goo blog サービス終了のお知らせ 

MILLEN BOX

映画、音楽、野球の話題など。

06年度のまとめ

2007年01月03日 | Cinema2006

06年度BEST10です。

1 ブロークン・フラワーズ/2 パプリカ/3 父親たちの星条旗
4 有頂天ホテル/5 M:I:3/6 007 カジノロワイヤル/7 僕のニューヨークライフ
8 トム・ヤム・クン!/9 Mr.&Mrsスミス/10 インサイド・マン といった所かな。

スピルバーグの「ミュンヘン」、作品賞「クラッシュ」、アン・リー監督「ブロークバック・マウンテン」
最優秀主演男優賞を受賞したフィリップ・シーモア・ホフマンの「カポーティ」は劇場で見られませんでした。
今年はちょっと怠け癖が出てしまったので今年は頑張って神戸まで出かける機会を増やそうと思います。

06年度ワーストBEST5は

1 ゲド戦記/2 ブレイブストーリー/3 ブラックダリア
4 V・フォーヴェンデッタ/5 シリアナ

1位はダントツ「ゲド戦記」、2位は「ブレイブストーリー」
何度も言ってるが声優を軽視するな。この2作品には、本当にがっかりしました。

その他は

「ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女」
「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」
「ポセイドン」「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」
「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ」
「フライトプラン」「マッチポイント」「オリバー・ツイスト」
「アイス・エイジ2」 などを去年は見ました。今年も面白い映画をたくさん見ましょう!

パプリカ

2006年12月29日 | Cinema2006

【監督】 今敏
【声優】 林原めぐみ/古谷徹/山寺宏一/堀勝之祐 /大塚明夫/江守徹

【物語】
精神医療研究所に勤める美しきサイコ・セラピスト、千葉敦子。彼女は、開発されたサイコセラピー機器を用いて
クライアントの治療を行う極秘のセラピーを行うことがあった。そんな時、彼女は少女の容貌を持った人格“パプリカ”となって他人の夢に入り込み心の秘密を探り出していくのだった。
そんなある日、敦子の同僚で天才科学者の時田浩作が開発した画期的サイコセラピー機器“DCミニ”が盗まれる事件が発生する。それは悪用されれば他人の人格をも破壊する危険があった。そして、その不安は的中、所内に次々と犠牲者が出始める…。

【感想】
僕の大好きな今敏監督の最新作、ついに見てきました。「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」と名作を次々と発表している監督なので公開前から楽しみにしてました。シネカノン神戸という所であったのですが、初めて行く映画館という事もあり余計楽しみでした。

プロの声優を起用しているので1時間半、安心して見ていられる。これぞプロの仕事。ジブリなどのスタジオも見習ってほしい。声優を軽視するな!
そういや久しぶりに林原さんの声を聞いたな~。やっぱいいわ。山ちゃんこと山寺宏一さんは、もうすっかり今敏作品の常連ですね。「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」のときより台詞も多かったし。林原&山寺のコンビを見られるだけでもアニメファンとしてはうれしいです。
古谷さんも大塚さんもベテランの渋い演技。江守さんはプロじゃないけど、声優としての実力は前作「東京~」で実証済みだから何の心配も要りません。

作画のレベルの高さも相変わらず。ベタベタのCGアニメより手作りの温もりがあります。今敏の映画は冬が似合う。
押井守監督の「イノセンス」を想起させるパレードのシーンも圧巻でした。あまりにも目まぐるしく展開するのでクラクラしてきちゃいます。
途中でわけが分からなくなっても、そのまま映画に身をゆだねてしまいましょう。上映時間が短いのもgoodです。

この作品が僕の今年の映画納めとなりそうです。実に有意義な時間を過ごせました。最後の最後に、こんないい映画が見られて良かった、良かった。でも感想を書くのが実に難しい映画でもあります。おっとそういや今敏といえば「妄想代理人」最後まで見てなかったな~。

007 カジノロワイヤル

2006年12月28日 | Cinema2006

【監督】 マーティン・キャンベル
【出演】 ダニエル・クレイグ/エヴァ・グリーン/マッツ・ミケルセン/ジュディ・デンチ/ジェフリー・ライト/ジャンカルロ・ジャンニー

