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MILLEN BOX

映画、音楽、野球の話題など。

05年度に観た映画

2006年01月01日 | Cinema2005
1月
カンフー・ハッスル/オーシャンズ12/ターミナル

2月
ネバーランド

3月
ナショナル・トレジャー

4月
名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)/インファナル・アフェア 終極無間
コンスタンティン/アビエイター/シャル・ウィ・ダンス?/ハイド・アンド・シーク

5月
レモニー・スニケット 世にも不幸せな物語/ブレイド3/コーヒー&シガレッツ
キングダム・オブ・ヘブン/ザ・インタープリター/さよなら、さよなら、ハリウッド/炎のメモリアル

6月
ミリオンダラー・ベイビー/ホステージ/フォーガットン/バットマン・ビギンズ

7月
宇宙戦争

8月
スターウォーズ エピソード3 シスの復讐/アイランド/容疑者・室井慎次

9月
チャーリーとチョコレート工場/緑玉紳士

10月
ステルス/コープス・ブライド

12月
キング・コング

去年05年に観た映画は31本か~。ワースト1は「ステルス」に決まり。
もう最悪でした。なんで、こんなの観たんだろ。その他は「オーシャンズ12」や「ブレイド3」も酷かった・・・。
「容疑者・室井慎次」や「ネバーランド」「ハイド・アンド・シーク」は可もなく不可もなくって所ですかね。

BEST10を挙げるなら
01 チャーリーとチョコレート工場
02 ミリオンダラー・ベイビー
03 レモニー・スニケット 世にも不幸せな物語
04 スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐
05 さよなら、さよならハリウッド
06 キング・コング
07 カンフー・ハッスル
08 バットマン・ビギンズ
09 インファナル・アフェア 終極無間
10 コープス・ブライド

と、こんな感じでしょうか。去年は、香港映画の大作
そしてティム・バートンの映画が2本も観られたというのが嬉しかったですね。

06年度も、たくさん面白い映画を観るぞ~!! →映画なんでも掲示板へ

キングコング

2005年12月30日 | Cinema2005
【監督】 ピーター・ジャクソン
【出演】 ナオミ・ワッツ/ジャック・ブラック/エイドリアン・ブロディ/コリン・ハンクス/ジェイミー・ベル/アンディ・サーキス

【物語】
1933年ニューヨーク。野心家の映画監督カール・デナムは、かつてない冒険映画を撮り映画界をあっと言わせたいという野望を持っていた。
ある日、「映画の撮影がある」と言って脚本家のジャックと美しい新人女優アンを誘い、撮影クルーとともに航海に乗り出す。
船が到着したのは、幻と呼ばれていた孤島(スカル・アイランド)だった。
樹木がうっそうと生い茂る中で、島に生息する想像を絶する生き物たちを目撃する。

【感想】
「ロード・オブ・ザ・リング」3部作で一気に
有名監督の仲間入りを果たしたピーター・ジャクソンの待望の新作。
「ロード~」があまりにも凄すぎたから、次の作品は大変だろうな~と
心配していたけど、そんな心配はご無用でした。
またしてもピーター・ジャクソンは、素晴らしい映画を作ってくれました。
上映時間も全く気になりませんでした。3時間があっという間。
途中で「ジュラシック・パーク」のようになった時もありましたが。
キングコングVS恐竜のシーンは手に汗握る大興奮でした。
でも3匹目の倒し方は見てて痛かったですね(笑)
海のシーンも結構面白かった。キングコングが出てくるまで時間がかかると
聞いてたので退屈すると嫌だな~と思ってたんですが
全然退屈することなく見られました。ここで退屈してたら、ちょっと3時間もたなかったかもしれないですね。

最初のニューヨークのシーンも素晴らしかったですね。雰囲気がよく出てました。
最初はジャック・ブラックを中心に話が回りますがロックオタクの次は
映画狂という役でしたね。ジャック・ブラックは、こういう役が似合います。
ナオミ・ワッツって、もう30過ぎてるんですね。意外。
遅咲きの女優なのかな。顔がニコール・キッドマンに似てる。
キングコングの前で踊って見せるシーンが気に入りました。
その時のキングコングの表情もよかった。本当に表情が豊かでした。
エンパイアステートビルのシーンは切なかったですね。人間って勝手だな~って。
エイドリアン・ブロディですが、初めて健康的なブロディを見たような気がします。こんなワイルドな役も出来るんですね。
「ロズウェル 星の恋人たち」のコリン・ハンクスも出てましたね。
トム・ハンクスの息子というプレッシャーがあるでしょうが
がんばって欲しいですね。さすが息子なだけあって顔もそっくりです。

