MILLEN BOX

映画、音楽、野球の話題など。

ブラッド・ダイヤモンド

2007年04月29日 | Cinema2007

【監督】 エドワード・ズウィック
【出演】 レオナルド・ディカプリオ/ジェニファー・コネリー/ジャイモン・フンスー/マイケル・シーン

【物語】
内戦が続くアフリカ。反政府軍RUFが集落を襲撃し、漁師のソロモンは妻子と生き別れてしまう。ダイヤモンドの採掘場に送られた彼は
巨大なピンク・ダイヤモンドの原石を見つけ、隠すことに成功する。家族を取り戻そうとするソロモンと、彼の原石に目をつける密売人アーチャー
そして紛争ダイヤのからくりを追うジャーナリストのマディー。ひとつのダイヤが、立場も思惑も違う三人を引き寄せ、結びつけていく。

【感想】
子供が武器を使って撃ちまくる。このシーンもかなり衝撃的ではありましたが、笑顔で銃を撃っちゃうんだから・・・。
もっとすごかったのがディカプリオの演技。激しい銃撃戦の中を逃げまくるシーンなんて、演技を超えて本気で逃げてんじゃないかと思うくらいの迫力でした。
「ザ・ディパーテッド」に続いての大作でしたが、本作のほうが見応えのある映画に仕上がってます。

観る前は、こんなに重たい映画だとは思いませんでした。ダイヤモンドって綺麗な宝石だな~なんて気軽に考えてましたが
これからはダイヤモンドを見るたびに、この映画を思い出しちゃいそうです。

ジャイモン・フンスーって、アフリカ出身なんですね。こちらもディカプリオに勝るとも劣らない迫真の演技をしてました。
女記者役はジェニファー・コネリー。こういう役はピッタリですね。

監督は「ラスト・サムライ」のエドワード・ズウィック。他にどういう作品を撮ってるんだろうと思って調べたら
「戦火の勇気」「グローリー」「マーシャル・ロー」もズウィックの作品だったとは。ずっと前から映画監督して活躍してたんですね。

どうなってんだ一体。

2007年04月19日 | 映画の話。

今知った事だけど「赤壁」を降板したはずのトニー・レオンがユンファが演じる予定だった
周瑜役で復帰する事になったそうです。これ以上のゴタゴタはご勘弁願いたいです。

よくぞ復帰してくれました、トニー・レオン。ありがとう。
一本映画を完成させるって難しいことなんですね。
ジョン・ウー監督含め、スタッフたちには頑張ってなんとしてでも完成させてもらいたいです。

チョウ・ユンファよ、お前もか・・・。

2007年04月19日 | 映画の話。

ジョン・ウー監督の「赤壁」トニー・レオンが降板した事は前に書きましたが
今回は、チョウ・ユンファも降板する事になったそうです。
この作品の「顔」というべき二人が降板するなんて・・・。
久しぶりに、ジョン・ウー、チョウ・ユンファ、トニー・レオンの豪華共演が楽しめると思ったのに。
チョウ・ユンファも久しぶりの大作に出演できるのに。しかも監督はジョン・ウーだぞ!

でっかい映画館で観られると思ったんだけど、この調子じぁミニシアター系のレイトショー止まりかも。
もしそうなったら泣くぞ、ホンマに。どれだけ楽しみにしていたと思ってんだ。止まらなくなってきたから、この辺で終わりしとく。

恋する惑星

2007年04月18日 | ビデオ&DVD感想文

監督・ウォン・カーウァイ

【 物 語 】
麻薬取引にかかわる金髪の女ディーラーと、恋人にふられ落ち込み気味の刑事モウとの不思議な出会い。
そして、モウが立ち寄る小食店の新入り店員フェイと、スチュワーデスの恋人にふられる警官との出会いとすれ違いという
平行線をたどる二組の関係を軸にして展開する不思議なラブストーリー。

【 感 想 】
ホントに香港が作り出す映画には驚かされてばかり。ジャッキー・チェンの「酔拳」「プロジェクトA」「ポリス・ストーリー」
ツイ・ハーク&リー・リンチェイの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」。ジョン・ウー&チョウ・ユンファの「男たちの挽歌」など。
でもこれらの映画は全てアクション映画。そんな香港映画といえばアクションというイメージを覆したのが「恋する惑星」
なんとラブストーリー。今は全く違和感ありませんが、この作品を見る前までは『え~香港映画でラブストーリー?』
というくらいにしか思ってなくて「男たちの挽歌」にハマったついでに見てみたら、もうすっかり虜になってました。

今までは香港の街になんて全く興味がなかったのに、見終わった後は香港が放つ独特の熱気が魅力的に見えてきました。
この作品を見て香港に実際に旅行に行った人も、たくさんいるでしょうね。あのエレベーター、一度乗ってみたいもんです。
フェイ・ウォンやトニー・レオンが話している広東語も、とても心地よかった。本気で広東語を習おうかとも思ったくらい(笑)
ウォン・カーウァイは音楽のセンスも抜群です。しつこいくらいに大音量でかかりまくるパパス&ママスの名曲「California Dreamin’」
そしてフェイ・ウォンが歌う「夢中人」。この2つの名曲が、不思議な恋物語に華を添えてます。

ウォン・カーウァイの右腕、クリストファー・ドイルの映像美も必見。
手持ちカメラで自由自在に動き回り印象的なシーンをたくさん作り出しました。
金城武やトニー・レオン、フェイ・ウォンが演じるキャラクターも、とっても魅力的。賞味期限切れ間近のパイナップル缶を食べまくる金城武。
ボロボロになった雑巾やシャツに話しかけるトニー・レオン。警官の家に勝手に上がりこんで模様替えをしちゃうフェイ・ウォン

こんな色々な要素が絡み合い、香港映画の歴史を塗り替える最高のラブストーリーに仕上がりました。
「恋する惑星」にハマった方は同じ年に公開されたピーター・チャン監督の「君さえいれば金枝玉葉」もオススメです。
フェイ・ウォンに負けないくらい、アニタ・ユンが好演してますよ。

CAST トニー・レオン/フェイ・ウォン/金城武/ブリジット・リン/チャウ・カーリン