【物語】
暗殺の仕事を2度成功させたジェームズ・ボンドは“00(ダブルオー)”の地位に昇格し
最初の任務で、世界中のテロリストの資金源となっている“死の商人”ル・シッフルの存在を突き止める。
高額掛金のポーカーで資金を稼ごうとするル・シッフルと勝負するため、モンテネグロに向かうボンドの前に
国家予算である掛金1500万ドルの監視役として財務省から送り込まれた美貌の女性ヴェスパー・リンドが現れる・・・。

【感想】
いつもの事ですが、激しくネタばれしてます。

新しいジェームズ・ボンドとしてダニエル・クレイグを起用し物議をかもして、公開前に話題になった「007 カジノロワイヤル」
でもピアーズ・ブロスナンの後じゃ誰がやっても騒ぎになるでしょうね。
最近はボンド・カーが透明になったりと、ちょっとやり過ぎな感じも出てきたりして、これからの展開を心配してましたが最新作を見て安心しました。
この調子で続いていってほしいもんです。

そんな騒ぎをよそに、とても面白い映画でした。娯楽映画の王道をいってました。
モノクロで始まるオープニングも好きです。かっこよかった!こんな演出、大好き。スパイ映画らしくて。
ボンドが周りをぶっ壊しまくりながら追いかけたテロ実行犯の身の軽さといったらもう。「ヤマカシ」みたいでした。
空港のアクションも「ダイ・ハード」級。街中でドンパチやるより広い空港のほうがいいのかな。

殺しのライセンスを持ってるとはいえ、ボンドもまだまだ新人。当然ミスもします。
そこがまたいいじゃないですか。女性に裏切られたり。
00(ダブルオー)としての素質を見せるシーンもあったりして、ランバ・ラルに会う前のアムロ・レイみたい。
これからニュータイプとして覚醒していく・・・ではなくて一流になっていくボンドが楽しみです。
それにしても鍛え上げられたダニエル・クレイグの肉体はすごかった!

カジノでの対決シーン、迫力が十分に伝わってきてよかったんだけど細かいルールが分からなくて残念でした。
もっと分かってたら、ハラハラ・ドキドキ度が増したんだろうな~。

エヴァ・グリーンって、「キングダム・オブ・ヘブン」に出てたんですね。映画館に見に行ったのに。
これで覚えました、エヴァ・グリーン。きれいな名前の女優や。

ラストのボンドの台詞 「my name is bond jemas bond」
そして大音量で流れるおなじみのテーマソング。最高にしびれるオチでした。これからの展開に期待を抱かせるには十分すぎるラスト!

それなのに、それなのに・・・。

本編が終わると同時に席を立つわ立つわ。上映時間長い、寒い、トイレに行きたいの
映画を見るには最悪の3条件が揃ってるとは言え、ちょっとそりゃないよ。
相変わらず携帯パカパカしよるし!劇場が明るくなって更にびっくり。僕を合わせて二人しかおらんかった!
もっとショックだったのは、一回この文章が消えてしまったこと。書き直すのに苦労しました。

次は今敏の「パプリカ」を見よっと。でも神戸まで行かなあかん。明日か明後日行くぞっと。

父親たちの星条旗

2006年11月26日 | Cinema2006

【監督】 クリント・イーストウッド
【出演】 ライアン・フィリップ/ジェシー・ブラッドフォード/アダム・ビーチ/ジェイミー・ベル/バリー・ペッパー

【物語】
米・ウィスコンシン州で葬儀社を営むひとりの老人ジョン・“ドク”・ブラッドリー。
彼は1945年、太平洋戦争の激戦地として名高い硫黄島に、海軍の衛生兵として出兵していた。
しかも、その時撮られた1枚の写真によって、米国中から“英雄”と讃えられた輝かしい過去を持つ。
しかし彼は、その事について決して語ろうとはしなかった…。父は何故沈黙を貫こうとするのか。
父の最期を見守る彼の息子が、硫黄島の真実を辿り始める…。

