招きネコの由来は、東京・世田谷の豪徳寺を
はじめとして、いくつかの逸話が知られているけれど、
どれもネコが顔を洗っている姿をみて、
手で招かれていると、思い込んだものらしい。
でも、ジュルをみるかぎり、思い込みではなくて、
ネコは本当に、ヒトを招くように思う。
こんなふうに。
足元に来たと思うと、クルっと向き直って、
「ついてきて」といわんばかりに歩きはじめる。
遅いと立ち止まって、ちゃんとついてくるか、
こちらを振り向かずに、耳をうしろに澄まして確認。
振り向いて確認すりゃいいのに。
きっと、ついてこなかったら恥ずかしいものだから、
意地でも振り向かないのだろう。
どうしてこう、プライドが高いのかな。。。
ついてきているのが確認できたら、また歩き出す。
どうやら、ベランダに出たいらしい。
もうそれ以上、うしろに向かないっていうぐらい、
耳がそっくり返っている。
はいはい。出してあげますよ。
よかったねぇ、出られて。