この映画は映画館で見てこそ面白いと思います。
この迫力は映画館じゃないと味わえないですね。
ピーター・ジャクソンは、本当にすごい監督ですよ。
こんな面白い映画を立て続けに作れるんだから。何も難しい事を考えずに
大きなスクリーンそして椅子に座ってじっくり超大作を楽しめるなんて
これこそ映画ファンの最高の贅沢ですね。
「キングコング」っていうタイトルがデカデカとスクリーンに
映し出されるシンプルな演出が昔の大作を思わせて、これまたよかった!

ピーター・ジャクソン監督に拍手!!

コープス・ブライド

2005年10月31日 | Cinema2005

【監督】 ティム・バートン
【出演】 ジョニー・デップ/ヘレナ・ボナム・カーター/エミリー・ワトソン/アルバート・フィニー/クリストファー・リー

【物語】
19世紀のヨーロッパ。小さな村で、ある結婚式が迫っていた。
新郎はビクター。成金夫婦の気弱な一人息子だ。
新婦のビクトリアは、落ちぶれた貴族の娘。つまり、この結婚は政略結婚。
でも若い2人は出会った途端、互いに好意を抱く。
が、内気なビクターはリハーサルをこなすことができず
暗い森でひとり練習することに。
そして誓いの言葉とともに、小枝(と思われたもの)に指輪をはめた。
それが、死体の花嫁=コープスブライドの細い指だとは知らずに!

【感想】
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」以来となる
ティム・バートン監督が挑んだストップ・モーション・アニメ!
もう大満足!ティム・バートンファンにはたまらない映画でした。
ちょっと頼りなくて弱々しい主人公のビクターの声を演じたのはジョニー・デップ。
こういうキャラクターはぴったりですね。
バートン×デップのコンビを一年に2回も見られるなんて幸せ~。
ヘレナ・ボナム・カーターも、もうすっかりバートンファミリーですね。
アルバート・フィニーやクリストファー・リーも声優で参加してます。
この二人もバートンファミリー。隅から隅までティム・バートンでした。

「ヴィンセントじゃなくてビクターでしょ」って台詞があったけど
ティム・バートンの初期の作品に「ヴィンセント」っていうのがありましたね。
バートンファンには嬉しい台詞でした。「シザーハンズ」のエドワードも
「エド・ウッド」から来てるんですよね。
タイトルやキャラクターなどは、それぞれ違っても自分の憧れたり尊敬してる人たちを
何らかの形で映画に出演させてますね。
ヴィンセントっていうのも、バートン憧れの俳優ヴィンセント・プライスをイメージしてるんでしょうね。

「コープス・ブライド」ってタイトルも好き。
日本語に訳すと「死体の花嫁」。史上最低の監督と呼ばれた
エドワード・D・ウッドJrの映画に「ブライド・オブ・モンスター」という映画が
あるけど、日本語では「怪物の花嫁」。いや~好きだな~、ティム・バートン(笑)
オタク心をくすぐられる最高の映画でした。グロテスクでダークで美しい
「コープス・ブライド」。ラストも良かった!ぜひ劇場でどうぞ。

チャーリーとチョコレート工場

2005年09月22日 | Cinema2005

【監督】 ティム・バートン
【出演】 ジョニー・デップ/フレディー・ハイモア/デイビッド・ケリー/ヘレナ・ボナム=カーター/ノア・テイラー/ミッシー・パイル

【物語】
家が傾くほど貧しい家に、チャーリー・バケット少年は
失業中の父と母、そして寝たきりの老人4人の7人で暮らしていた。
そのチャーリー少年の家の近くには世界で一番大きなチョコレート工場があった。
工場には従業員が出入りしている気配もなく、しかし不思議なことに
工場からはたくさんのチョコレートが作られ、世界中へと運び出されているのだった。
ある日、チョコレート工場のウィリー・ワンカが、ワンカのチョコレート・バーの
中に隠された金のチケットを見つけた5人の子供たちに
“チョコレートの秘密と魔法を明かす”と発表するが…。

【感想】
完全復活を遂げました、ティム・バートン!イマジネーション爆発の大傑作。
ゴールドチケットを手に入れた幸運な子供たちが、一人、また一人と
脱落するたびに歌われる変な歌がまた最高!
板チョコの製造過程をダニー・エルフマンの音楽に乗せて見せるオープニングは、
「シザー・ハンズ」の人造人間が作られる過程をOPに持ってきたシーンを思い出しました。
ティム・バートンらしい演出です。