【感想】
クリント・イーストウッド監督、やっぱりすごいね。スティーブン・スピルバーグも制作に参加。
この二人が映画を作るんだから、変な映画になるわけがない!
「許されざるもの」「ミリオンダラー・ベイビー」と同様、派手さはない映画ですが
それが逆に返って感動を呼びます。イーストウッドの映画は、見終わった後の余韻がたまりません。

映像もリアルでしたね。カメラの音で戦場がフラッシュバックされるシーンが印象的でした。上手いな~、イーストウッド。さすがです。
戦場から帰ってきた3人の苦悩もしっかり描けてました。あの旗を掲げた1枚の写真に、こんなドラマがあったとは。
そしてラストシーンが美しかった!海ではしゃぐアメリカ兵たち。じ~んときました。
この感覚「ミリオンダラー・ベイビー」に似てます。上にも書いたけど、じわじわ来るんですよね。
エンドロールで映し出された当時の写真。この写真で、実話なんだと実感します。

ライアン・フィリップ、久しぶりに見ました。そしてアダム・ビーチ。どっかで見たことあると思ったら
ジョン・ウー監督「ウィンド・トーカーズ」に出てた人でした。やっぱり。あまり有名な俳優は出演してなかったけど、そこも良かったのかな。

次は「硫黄島からの手紙」予告編を見ましたが、渡辺謙さん、いい声してますね。
イーストウッドが、どう日本を描いているのか今から楽しみです。

パプリカ!封切日が決まりました!

2006年11月11日 | Cinema2006

パプリカ

12月23日から。上映劇場はシネカノン神戸!
行ったことがない映画館だから余計に楽しみです!
年内に見られるとは思ってなかったので嬉しい!

公式サイトも完成して、新バージョンの予告編も見られます。
林原めぐみ、古谷徹、大塚明夫、山寺宏一、江守徹などの豪華メンバーが
キャラクターを演じているので安心して見られますね。
山寺さんと江守さんは、今敏作品の常連になりそうです。
古谷さんが演じるキャラクター、今までに演じたことがない役ですね。こちらも楽しみです。

アメリカのアカデミー賞にノミネートされたそうで。受賞してほしいな~。
ライバルは、やっぱり「カーズ」かな。

ブラックダリア

2006年10月15日 | Cinema2006


【監督】 ブライアン・デ・パルマ
【原作】 ジェームズ・エルロイ
【出演】 ジョシュ・ハートネット/アーロン・エーカット/スカーレット・ヨハンソン/ヒラリー・スワンク/ミア・カーシュナー

【物語】
かつてはプロボクサーとして鳴らした、警官のバッキーとリー。ロス市警のPR試合で一戦を交えた2人は、急速に接近。
仕事上でもバッキーは年長のリーに引き抜かれ、特捜課でコンビを組み始める。
そんなある日、身体を腰から切断され、口を耳まで切り裂かれた若い女の全裸死体が空き地で発見される。
間もなく死体の身元は、映画女優を夢見ながら娼婦まがいの生活を送っていたエリザベス・ショートだと判明。
2人も事件の捜査に乗り出すが、リーはこの事件に異常な執着を抱き始め……。

【感想】
「L.A.コンフィデンシャル」のジェームズ・エルロイ原作を映画化ということで早速行って来ました。
ブライアン・デ・パルマの作品も久しぶりに見ました。

最後は犯人を見つけ事件を解決しちゃいますが、どうもしっくりこない。というか、犯人が出てきたことで余計に混乱しちゃいました。
ジェームズ・エルロイの原作が、どうなってるのか知らないけど実際の事件は解決していないのだから
無理やり「この人が犯人です。」というよりも未解決のまま終わらせても良かったんじゃないでしょうか。
同じ未解決事件を取り扱った映画で「殺人の追憶」(大傑作!)という韓国映画がありますが、この映画のラストはものすごいです!(オススメ!)

