ジュルのしっぽ-猫日記-

おっとりネコ・ジュルとのほげほげした毎日。

好酸球性肉芽腫!?

2008-01-06 | ネコの病気のこと
「なにか一生懸命、訴えてるような気がする…。」
いつも以上に甘えて、おなかに乗ってくるジュルをなでながら、ダンナが言い出した。



「具合が悪いのかもしれない…。」
たしかに鼻水は出てるけれど、名前がジュルだけにいつものこと。
この前検査したばかりだし…、と思ったけれど、念を入れるに越したことはない。
こういう時の勘に限って当たるから、すぐ病院にいくことにした。



「好酸球性肉芽腫」。

血液検査の結果、白血球の数値が通常よりも倍以上高くなっていた。
でもこれもジュルにはよくあること。保護したばかりの時なんて、倍どころじゃなかった。
念のため更に詳しく調べてもらうと、「好酸球」という白血球の成分のひとつが、通常の4倍近くも多くなっているとのこと。なんとあのリンパ球よりも多くなってしまっているらしい。
この前の肥満細胞腫の時には、こんな状態ではなかったとのこと。

この好酸球というのは、アレルギーに対抗する性質があるのだそう。
アレルゲンがついた皮膚に、好酸球が集まって対抗しているうちに、がんばり過ぎて腫瘍化してしまう状態になるらしい。
ネコエイズキャリアやネコ白血球ウィルスキャリアのネコは、免疫力が低下しているのでなりやすいのだそう。
たしかに、去年の暮れにシャツを着せて治した傷のほかに、なかなか完全に治らないでいる傷跡が2ヶ所ある。そんな大袈裟なものでもないので、そのうち治るだろうと、たかをくくっていた。
でも、実はそれが肉芽腫なのだそうで、いまはたいしたことないけれど、放っておくと広がってしまって大変なのだそう。
ジュルは物をいわないけれど、かゆい思いをしているらしい。



対処としては、投薬による傷の早期治療とアレルゲンの特定。
ただ、慢性化しやすいらしく、こうした症状が発生するたびに、投薬して落ち着かせていくことになるらしい。



物をいわないネコのことは、心配しすぎでちょうどいいのかもしれない。
わたしは飼い主として、まだまだだなぁ・・・。