ラフマ3番2楽章の始めはある曲と似ている

　　学校が再開し、在宅勤務も終わった。3時間練習できた貴重な日々もこれにて終了となった。

　　ラフマニノフの3番の2楽章、本当に信じられない難しさ。いまだに弾けないし覚えられていない。でもしつこく練習を続けるうちにふと気がついた。この進行ってあの曲に似ている。

それは…

はい、木枯らしのエチュ-ドです。

半音階の和音での下降。それはよく聞いたら木枯らしと同じだ！

パンデミック的響きは木枯らし荒々しさと一緒。そう理解できたらちょっと曲から感じられる難しさの度合いが減ったように思う。

　　しかし、それにしてもこの曲のこの世のものと思えない甘美さ。本当に虜になってしまう。スム-ズさの対極でしかまだまだ弾けないんだけど、ネットフリックスで見たロマネス調の終わりのドラマの超重たくてウネウネとした世界に入り込んでいけるかのような気持ちになる。朝からヘビーだけどこの曲を練習するのは今の私のささやかな悦びのひとときとなっている。

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