タイトルが「ブラックダリア」なのに、ほかの事件も絡んでいるから複雑になってます。
だから上映時間が2時間を越えるんだけど、1時間半でもいいから徹底的に「ブラックダリア」事件を描いてほしかったです。
予告編は大げさなのに、本編がどうも中途半端になちゃった。「L.A.コンフィデンシャル」の方が面白かったな~。

スカーレット・ヨハンソンが悪女役なのかと思ったら、ヒラリー・スワンクでした。逆の方が良かったんじゃないかと思うんだけど、どうなんでしょうか。
アーロン・エーカットの行動が良く分からなかった。なぜ「ブラックダリア」に執着し、部屋一面に写真を貼りまくってるのか。
フィルム・ノワールに必要な素材はそろってるのに、もったいない・・・。
でも、さすがはデ・パルマといえるシーンもあるので、そこは一見の価値ありです。そして主演のジョシュ・ハートネット、エエ声してます。

ジェームズ・エルロイの「ロス暗黒史4部作」のうち2つは映画化されたので、残ってる2つもぜひ映画化してほしいですね。

いよいよ明後日から!

2006年09月21日 | Cinema2006

ウディ・アレン監督作「マッチ・ポイント」
神戸での公開が、いよいよ明後日からです!やった~!!早速見に行くで~。
おなじみのシネリーブル神戸。ウディ・アレン映画といえばここ!

フィリップ・シーモア・ホフマン主演の「カポーティ」も10月7日から。
こちらももうすぐ。楽しみ、楽しみ。

ベネチア映画祭、邦画の受賞ならず。

2006年09月10日 | Cinema2006

今敏監督の「パプリカ」賞は取れなかったか。残念。

賞がすべてという訳ではないんですが、これで今監督がちょっとでも
日本国内で話題に上ればな~なんて思ってたんですが、そう上手くはいきませんね。

「パプリカ」本当に楽しみです。林原めぐみさんと古谷徹さんの共演ですからね。
正月公開か~。後もう少しの辛抱だ。あ~早く見たい!

ブライアン・デ・パルマ最新作!

2006年09月04日 | Cinema2006

ブラック・ダリア

キャストはジョシュ・ハートネット/アーロン・エーカット/スカーレット・ヨハンソン
ヒラリー・スワンク/ミア・カーシュナー、いや~豪華ですね~。
この映画は実話だそうです。脚本は「L.A.コンフィデンシャル」のジェイムズ・エルロイ!

これは絶対に見なければ!

「マッチ・ポイント」は来月か。

2006年08月21日 | Cinema2006

ウディ・アレン監督の最新作「マッチポイント」僕が今一番楽しみにしている映画です。
こちら兵庫県ではシネリーブル神戸で公開されます。ウディ・アレンといえばシネリーブル。
シネリーブル神戸の公式サイトによれば「マッチポイント」は9月下旬だそうです。
あと1ヶ月辛抱すれば見られるぞ!もうちょっとだ。スカーレット・ヨハンソンも出てるぞっと。

ブレイブ・ストーリー

2006年08月14日 | Cinema2006

【監督】 千明孝一
【声の出演】 松たか子/大泉洋/常盤貴子/ウエンツ瑛士/今井美樹/伊東四郎/樹木希林/石田太郎

【物語】
どこにでもいる平凡な小学5年生のワタルは、父親の家出と母親の自殺未遂を機に不幸のどん底に突き落とされてしまう。あまりにもつらい自分の運命を変えたい気持ちに駆られたワタルは、転校生のミツルに教えてもらった“運命を変える扉”を開け、ありとあらゆる冒険が待つ幻界へ飛び込むが……。

【感想】
「ゲド戦記」よりかは楽しめました。宮部みゆきさんが書いた原作の方は全く知りません。でも比べている作品が「ゲド戦記」ですからね。
今年の夏はずいぶんと寂しい結果に終わってしまいました。「ゲド」といい「ブレイブ」といい宣伝の力って偉大ですね。

予告編で『豪華俳優陣が~』なんて言ってたけど、大体こんな事を言ってる時点でおかしい。そこまでアピールしたいのか!?下手すぎてガッカリ。
「ゲド」でもそうだったけど、肝心なところでプロと素人の差が出ますね。とっても大切な台詞なのに。
ウェンツくん、はっきり喋らないとね。ボソボソ話すキャラクターだからといってあれじゃダメでしょう。
松たか子も下手じゃないけど、どう聞いたって女の子の声にしか聞こえません。少年なんだから、ちゃんと少年の声で演技ができる人を選ばないと。

