
一瞬でも疑ったりしてすみません。残す努力をしてくださって有難うございます。




落とされた巣は建築廃材とは別に
小さなダンボール箱に入れられて工事現場の片隅に置いてありました。
それだけがせめてもの救い.....

よく見ると体長2cmほどの小さなヒナ4羽の死体。
『助けてあげられなくてごめんね。』

そのヒナたちをティッシュにくるんで連れ帰り、今朝早くに埋葬しました。



我が家には庭がないため植木鉢に新しい土を入れ、急ごしらえのお墓。
お墓に供える花を摘みに行く途中
目の前をスィッと飛んでいったツバメはこの仔たちの親だったのかしら?

ヒナたちが土に帰った頃、たくさん花の咲く場所に移してあげようかな...
ちょっと窮屈だけど、それまで我慢してちょうだい。





そういえば昨夜、急に昔のことを思い出した。

私が物心付いた頃すでに、ウチには“みぃ”という名前の雌の三毛猫がいた。
母が言うには、私がどうしても欲しいと言ったので仕方なく飼ったそうである。
私が五年生の時みぃが4匹の子どもを生み
私は毎日学校から帰るとランドセルを置くより先に、みぃと子猫のもとへ。
ある日帰宅して子猫がいた箱を覗くと、4匹ともいなくなっていた。
祖父がどこかに捨ててしまったらしい。
悲しくて悲しくて...一晩中泣いた。


数十年前に捨てられた生まれたばかりの子猫。
卵からかえった直後、一度も空を飛ぶことなく死んでしまったヒナ。



身近にある小さな命さえも救えないなんて...なさけないです。




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