今までにないくらいの奇抜なファッションに身を包み
ウィリー・ワンカという変な奴を見事に演じきったジョニー・デップ。
ホントにすごい俳優です。普段は明るく振る舞ってるけど
どこかに影を持ってるキャラクターを演じさせたら
ジョニーの右に出るものはいないでしょう!42歳に見えないよ。
年を重ねていくに連れてどんどん素晴らしい俳優になっていってる。
この先もジョニー・デップから目が離せません。

お父さんと仲直りをするシーンは「ビッグ・フィッシュ」みたいでした。
チャーリーの家族と一緒になるエンディングは、ティム・バートンらしいですね。
ウィリー・ワンカの作った派手派手なセットの中に、チャーリーの住むボロ家を、
そのまま持ってきてしまったミスマッチが、ティム・バートンらしくて僕は好きですね。
ダニー・エルフマンの音楽が、暖かい気分にさせてくれました。

リスがたくさん出てくるシーンがありますが、あれは全部ホンモノなんですね。
かわいかったな~。かわいかったと言えば、あの憎たらしい子供たち(笑)
この”憎たらしい”子供たちが、ウィリー・ワンカに自己紹介するシーンも僕のお気に入り。

上映時間125分。ずっと目をキラキラさせて見てました(笑)
こんなワクワクさせてくれる映画って、やっぱり最高です。
次回作「コープス・ブライド」の予告編も、ついにワーナーマイカルに登場!
当分の間はティム・バートンワールドに浸れそうです。

シアワセ~。

緑玉紳士

2005年09月22日 | Cinema2005
【監督】 栗田やすお
【 声 】 ワタナベイビー 我修院達也 田中要次

【物語】
トランクに詰め込んだ斬新なデザインのメガネの数々を、行く先々で売り歩く
グリーンピースは、大都会〈テーブルスクエア〉の街角で商売を試みるが
キザな骨董屋の店主・ピンキーに追い払われてしまう。
慌てて逃げ出した拍子に置き忘れた大事なトランクは、なんと悪魔族の親玉・ジョーカーに盗まれていた。何が何でもトランクを取り返そうとジョーカーの後を追ったグリーンピースは、悪魔の世界〈ブラックフット〉へワープする…。

【感想】
シネリーブル神戸のレイトショーでついに見てきました。
この「緑玉紳士」は、日本のアニメーションの歴史に残る大傑作だと思います。
もう全てがカッコイイ。グリーンピースが、冒険を繰り広げるテーブルスクエアの
デザインがカッコイイ!次に音楽がカッコイイ!もうしびれます。
犯罪映画や、ギャング映画にも、そのまま使えそうなくらい。
ズンズン響き渡るベース音が心地いいです。そして、グリーンピースと
ジョーカーを含めたキャラクターがカッコイイ。ヒッチクックなんてのもいます(笑)職業は映画監督。あの人にそっくりです(笑)
代表作も笑えますよ。頭にネクタイを巻いている通行人も好き。

栗田監督は大阪出身なだけあって、どうすればお客さんが笑ってくれるかツボを押さえてますね。でも、そこをあまり狙いすぎてないのも栗田監督のすごい所だと思います。
やりすぎちゃうと、ただの自己満足になっちゃいますからね。
お気に入りのシーンは、トイレットペーパーを使って敵がグリーンピースめがけて登ってくるシーン。思わずクスッと笑ってしまうオチが待ってます。
コーエン兄弟ばりの小ネタが随所にちりばめられてます。なので見る人によって、お気に入りのシーンは分かれると思います。

一体どうやって撮ったんだと言いたくなるシーンのオンパレード!
特に終盤のグリーンピースとジョーカーの一騎打ちは手に汗握る名場面です。
久しぶりにスクリーンに見入っちゃいました。上にも書いたように、カッコいい音楽が一騎打ちを更に盛り上げます。この音楽がなるタイミングが素晴らしい!サントラ買っちゃおうかな。

栗田監督は、本当に映画が好きなんだなというのが見ていて、スクリーンから伝わってきました。だから面白い映画が作れるんでしょうね。
今回の作品はエピソード1。次回のエピソード2にも期待しましょう!

神戸での公開初日9月3日に栗田監督がシネリーブル神戸に来られたんですが、僕は行けませんでした。次、栗田監督が神戸に来られた際は、なんとしても行きたいと思います。