エンドロールで分かった事だけど、大塚明夫さんや野沢那智さんが脇役で参加してますね。なんで脇役なんだ。もったいない。使い方間違ってるぞ。

主なキャラクターはプロの人たちを使うべきだ。ってことで

ワタル:日高のり子/ミツル:堀川りょう/キ・キーマ:古川登志夫 か 堀内賢雄
カッツ:榊原良子とこんな感じですかね。僕ならこうします。

GONZOの作品ってCGをたくさん使ってるけど、アクションシーンとか石像が迫ってくるシーンとかまったく迫力なかった。それと途中で挿入されるあの歌は何だ!?映像とあってなかったぞ。しかもワタルの夢、全部叶っちゃってるし。いいの、あれ?

非常にもったいない映画でした。フジテレビも絡んでるならTV用のアニメとしてやってほしかった。そしたら冒険ファンタジー作品としてもっといい作品を作れたと思います。あ~もったいない。

ゲド戦記

2006年07月30日 | Cinema2006

【監督】 宮崎吾郎
【声の出演】 岡田准一/手嶌葵/田中裕子/香川照之/菅原文太/風吹ジュン

【物語】
竜が人間の住む世界に現れて共食いを始めるなど異変が起こりはじめた多島海世界“アースシー”。
異変の原因を探るべく旅に出た大賢者ゲドことハイタカは、その途中で父王を刺して国を飛び出してきたエンラッドの王子・アレンと出会った。
2人はともに旅を続け、ハイタカの昔なじみ・テナーの家へ身を寄せる。しかしテナーと共に住んでいた
少女・テルーは心に闇を持ち自暴自棄となるアレンを嫌悪するのだった…。

【感想】
今日行ってきました。まぁ、なんとも退屈な映画でした。映画館にアニメを見に行って、こんなに退屈したのは初めてでした
テルーがあの主題歌を独唱するシーンなんて、ドン引きもいいところ。こんな使い方をするとは・・・。もったいないぞ!

そしてV6の岡田君、風吹ジュン、手嶌葵の棒読みも酷かったな~。金曜日に「となりのトトロ」が放送されていたけど
改めてプロの声優の実力を知った。安心して見ていられる。それに比べて「ゲド戦記」はどうだ。ホントにあの棒読みでいいのか!
ホントにそれでいいのか!あの棒読みでOKテイクを出せるなんて信じられん・・・。

声優が下手だから、ジブリならではのキャラクターに全く魅力が感じられなかった。アレンのキレた顔、ガンダムSEEDみたいでした。
クモの「怖い、怖い」って台詞、日本昔話みたい。なにより怖いのはあんたの顔だ!いろんな問題も未解決のままのような・・・。
そしてあの終わり方は完全に「もののけ姫」アレンよ、ヤックルに乗ってテルーに会いに行け!
「風の谷のナウシカ」にも似てたな~。「ここも腐海に呑み込まれたか・・・。」

こういった人たち、そして全くの素人監督を起用したプロデューサーの鈴木敏夫。何考えてんだ。
押井守監督の「イノセンス」でも、草薙素子の声を山口智子にしようと企んでいたらしい。
押井守監督の大反対により実現しませんでした。やっぱり分かってるね、押井監督は!

映画のラストの方はもう、相変わらずの説教くさい台詞のオンパレード。命・命・命・命。
しかもカミカミで何喋ってんのか分からないと来たもんだ。周りの人たちも退屈そうにしてました。
何人も席を立ってトイレにいってました。単純につまらないからでしょうね。トイレに行きたい!!
でもそんな事を忘れてしまうくらい客を物語りに引き込むようにしないと。

もう一度、鈴木敏夫プロデューサーならびにジブリのスタッフたちには原点に立ち返ってもらいたい。そして考え直してほしい。
なぜ「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」といった作品たちがなぜ毎年のように
「金曜ロードショー」で放送されているのかを!日本のアニメの実力は、こんなもんじゃないはずだ!!!

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト

2006年07月24日 | Cinema2006

【監督】 ゴア・ヴァービンスキー
【出演】 ジョニー・デップ/キーラ・ナイトレイ/オーランド・ブルーム/ビル・ナイ/ステラン・スカルスガルド

【物語】
ジャック・スパロウは、深海の悪霊と船乗りの間で悪名高いさまよえる幽霊船“フライング・ダッチマン”の
船長デイヴィ・ジョーンズに多額の借金があった。ジャックは自分自身の保身のため仲間であるはずのウィル・ターナーや
エリザベス・スワンを裏切ってしまい……。

【感想】
なんか評判悪いようですね、完全な前作を気に入ったファンのための映画だったので仕方ないかな。
「3」に向けてのつなぎでもあるので、中途半端と言えなくもない。

でも僕は好き。この映画。ジョニー・デップ演じるキャプテン・ジャック・スパロウの登場シーン
かなり以外でした。あんな所から出てくるとは。
映画の内容も、もちろんですがジョニーのコミカルな演技を見に行くだけでも面白いと思います。
所々で挿入されるギャグに、劇場の中は結構笑いが起こってました。

キーラ・ナイトレイもかっこよかったな~。
船に乗り込むために、ドレスを脱ぎ捨て男の格好をしたキーラ・ナイトレイ。なかなか似合ってました。
オーランド・ブルームって、ホントこういう映画が似合いますね。

蛸のクラーケンとの対決は、なかなかの迫力でした。ビル・ナイ演じるデイヴィ・ジョーンズの造形も面白かったです。
「ロード・オブ・ザ・リング」で見たような怪物たちも出てました。ちょっとキモかった(笑)

よく言われてますがウィル・ターナー、エリザベス・スワン、キャプテン・ジャック・スパロウの関係は完全に「スターウォーズ」ですね。
ぜひともパート3は「スターウォーズ・ジェダイの帰還」のような大団円を期待しましょう!

途中で、あの人が。そして最後にはなんとあの人が!早く次が見たいですね。
前作見てない人、もしくは全く覚えてない人。絶対に頭の中に???がいっぱい浮かぶので見ようと思ってる人は
「1」を見てから劇場に行ったほうがいいと思います。

まぁ、ジェリー・ブラッカイマーですから。ブラッカイマーの映画に過度の期待は禁物です。

06年度これまでに見た映画のまとめ。

2006年07月13日 | Cinema2006

ほんとに面白いことを思いついたときだけ更新しよ、そうしよ。
サボり根性丸出しやね。阪神負けたし。関係ないがな。

ここで本題。06年も半分を過ぎました。
てことで、これまでに見た映画のまとめです。

1月
Mr.&Mrs.スミス
DVD買っちゃいました。だってアンジー好きなんだもん。
ブラッド・ピットの吹き替え、山寺さんだもん。

「THE有頂天ホテル」
多分1月に見たと思う。僕は大好き、この映画。
山寺さんのガチョウの声、さすがはプロ!DVD買う。

2月
オリバー・ツイスト
アカデミー賞最有力ってお決まりのコピーで始まる予告編。
中途半端な映画やった。

フライトプラン
パワフル・ジョディー大活躍。でもなんかちょっと物足りない。

「僕のニューヨークライフ」
現代版の「アニー・ホール」
クリスティーナ・リッチが大活躍でした。大人になったな~。
ウディ・アレンは、老いてなおモテモテ。次回作「マッチ・ポイント」楽しみ。

3月
「シリアナ」
はっきり言って、なんも覚えとらん(笑)マット・デイモンはええ声してます。

4月
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ
日本語吹き替え版にて鑑賞。やっぱりウォレスの声は欽ちゃんじゃなきゃね。
「ペンギンに気をつけろ」ほどではなかった。でも面白かったです。

「名探偵コナン 2006 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)
ん~どんなんやったっけ(笑)ま、テレビでやるやろ。そんとき思い出そう(笑)
ちゃんと更新しないからこうなる!

トム・ヤム・クン!
トニー・ジャーの映画って面白いけど、ちょっとイタイ。関節技決めすぎ。
タイの風景がすごいきれい。さすが仏教国なだけある。神秘的。

5月
「V・フォー・ヴェンデッタ」
ラストの方、大行進のシーンが怖かった。「マトリックス」っぽいのかと思ったら
全く違うかった。でもまぁまぁ面白いかな。

ブロークン・フラワーズ
ジム・ジャームッシュ最高。ビル・マーレイのだめっぷりに拍手。
DVD早くほしい。

アイス・エイジ2
日本語吹き替え版にて鑑賞。だって山寺さんだもん。竹中さんだもん。
アニメは吹き替えの方が映画に入っていきやすい。
だから声優の人選は慎重にやって頂きたい!適当に選ばんといてね。

「ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女」
日本語吹き替え版にて鑑賞。なぜか!吹き替えしかやってなかった!
池田秀一さんが脇役で吹き替えしてた。ちょっとびっくり。
次回作も見るよ、もちろん。

6月
「ポセイドン」
リメイク版のほうがアドベンチャーって感じやった。
しかも、カート・ラッセルが出てるから「バック・ドラフト」っぽくもあった。

M:i:3
先々行上映にて見ました。「エイリアス」のトム・クルーズ版って感じ。
JJエイブラムス、応援してます。頑張れ!

「ウルトラヴァイオレット」
ミラ・ジョヴォヴィッチが、ただひたすらにカッコいい!
はっきり言ってストーリーは、テキトーでした。

以上16本。多分・・・。次は何を見ようかな。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」の続編も見たい。
ウディ・アレンの「マッチ・ポイント」も見たい。頑張るぞ!

M:I:3

2006年06月26日 | Cinema2006

【監督】 JJエイブラムス
【出演】 トム・クルーズ/フィリップ・シーモア・ホフマン/ヴィング・レイムス/ビリー・クラダップ/ミシェル・モナハン

【物語】
スパイを引退したイーサン・ハントは教官となり、婚約者のジュリアと幸せな日々を過ごしていた。
しかし教え子リンジーの危機を知らされた彼は、現場に復帰。リンジーの救出作戦に参加するが、彼女は頭に仕掛けられた爆弾で死んでしまう。
その後、一連の事件の裏に闇商人オーウェン・デイヴィアンがいることを知ったイーサンのチームは
デイヴィアンを秘密裏に確保すべく、一路バチカンへと向かうのだった…。

【感想】
ついに見ました。「M:I:3」前作が”あれ”だったもんで、余計に面白く感じました。
映画初監督作品となったJJエイブラムス。最初のブライアン・デ・パルマには到底及ばないものの、なかなかの健闘を見せてくれました。
舞台がいきなりバチカンや上海にうつってしまう所はJJらしい。「エイリアス」ファンの方はおっと思われたんじゃないでしょうか。
もうちょっとストーリーにはひねりが欲しかったような。でもデ・パルマの作品と比べちゃ、JJに悪いかな。相手がデ・パルマじゃね。
ジョン・ウーにはぼろ勝ちですが(笑)

前作にはなくて今作にはあるもの。それは「スパイ大作戦」にはなくてはならない”あれ”
あのメインテーマが完全復活!導火線に火がついてメインテーマが大音量で流れる。
それだけで僕の興奮度はマックス!いや~やってくれました。JJエイブラムス。ちゃんと分かってる。
欲を言わせて貰えば、もうちょっと長くてもよかったかな。前作のジョン・ウーは全く分かってなかったもんな~。なにもかも。

近作は小道具の使い方も面白かったです。「エイリアス」でその辺は慣れてますね、JJ。
アクションもすごかった!壊し屋ジェリー・ブラッカイマーに負けずとも劣らないものすごいアクションがノンストップで次々と出てきます。
IMFのチームプレイもスパイ大作戦の見所の一つ。バチカンでのシーンが一番面白かったかな。
「Nice car」といいながら車を爆破するシーン。いいな~。

適役でフィリップ・シーモア・ホフマンが出てますがこれが大成功ですね。あの渋い声。
さすがオスカー俳優。ホフマンのマスクを作るシーンも面白いですよ。
「マトリックス」に出ていた、ローレンス・フィッシュバーンが出てました。相変わらず顔に迫力のある俳優ですね。

もう一回見に行こうかな。あの興奮を味わいに。